- 教員採用試験の専門教養が苦手だけどやばい?
- 専門教養科目は重要って聞くけどなんで?
- 専門教養科目の勉強法が知りたい。
このような悩みを解決できる記事を書きました!
この記事では、教員採用試験の専門教養科目が重要な理由と具体的な勉強方法を紹介します!
結論からいえば、専門教養科目が苦手だと落ちます!
理由は次の3つ。
- 配点が高い
- 受験者のレベルが高い
- 専門性が求められている
これを深掘りしていきます。
具体的な勉強方法も解説しているので、専門教養科目で悩んでいる人やはじめて勉強する人は参考にしてみてください。
これから受かるために必要なことがわかりますよ!
なお、その他試験の勉強法は「教員採用試験の勉強はいつから?勉強方法と合格に必要な勉強時間を完全解説」で解説しています。
▼この記事を書いている人▼
教員採用試験の専門教養科目とは?
専門教養とは、あなたが志望する教科に関する専門知識を問う筆記試験です。
例)
小学校:国語、社会、算数、理科、外国語+副教科
中学社会:日本史、世界史、地理、政治、経済
高校保体:体育、保健 など。

教科知識の他に学習指導要領や指導法などがでることもあります!
試験レベルは中学〜大学入試まで幅広く出題されているので、基礎的な知識から覚えていくことが重要。
専門科目と専門教養は同じ?名称はさまざま
試験名は自治体によって異なりますが、大まかな内容は一緒なので惑わされないように注意しましょう。
- 北海道:専門検査
- 埼玉県:専門分野
- 千葉県:専門教科
- 東京都:専門教養
- 横浜市:教科専門
- 広島県:教科に関する専門教養科目
- 沖縄県:専門試験
教員採用試験の専門教養科目が重要な3つの理由
冒頭でも言いましたが、専門教養が苦手だと試験に落ちるので注意しましょう!
教員採用試験で専門教養が重要な理由は次の3つ。
- 配点が高い
- 受験者のレベルが高い
- 専門性が求められている
理由①:配点が高い
一つ目の理由は配点が高いこと。
多くの自治体で、教職・一般教養よりも専門教養の方が配点は高く設定されています。
例)配点比率の表
自治体 | 専門教養 | 教養試験 |
---|---|---|
北海道 | 40点 | 100点 |
福島県 | 30点 | 50点〜120点 |
仙台市 | 100点 | 200点 |
茨城県 | 150点 | 200点〜440点 |
群馬県 | 100点 | 200点 |
岐阜県 | 50点〜80点 | 220点〜300点 |
三重県 | 50点 | 100点〜150点 |
岡山県 | 60点 | 100点 |
長崎県 | 50点 | 80点 |
一部の自治体では配点を公表していないところもありますが、公表している自治体を見る限り、専門重視であることは確実です。
合格点を突破するには、配点が高い専門教養で点数を取ることが重要と言えるでしょう。
理由②:受験者のレベルが高い
二つ目の理由は、受験者レベルが高いこと。
というのも、教員採用試験は大学生から社会人まで幅広い層が受験します。
中には既に教育現場で受験指導をしている人もいるため、かなりハイレベルな戦いになるんですね。
大学生も社会人に比べれば勉強時間を大きく確保できるため、知識を多くインプットすることができます。
そのため、専門教養はとても平均点が高くなりやすく、点数が取れないと大きく差をつけられることになりかねません。
多くの受験者が点数を取ってくるため重要と言えます。
理由③:専門性を重視する傾向にある
専門的知識を有する人物を求めていることも理由の一つです。
というのも、文部科学省は既に求める教員の資質能力として「教育の専門家としての確かな力量」が必要であるとの見解を示しています。
それに基づき、各教育委員会も選考を行なっているんですね。
求める教員像
大阪府 | 幅広い識見や主体的・自律的に教育活動に当たる姿勢など、専門的知識・技能に裏打ちされた指導力を備えた人 |
---|---|
東京都 | 教科等に関する高い指導力 |
愛知県 | 広い教養と豊富な専門的知識・技能を備えた人 |
広島県 | 専門性を発揮し,的確に職務を遂行できる。 |
千葉県 | 幅広い教養と学習指導の専門性を身につけた教員 |
そのため、合格者の決定において、専門教養の点数を軸にする自治体(静岡県や大阪府など)は多いです。
要は専門教養の点数が高ければアピールできるということなので、時間をかけて勉強する必要があるんですね。
教員採用試験 専門教養科目の勉強法
ここからは実際に教員採用試験の専門教養を勉強する方法について解説します。
- 実力を把握する
- 過去問分析
- 問題集をこなす
- 総復習する
実力を把握する
まずは、今の実力を把握するために問題を解いてみましょう!
なぜなら、実力によって勉強方法が変わるからです。
簡単にいうと、東大生と私大生(偏差値50)が同じ勉強をする必要はあるかということ。
人によると思いますが、東大生は基礎が既にできているので過去問演習を中心にこなせばいいと思います。
でも、私大生は基礎的な知識がゼロの可能性が高いので、中学〜高校1年くらいの勉強から始めた方がいいのではないかということです。
各科目の問題は東京都や大阪府が公開してくれているので、それを活用してみましょう!
得点の目安
- 3割以下:高校受験レベルから対策が必要
- 4割〜6割:大学受験レベルや教員採用の書籍で勉強
- 7割以上:教員採用の書籍や過去問集で勉強
このあたりを目安に考えるといいです。
とくに現時点で3割以下の場合は、基礎知識がまったくない危機的な状況なので、なるべく早めに6割は取れるように勉強しましょう。
基礎が全くない人は独学で勉強するよりも「スタディサプリ」を使って高校受験の授業を受けた方が効率良く勉強できますよ。
何事においても基礎が重要なので、ここを間違えてしまうとなかなか点数を伸ばすことができません。
できるだけ、教えてもらえる環境に身をおくべきです!
もちろん家庭教師や予備校に行くのもありだとは思いますが、まずはお家でもどこでも授業を受けられるはスマホアプリ「スタディサプリ」がベスト!
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・低価格
今なら無料で体験できるので、試しに使ってみることをおススメします。
過去問分析で必要科目の把握
志望先の過去問を見て必要な科目の把握をしましょう。
というのも、専門教養は教科知識だけでなく、学習指導要領や指導法からも出題される可能性があるからです。
また、出題形式は択一式(マークシート)なのか、記述式なのかも確認しましょう。

学習指導要領がたくさんでるのに、大学受験用のテキストを使っても意味ないですからね・・・。
問題集を解きまくる
教員採用試験用の問題集を使って対策しましょう!
専門教養科目は「必ずこの分野から出る」っていう傾向があまりなく基本的に全範囲が対象だからです。
ですので、多くの問題を解きながら、知識を入れていくことが重要!
主な専門教養の問題集
- 都道府県別「過去問」シリーズ
- 専門教養Build Upシリーズ
- 専門教養ステップアップ問題集
こういったテキストを全部やっていけば相当の実力がつきますよ!
繰り返しやることで60点以上は正答できるようになります。
詳しくは下記記事で解説しています。
>>【2023年版】教員採用試験でオススメの参考書・問題集は?選び方のコツ
過去問題集で総復習
最後は全国の過去問を使って知識の総復習をしましょう。
くわえて模擬試験を活用し、初見の問題に対応できるか確認することも重要です。
全国の過去問題集は小学校以外は「全国丸ごと過去問題集」くらいしか選択肢がありません。
もしくは、いくつかの自治体の過去問シリーズを買ってもいいですね。
- 今の学力によって対策方法が異なる
- 問題集を中心に多くの問題を解く
- 全国の過去問を使いながら得点力を鍛える
- 主要教科は大学・高校受験のアプリを使うと効果的
教員採用試験の専門教養は基礎がすべて!
本記事は教員採用試験の専門教養科目について重要な理由と勉強方法を解説してきました。
専門教養科目は、自分が教員になったときに教える科目なので、できて当たり前です。
文部科学省も「教育の専門家としての確かな力量」が必要であるとの見解を示していることから専門教養で点数を取ることが重要。
とはいえ、本当に何から対策していいのか悩んでいる人も多いです。
専門教養科目では超難問な問題ではなく、基礎的な問題が多く出題されているので基礎をしっかり勉強することが大切です。
- 教員採用試験の専門教養科目は重要
- 教員採用試験の専門教養が重要な理由
・配点が高い
・受験者のレベルが高い
・専門性のある人が求められている - 教員採用試験の専門教養を攻略する方法
・実力を把握して適切な対策をする。
・過去問を分析して必要な科目を把握
・問題集を多くこなして知識をインプットする。
・全国の過去問を使いながら知識の総復習をする
今更、基礎知識を一人で勉強することは難しいので、Youtubeや「スタディサプリ」などの映像授業を活用しながら基礎を身につけていきましょう!
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