本記事では、横浜市教員採用試験の過去問(問題と解答)をまとめています。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
*合格に向けて準備を始めたい方は「【初心者向け】横浜市教員採用試験の内容は?傾向と対策方法」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
横浜市教員採用試験の過去問
横浜市教員採用試験の過去問をまとめています。
過去問の使い方(活用法)も後述しているので、ぜひ参考にしてください。
一般教養・教職専門
令和6年度 | 問題・解答(PDF) |
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令和5年度 | 問題・解答(PDF) |
令和4年度 | 問題・解答(PDF) |
出題傾向や勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。ぜひ、参考にしてください。

専門教科
専門教科の過去問は、「横浜市市民情報センター」で閲覧・コピーできます。また、教科によっては協同出版の過去問シリーズを使うのもオススメです。
小学校 | 横浜市の小学校教諭過去問 |
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中学校 国語 | 横浜市の国語科過去問 |
中学校 社会 | 横浜市の社会科過去問 |
中学校 数学 | 横浜市の数学科過去問 |
中学校 理科 | 横浜市の理科過去問 |
中学校 音楽 | 横浜市の音楽科過去問 |
中学校 保健体育 | 横浜市の保健体育科過去問 |
中学校 家庭 | 横浜市の家庭科過去問 |
中学校 英語 | 横浜市の英語科過去問 |
特別支援学校 | 横浜市の特別支援学校教諭過去問 |
養護教諭 | 横浜市の養護教諭過去問 |
専門教科の勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。

論文
横浜教育ビジョン2030 では、横浜の教育の方向性を以下の通り示しています。
「多様性を尊重し、つながりを大切にした教育を推進します」
多様性を尊重し、つながりを大切にしながら、次の四つの方向性に沿って施策や取組を進めます。
①子どもの可能性を広げます
②魅力ある学校をつくります
③豊かな教育環境を整えます
④社会全体で子どもを育みます
上記の方向性①~④のうち一つを選び、あなた自身のよさや強みを生かして、どのようなことに取り組みたいと考えるか、400字以上500字以内で具体的に述べなさい。
横浜市教員採用試験の論文について、その他のテーマや傾向などを次の記事で解説しています。

個人面接
- 緊張していますか。
- 会場まで迷わずに来れましたか。
- 志望動機を教えてください。
- なぜ横浜市を志望したのですか。
→神奈川県や川崎市ではダメなのですか。 - 横浜市の魅力はどこだと思いますか。
- 横浜市の教員になるうえでの意気込みを言ってください。
- 教員を目指したきっかけは何ですか。
- 教員にとって何が大切だと思いますか。
横浜市教員採用試験の面接について、傾向や対策方法などを次の記事で解説しています。

模擬授業
小学校 | ・あいさつ / お金 / 案内状 ・引き算 / 修飾語 / 整理整頓 |
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中高数学 | 二元一次方程式 / 平面図形 / 健康 |
中高保体 | 医薬品の正しい使い方 / スポーツの多様性 / 思いやり |
特別支援学校 | 安全な生活 / 楽器 / 感謝 |
養護教諭 | 歯と口の健康 / 運動習慣 / 心と体の関係 |
横浜市教員採用試験の模擬授業について、傾向や対策方法などを次の記事で解説しています。

横浜市教員採用試験 過去問の使い方(活用法)
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
結論をいうと、過去問は勉強をはじめる前に使いましょう。
ここでは、過去問の使い方(活用法)を解説します。
分析して出題傾向を把握する
これが1番の使い道です。
先日、こんなポスト(ツイート)をしました。
もっと簡単にいえば、「どの科目・分野から勉強するのか」知りましょう!ってことです。
たとえば教育心理は、「学習の理論」や「発達の理論」など全7分野から出題されますが、効率的に勉強するなら「発達の理論」→「人格の適応」の順番に始めましょう。
なぜなら、出題頻度が最も高いからです。
次の表は、過去10年間の出題内容をまとめた表です。

このように、連続で出ていますね。一方で、教育心理学の歴史や学級集団からは出題がありません。
無駄な時間や労力を使わないためにも、過去問から出題傾向を汲み取り効率よく勉強を始めましょう。
横浜市教員採用試験の一般教養について、次の記事で10年分の出題傾向をまとめています。ぜひ、参考にしてください。

合格点まで勉強計画を練れる
最初に過去問を解けば、現時点での実力(どのくらい頑張れば合格できるのか)を把握できます。
その点数によって、次のような合格点を取るまでの勉強計画を練ってみましょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服
基礎学力がないのに難しい参考書や問題集を使ったり、合格できる学力はあるのに簡単なテキストを使ったりといったミスマッチは時間の無駄です。
学習計画を立てるためにも、過去問が使えるのです。
教員採用試験の勉強スケジュールについて、次の記事で詳しく解説しています。

戦略を立てる
戦略といえば大袈裟に聞こえますが、要は「どの科目から解き始めるか?」ということ。
たとえば一般教養の問題が、
- 国語(文章読解)
- 英語(文章読解)
- 日本史(江戸時代)
- 数学(図形の計量)
- 地学(地震)
という順番で毎年出ていたら、1→2→3→4→5の順番で解いていくでしょうか?
そういう人もいるかもですが、時間配分を考えれば3→5→1→4→2といった解きやすい順番(科目)でやるべきです。
問題の順番が大きく入れ替わることは稀なので、過去問を解いて「どの順番(科目)から手をつけるか」戦略を立てておきましょう。

特に一般教養は60分で39問なので、時間配分がかなり重要です!
教員採用試験の過去問について、次の記事でも詳しく解説しています。


横浜市教員採用試験 過去問まとめ
過去問は最後の仕上げとして使う人は一定数いますが、過去問は最後ではなく最初に使うことが重要です。
最初に過去問を使うことで、出題傾向がわかります。
これらの出題傾向がわからないことには、何を、どこを勉強すればいいかわかりませんよね。
闇雲に勉強することは、無駄な時間を使っているだけなので注意してください。
その他、横浜市教員採用試験の試験情報はこちら。