
名古屋市教員採用試験の小論文はどんな出題テーマが出ているの?文字数や試験時間なども知りたいです!
このような悩みを解決します。
- 小論文試験の概要
- 小論文試験の過去問テーマ
- 小論文試験対策のコツ
小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、名古屋市教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
名古屋市教員採用試験 小論文の傾向
名古屋市教員採用試験の小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(教職教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることを目的としています。
小論文試験の概要は、以下のとおりです。
実施 | 一次試験 |
---|---|
試験時間 | 50分 |
文字数 | 600字程度 |
配点 | A~Eの5段階評価 |



続いて、実際に出題されたテーマを紹介します。
名古屋市教員採用試験 小論文の過去問テーマ
ここでは、名古屋市教員採用試験の小論文の過去問テーマをまとめています。
2023年度(令和4年実施)
「つまずく」という言葉から想定されるテーマを想定し、あなた自身の具体的な体験と教育観とを関わらせて論述しなさい。
2022年度(令和3年実施)
「踏み出す」という言葉から想起されるテーマを設定し、あなた自身の具体的な体験とあなたの教育観とを関わらせて論述しなさい。
2021年度(令和2年実施)
新型コロナウィルス感染症の流行により、社会全体が影響を受け、私たちの生活も変更を余儀なくされています。これらの状況の中で、あなたが強く感じた事をもとにテーマを設定し、その内容をあなたの教育観と関わらせて論述しなさい。
2020年度(令和元年実施)
人との関わりを通して、あなたが成長したと感じた体験を想起してテーマを設定し、その体験とあなたの教育観を関わらせて論述しなさい。
2019年度(平成30年実施)
「変化」という言葉から想起されるテーマを想定し、テーマ設定の理由を記述しなさい。その後、あなた自身の具体的な体験とあなたの教育観を関わらせて論述しなさい。
模範解答例や他のテーマも見たい場合は「【名古屋市教員採用】小論文の過去問テーマと模範解答例」で解説しているので併せて確認してください。
名古屋市教員採用試験 小論文の評価基準
名古屋市教員採用試験の小論文は、以下3つの観点について4段階の採点を行います。
問題意識
テーマと論述内容の着眼点は、自分自身の体験や教育に関わる課題を適切に踏まえたものになっているか。また、自らの思いや考えを述べるとともに、見通しや豊かな発想が見られるか。
教育的資質
文章全体から、教育に対する情熱や使命感、豊かな人間性が感じ取れるか。
表現力
- 文章構成
- 文脈(内容)の展開
- 字句の使い方
これらが適切で、読みやすい論述となっているか。最終的にそれぞれの観点の合計によって、A~Eの5段階で判定します。



D以下で不合格(=足切り)なので注意が必要です!
名古屋市教員採用試験 小論文対策のコツ
ここでは、名古屋市教員採用試験の小論文対策を始めるときのコツを紹介します。
今の実力を確認する
自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答になっていなかったりすることはよくあります。
なので、とりあえず予備校の模試などを受けてみて、今の論文力を把握してから、対策する時期の判断をしてみましょう。
そこできちんと書けているようであれば、月に1枚~2枚の論文を書くだけでも対策になります。逆にまったく書けないなら基礎からやる必要がありますよね。
なお、模擬試験については【比較】教員採用試験のオススメ模試は?日程や金額、受けるべき理由でまとめています。
本番3ヵ月前には対策を始める
小論文対策はやることが多いです。
- 課題把握力(読解力)
- 文章構成力
- 表現力
- 語彙力
- 教職関連の知識
これらの力は短期間で身につくものではありません。語彙力や教職の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
詳しい対策方法は【模範解答例あり】教員採用試験の小論文とは?書けない理由や対策方法でも解説しています。
客観的な評価をもらう
正解不正解がわからないまま小論文対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。



予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
周りに頼れる人がない方は【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由も解説でオススメの添削サービスを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
名古屋市教員採用試験 小論文で落ちないように準備しよう
今回は、名古屋市教員採用試験の小論文について、過去の出題テーマをまとめていました。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので気をつけてください。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに準備を始めていきましょう。