この記事では、教員採用試験の日程を全国一覧にしてまとめています。
教員採用試験は都道府県・政令市ごとに選考を行っているため日程を把握することは重要です。
近年の教員採用試験はどの自治体も倍率の低下が問題視されており、受験者確保が一つの課題となっています。
その打開策として採用されているのが日程の前倒しです。
実際に茨城県(令和4年度採用)や長野県(令和5年度)、鳥取県(令和6年度)が日程の前倒しを行い受験者数が伸びたことから、今後は他の自治体も何かしらのアクションを起こすかもしれません。
そして文部科学省の通知通り、令和7年度は多くの自治体が1ヵ月~2ヵ月ほど試験日を前倒すことが決まっています。
日程をしっかり把握して、学習スケジュールを考えていきましょう。
【令和7年度】教員採用試験の日程一覧
令和7(2025)年度教員採用試験の日程一覧(全国)をまとめています。
5月11日(土) | 静岡県* 静岡市* 浜松市* |
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5月12日(日) | 茨城県 |
6月1日(土) | 高知県 |
6月8日(土) | 鳥取県 |
6月15日(土) | 岐阜県 愛知県 名古屋市 三重県 大阪府* 大阪市* 堺市* 大阪豊能* 兵庫県* 神戸市* 奈良県* 和歌山県 |
6月16日(日) | 北海道 札幌市 滋賀県* 福岡県 北九州市 福岡市 佐賀県 熊本県 熊本市 長崎県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |
6月29日(土) | 長野県* |
7月6日(土) | 島根県 岡山県* 岡山市* |
7月7日(日) | 栃木県 群馬県 埼玉県 東京都 神奈川県 横浜市 新潟県* 新潟市* |
7月13日(土) | 青森県 宮城県 仙台市* 岩手県 秋田県 山形県 福島県* |
7月14日(日) | 香川県* |
7月21日(日) | 愛媛県* |
- 一般選考の試験日(筆記試験)を掲載
- 「*」は別日に面接や実技あり
- 青文字をタップすると詳細ページに遷移します。
【令和6年度】教員採用試験の日程一覧
令和6(2024)年度教員採用試験の日程一覧(全国)をまとめています。
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6月11日(日) | 鳥取県 |
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6月17日(土) | 高知県 |
6月18日(日) | 北海道・札幌市 |
6月24日(土) | ★京都府 ★京都市 ★大阪府 ★大阪市 ★大阪府豊能地区 ★堺市 ★神戸市 ★奈良県 和歌山県 |
6月25日(日) | 茨城県 ★滋賀県 |
7月1日(土) | ★福井県 長野県 ★静岡県 ★静岡市 ★浜松市 |
7月2日(日) | 新潟県 新潟市 |
7月8日(土) | 島根県 ★岡山県 ★岡山市 ★山口県 |
7月9日(日) | 群馬県 ★栃木県 埼玉県 さいたま市 千葉県 東京都 神奈川県 横浜市 川崎市 相模原市 山梨県 福岡県 北九州市 福岡市 佐賀県 熊本県 熊本市 長崎県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |
7月15日(土) | ★広島県・広島市 ★石川県 ★徳島県 |
7月16日(日) | ★富山県 ★香川県 |
7月21日(金) | ★愛媛県 |
7月22日(土) | 青森県 宮城県 ★仙台市 ★福島県 山形県 岐阜県 愛知県 名古屋市 三重県 |
7月23日(日) | ★兵庫県 |
- 一般選考の試験日(筆記試験)を掲載
- 「★」は別日に面接や実技あり
【令和5年度】教員採用試験の日程一覧
令和5(2023)年度教員採用試験の日程一覧(全国)をまとめています。
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6月18日(土) | ・高知県 |
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6月19日(日) | ・北海道 ・札幌市 ・鳥取県(小学校) |
6月25日(土) | ★京都府 ★京都市 ・大阪府 ・大阪豊能 ★堺市 ★大阪市 ★神戸市 ★奈良県 ・和歌山県 |
6月26日(日) | ・茨城県 ★滋賀県 ・鳥取県 |
7月2日(土) | ★静岡県 ★浜松市 ★静岡市 ・福井県(小養栄) ★長野県 ★岡山県 ★岡山市 |
7月3日(日) | ・新潟県 ・新潟市 ・福井県(中高特) |
7月9日(土) | ★山口県 ★宮崎県 |
7月10日(日) | ★栃木県 ・群馬県 ・埼玉県 ・さいたま市 ・千葉県(千葉市) ・東京都 ・神奈川県 ・横浜市 ・川崎市 ・相模原市 ・山梨県 ・島根県 ・福岡県 ・北九州市 ・福岡市 ・佐賀県 ・長崎県 ・熊本県 ・熊本市 ・大分県 ・宮崎県 ・鹿児島県 ・沖縄県 |
7月16日(土) | ★石川県 ★富山県 ・広島県(広島市) ★徳島県 |
7月17日(日) | ★香川県 |
7月21日(木) | ★愛媛県 |
7月23日(土) | ・青森県 ・岩手県 ・宮城県 ★仙台市 ★秋田県 ・山形県 ★福島県 ・岐阜県 ・愛知県 ・名古屋市 ・三重県 |
7月24日(日) | ★兵庫県 |
- 一般選考の試験日(筆記試験)を掲載
- 「★」は別日に面接や実技あり
【令和4年度】教員採用試験の日程一覧
令和4(2022)年度教員採用試験の日程一覧(全国)をまとめています。
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6月19日(土) | 高知県 |
6月20日(日) | 鳥取県(小特養) |
6月26日(土) | ★京都府 / ★京都市 / ★大阪府 / ★大阪市 / ★堺市 / ★大阪豊能 / ★神戸市 / 奈良県 / 和歌山県 |
6月27日(日) | 北海道・札幌市 / 茨城県 / 滋賀県 / 鳥取県(中高) |
7月3日(土) | 福井県(小高養栄) / ★静岡県 / ★静岡市 / ★浜松市 / ★岡山県 / ★岡山市 |
7月4日(日) | 新潟県 / 新潟市 / 福井県(中高) |
7月10日(土) | ★長野県 / ★広島県 / 山口県 |
7月11日(日) | 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / さいたま市 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 横浜市 / 川崎市 / 相模原市 / 山梨県 / ★兵庫県 / 島根県 / 福岡県 / 北九州市 / 福岡市 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 熊本市 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
7月17日(土) | 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 仙台市 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 富山県 / 石川県 / 岐阜県 / 愛知県 / 名古屋市 / 三重県 / ★愛媛県 / ★徳島県 |
7月18日(日) | ★香川県 |
- 一般選考の試験日(筆記試験)を掲載
- 「★」は別日に面接や実技あり
教員採用試験の日程はいつ決まる?知る方法を3つ紹介
教員採用試験の日程がいつ決まるのか気になりますよね。
試験日の公開は自治体によって様々ですが、多くは年明け~3月頃に各教育委員会のHPで発表されます。
とはいえ、毎日確認するのも面倒ですよね。
そこで、もう少し効率よく試験日程を知る方法を3つ紹介します。
- 教育委員会が主催の説明会に参加。
- Twitterをフォロー。
- HPを週1チェックする
①教育委員会の説明会に参加
説明会では、試験日程だけでなく前年度の傾向や試験内容の変更などを含めた詳細を知ることができますよ!
最近は先輩教員の話を聞けたり、相談・質問会があったりするのでモチベーションUPにも最適。
②公式X(旧Twitter)をフォロー
教育委員会のアカウントをフォローしておくと、自動で情報が手に入りますよ!
自治体の取り組みや施策なども知れるため、Twitterは活用すべきですね!
③教育委員会のHPをチェック
試験日のお知らせや説明会の日時を確実に知ることができるからです。またボランティア活動の案内もあったりするので、参加しておくと面接で話せますよ!
確認するのは週1回でOK。
チェックするなら金曜日がおすすめ。多くの自治体が金曜日に情報更新することが多いんですよね。
教員採用試験は併願できるのか?
結論、教員採用試験は併願できます。
試験日を見てのとおり、教員採用試験は都道府県・政令市ごとに行われるため、試験日もさまざまです。
そのため、試験日が重なっていなければ複数の自治体を受験できます。
併願すれば、合格の可能性を広げることができたり、試験慣れできたりといったメリットが多いです。
なんとしてでも教員になりたい方は、併願をうまく活用してみましょう。
教員採用試験の併願について、詳しくは次の記事で解説しています。
教員採用試験の日程は前倒しになるのか
結論からいうと、教員採用試験の日程は前倒しになる可能性が高いです。
2022年12月19日に中央教育審議会が提出した『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~(答申)」には、教員採用試験の日程前倒しについても盛り込まれています。
公立学校教員の採用選考の実施主体である各教育委員会においては、まずは、来年度実施の教員採用選考の第1次選考の実施日程について、6月16日を一つの目安(標準日)としてできるだけ前倒しを積極的に検討いただき、また、あわせて最終合格発表についても前倒しを検討いただきたいと考えています。複数回実施についても取組を進めるべきであると考えます。
公立学校教員採用選考試験の早期化・複数回実施等について
令和7年度は東海、関西、九州が従来の日程を前倒しして実施します!
大学3年生から受験可能に
令和6年度(2023年度)教員採用試験では、複数の自治体で大学3年次から一部教科の受験ができるようになりました。
- 東京都
- 千葉県
- 川崎市
- 富山県
- 石川県 など
多くは筆記試験を受験し、基準点を越えれば次年度は二次試験から受験できるというものです。
この流れは他自治体にも及んでいくでしょうから、引き続き注視しましょう。
まとめ:教員採用試験日から逆算して対策しよう
これからの教員採用試験の日程はどんどん変動します。
そのため、従来の日程で勉強計画を組むのは危険といえるでしょう。
試験日が前倒しになっても対応できるよう、早めに準備をはじめてください。
今回は以上です。