教員採用試験の教育史とは?覚え方や勉強のコツまとめ

  • 教職教養の教育史ってどんな科目なの?
  • 教育史って勉強した方がいいの?
  • 自治体ごとの傾向が知りたい。

これから教職教養の勉強を始めようと思っている人は教育史という科目の面倒さを知らない。

教育史は、1問程度しか出題されないため、重要度は低いです。

しかし、勉強すれば得点源にできますよ!

そこで、この記事では「教育史を攻略する3つの方法」を解説していきます。

教育史は暗記科目なので、参考書を読む勉強は効果0です。

とっておきの秘策を伝授するので、参考にしてみてくださいね。

それでは、見ていきましょう!

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教員採用試験の教職教養「教育史」とは?

教育史は日本や世界(西洋)の教育に関する歴史のことです。

教員採用試験では、教職教養の1科目として出題されています。

教育史の出題分野は「西洋教育史」と「日本教育史」の2分野。

西洋教育史

出題の7割が西洋教育史から出題されています

過去問チャレンジ

 次の文は,イギリスの教育思想家についての説明である。この説明で示された人物を,下の①~⑤から一つ選びなさい。

 みずから有能な紡績工場経営者でありながら,イギリス産業革命がもたらしたさまざまの社会問題を目のあたりにして,教育を軸とした社会改良,そして社会主義社会の建設を志向した思想家,実践家。1771年イギリス・ウェールズの小さな馬具・金物屋の息子として生まれた。幼い頃より丁稚奉公に出て商人としての実務をみっちり身につけ,20歳の頃には産業革命発生の地マンチェスターで職工500人を使う紡績工場の支配人になっていた。かれはこの実績を背景に,1800年よりニューラナーク紡績工場の経営者となり,それは24年間続いた。彼は工場労働者の子どもたちの教育に特別の配慮を払うなどして,ここを労働者の理想郷的工場村として営んだ。その経験と思索をまとめたのが1813年の著作『新社会観』である。

 それは人間の性格は環境の産物であるので,性格の改善には環境の改善が先行しなければならぬと説き,改善された環境での新しい性格形成をめざし,そのことから社会改良をくわだてる“性格形成学院”という学校の建設へとつながった。

① オーエン  ② ミル  ③ スペンサー  ④ ベル  ⑤ ランカスター

福永
福永

正解は①のオーエンです!

日本教育史

古代から現代まで幅広い歴史や人物について出題があります。

過去問チャレンジ

次は,我が国の寺子屋について説明した文である。①~④から正しくないものを一つ選べ。

① 寺子屋の起源は,16世紀前半,室町後期にまでさかのぼることができる。本格的な普及期は,18世紀より19世紀前半,すなわち近世の中葉から幕末にかけてのころである。

② 寺子屋は,庶民の文字や計数(そろばん)の学習への要望によってささえられて普及をとげ,さらに,幕府や諸藩の教化・教育政策によって促進された教育施設である。

③ 幕府や諸藩の保護・統制を受けた寺子屋といっても,その本質はやはり民間の教育施設であった。したがって,経営者となり師匠となって開設したものの身分も,農・工・商あるいは芸人といった庶民が圧倒的な多数にのぼっている。

④ 寺子屋の教育内容は,地方地方によってまちまちではあるけれども,計数(そろばん)は全ての寺子屋で教えられていたといってさしつかえない。

福永
福永

正解は④です!

summary
  • 教育史は教職教養の1科目
  • 出題分野は2分野ほど
  • 西洋教育史の出題が多い傾向

教員採用試験の教職教養「教育史」の特徴

教育史の特徴は次の3つ。

  • 暗記だけど、範囲は狭い
  • 出題割合は低い
  • 難易度は低め

順番に解説していきます。

特徴①:暗記だけど、範囲は狭い

教育史は教職教養科目の1つで、どの都道府県も1~2問程度出題されています。

“教育の歴史”なので暗記がメインとなります。

暗記が苦手な受験者にとっては苦痛の科目ですが、出題されやすい分野は決まってるんですね。

勉強をはじめる前に本記事を参考にして傾向をつかんでみましょう。

特徴②:出題割合は低い

教職教養での、教育史の出題率は高くありません(下図)。

教育史の出題率は全体の4%ほどです。

最近は、出題自体がなくなっている自治体もあるくらいですからね。

傾向を把握して、捨て科目にするのもありです。

特徴③:難易度は低め

教育史では「人物名と名言や著書」を結びつける問題が圧倒的に多く出題されます。

出題頻度が多い人物や著書には傾向があるため、参考書や問題集を理解していれば、確実に得点できる問題がほとんどです。

たまに聞いたことないような人物や著書が出題されますが、選択肢をみると消去法で削ることができるため困ることは少ないですよ。

試験までにやることがなくなったら、一気にインプットしてしまいましょう!

教員採用試験の教職教養「教育史」の勉強法

教育史は勉強をしようと思うと限りなく膨大な範囲を勉強しなければいけません。

そのためコンパクトで最大の効果を発揮する勉強をする必要があります。

最も効果的で点数を取らせることができた勉強法が、次の3ステップ。

  • 主要人物を覚える
  • 一問一答形式で知識を覚える
  • 全国の過去問を使って勉強する

勉強法①:主要人物を覚える

出題の多くは「人物名」と「著書・名言」の組合せを確認させる問題なので主要人物を中心に覚えることが重要。

これだけは覚えておいた方がいい人物をまとめましたので、参考にしてください。

主要人物一覧(西洋教育史)

ソクラテスフレーベル
コメニウスエレン・ケイ
ロックナトルプ
ルソーケルシェンシュタイナー
カントデューイ
ペスタロッチキルパトリック
ヘルバルトペーターゼン
パーカーストイリイチ
ブルーナー 

主要人物一覧(日本教育史)

林羅山新島襄
伊藤仁斎井上毅
貝原益軒森有礼
広瀬淡窓沢柳政太郎
緒方洪庵羽仁もと子
吉田松陰及川平治
福沢諭吉鈴木三重吉

これらの人物については著書名や成し遂げたことを組み合わせて覚えるようにしましょう。

勉強法②:一問一答形式で知識を覚える

前述しているように、教育史は「人物名」と「著書・名言」の組合せを選ぶ出題がメインです。

そのため参考書で文章を読み込んで覚えるよりも、一問一答形式で「ルソーといえば、エミール」のように紐づけて覚えることが重要。

おすすめのテキストは、実務教育出版の「教職教養らくらくマスター」です。

インプット即アウトプットがしやすいように赤シート付な点もいいですね。

勉強法③:全国の問題を解く

最終的には全国の過去問を使って総仕上げをおこないます。

過去問を解いているとある程度、出題されている人物に偏りがあることがわかりますよ。

おすすめのテキストは「Hyper実践シリーズ」です。

全国の過去問が収録されています。

summary
  • 教育史は教職教養の中では暗記科目
  • 出題傾向を把握、頻出分野から勉強
  • 記憶に残る方法で勉強する

教員採用試験の教職教養「教育史」を勉強するときの注意点

教育史は勉強すれば点数になるのですが、注意点もあります。

  • 範囲は絞るべき
  • 参考書のべた読みは無駄

注意点①:範囲は絞るべき

教育史は、範囲を絞って勉強しましょう。

なぜなら、範囲は膨大なため、キリがないからです。

日本史や世界史をイメージすれば、分かると思うけど範囲は広いですよね。

その割に、数問しか出ません。

深くやっても効率が悪いため、範囲を絞って勉強することがポイントです。

注意点②:参考書のべた読みは無駄

参考書は不要です。

なぜなら、流れを覚えていなくても解けるから。

基本的に「キーワード」+「補足」で解けますし、文章形式は覚えづらいです。

インプット即アウトプットが暗記で大切なため、問題演習を中心に勉強することがポイント!

教員採用試験の教職教養「教育史」まとめ

本記事では、教育史の勉強方法をまとめていました。

出題数は減少傾向にあるけど、自治体によって数問出るため対策は必要です。

再度、勉強のポイントをまとめておきます。

  • 主要人物を徹底暗記
  • 一問一答形式で勉強
  • 参考書は不要

時間をかけず、一気に勉強するようにしましょう!

以上、教育史の勉強方法でした。

summary
  • 基本は暗記
  • 出題頻度の高い分野を中心に勉強する
  • 問題集をメインに覚えることがポイント