■ 教員採用試験の勉強はいつからしたらいいの?
■ 教員採用試験に合格するまでの勉強時間は?
■ 教員採用試験の勉強方法が知りたい!
今回は、教員採用試験の勉強方法を解説しています。
- 教員採用試験の内容を紹介
- 教員採用試験の合格に必要な勉強時間・期間
- 教員採用試験の勉強はいつから?
- 教員採用試験の勉強法5ステップ
- 教員採用試験を効率よく勉強するコツ
教員採用試験はやることが多いので「結局いつから勉強すればいいの?」と最初から挫折してしまうケースはとても多いです。
この記事を書いている僕は教員採用試験の指導をして13年目。これまでに勉強が苦手で挫折した人を多く見てきました。
そこで本記事では、初心者でも効率よく勉強できるよう始める時期から具体的な方法までまとめて解説します。
記事をしっかり理解すれば「これから教員採用試験の勉強を始める初心者が合格点を取るまでに必要なこと」がすべてわかりますよ!
▼この記事を書いている人▼
【基礎知識】教員採用試験の内容は?
教員採用試験の内容は幅広いです。
どんな試験があるのか知らなければ勉強のしようがないので、簡単に試験内容を紹介します。
あなたが、これから多くの時間を使って勉強しないといけない主な試験は以下のとおり。
- 教養試験(教職教養・一般教養)
- 専門試験
- 論文試験
- 面接試験
①教職教養
教職教養は学習指導要領や生徒指導など、教員として知っておくべき知識を問う試験です。
教員免許を取る際に履修した「教育原理」や「教育心理学」などで構成されています。
試験科目は多くありませんが、出題数が多かったり、面接試験や論文試験でも知識が必要だったりするため、早めに勉強を始めることが大事です。
②一般教養
一般教養は、教員(社会人)として備えておくべき基礎的な学力を問う試験です。
中学から高校までに学習する5教科(国語、数学、理科、社会、英語)をはじめ、副教科(音楽、美術、保健体育、家庭)やコンピュータ、一般常識・時事などからも出題があります。
試験科目・範囲は膨大ですが、自治体によって出題される科目や範囲が異なるため、まずは志望する自治体の過去問を見て、必要な科目を把握することが重要です。

基本的に一般教養と教職教養は1つの試験として扱われます。また、名称は自治体によって異なりますが、勉強することは同じです!
傾向や特徴を以下の記事で解説しています。
③教科専門試験
教科専門試験は、あなたが志望する教科・科目に関する学力を問う試験です。
基本的に教職教養・一般教養は全員が同じ問題を解きますが、教科専門試験は志望する校種・教科によって問題が異なります。
問題レベルは自治体によって異なりますが、大学入学共通テスト(旧センター試験)ぐらいをイメージしておけば大丈夫です。
実際に指導する教科・科目なので、高得点を取れるように準備しましょう。
④論文試験
論文試験はテーマに沿って文章を書かせることで、受験者の人間性や論理性、表現力などを見る試験です。
出題テーマは自治体によって様々ですが、「教員としてのあり方」が最も基本的なテーマ。
評価の高い答案を書くには、文章力だけでなく、目指す教師像や教育答申、教育問題など幅広い知識を身につけておくことが大事です。
ここまで紹介してきた筆記試験(教職や専門)とは違い、採点者が評価をつけるため、黙々と勉強するだけでは点数が伸びません。
書いた答案は添削をしてもらい、客観的な意見を取り入れながら勉強することで徐々に結果が見えてくる試験です。
⑤人物(面接)試験
教員採用試験の人物試験は、個人面接をはじめ模擬授業や集団討議まで幅広く行われています。
最近は、教員の資質向上が目標となっていることもあり筆記よりも人物重視の傾向が強いです。
たとえば、兵庫県の最終合否は「一次試験の成績に関係なく、二次試験の結果のみで判断します」と公言しています。
つまり、筆記試験が満点でも、5割でも一次試験を突破してしまえば同じということ。
人物重視であることを理解して、筆記試験の勉強と並行して対策することが重要です。



ここを勘違いして、試験直前まで筆記対策ばかりやって、人物対策を後回しにした結果、落ちる人が多いんですよね…。気をつけましょう!
以上が、主な教員採用試験の内容です。
教員採用試験に受かるまでの勉強時間・期間は?
試験内容を見てのとおり教員採用試験は範囲が非常に幅広く、多くの知識が求められます。
やることは多いので、効率よく勉強することは重要ですが、落ちる人は勉強時間が圧倒的に不足しています。
まだまだ合格する人よりも落ちる人の方が多い試験なので、量も質も周りを圧倒するくらいの気持ちで勉強しなければいけません。
では、最終合格するには、勉強時間はどれくらい必要なのでしょうか?
平均は700時間
自治体や校種・教科によって異なりますが、教員採用試験合格には、少なくとも700時間の勉強が必要です。
少しレベルの高い社会や保健体育、養護教諭になると800~900時間程度の勉強が必要です。
小学校教諭の場合は500時間~程度と、少しボリュームが落ちます。



そんなに勉強時間が必要なのか…。できるか心配だな…。
このように勉強時間の多さに驚愕したかもしれませんが、1日2時間やれば1年程度で達成できる時間です。
学業や仕事と両立しながら合格を目指すことになるので、負担がなく、現実的に勉強できる計画を立てて実行しましょう。
勉強期間の目安は1年
また、勉強量を時間ではなく「期間」として考えた場合、教員採用試験合格に必要な期間は個々のスケジュールによって大きく違います。
合計700時間が必要だとして、1日4時間ずつ勉強できれば半年程度で終わらせることができます。しかし、1日2時間だと1年程度の勉強期間が必要になりますよね。
ですので、まずは1日どれくらい勉強時間を確保できるのか考えてみましょう。
その際、できるだけ短期間(1年以内)で終えらえるようにしてください。
なぜなら、モチベーションを維持することが難しいからです。
たとえば、1日1時間ずつしか勉強できない場合、700時間を達成するには休日も含めて2年近くの年月がかかることになります。
ぶっちゃけ2年間も同じことを繰り返すのはシンドイと思いまし、だらだら勉強しても一向に知識を覚えられないので効果は薄いです。
詰め込み過ぎも良くないですが、できるだけ短期間で勉強を終わらせることができるように、効率の良い勉強計画を立てましょう。
【間に合う?】教員採用試験の勉強はいつから始めるか?
教員採用試験の受験者は、学業や仕事で忙しい大学生や講師が大半であり、いつから勉強をスタートすればいいかタイミングがわからない人は多いです。
まずは合格者(566人)を対象にしたアンケート調査を参考に、いつから勉強を始めていたのか確認してみましょう。
平均は6ヶ月〜9ヶ月前
合格者566人に聞いたアンケートによれば、勉強を始めた時期で最も多かった回答が「試験日の6ヶ月前から」ということがわかりました。
次いで「7ヶ月前」、「9ヶ月前」の順となっています。


試験日の6ヶ月〜9ヶ月前といえば、夏休み明けや年末年始といった節目を機に本格的に勉強を始めるというケースが多いようです。
では、実際にはいつから勉強をスタートすれば合格しやすいのでしょうか。
目安は1年前から
僕の経験上、試験日の1年前(6月〜7月)から始めることをオススメします。
もちろん、今の学力や志望先によって必要な勉強期間は違ってきますが、勉強のスタートが遅いほどできることが限られてしまうんですよね…。
実際にネット上でも対策に苦労している人は多いです。
SNSでも苦しみの声が多い
学校や仕事が忙しすぎてまったく勉強できない時期ができるかもしれませんが、早めに準備をしておけば慌てずに対処できます。
余裕を持って1年前くらいから徐々に準備を始められるといいでしょう。
3カ月前からでは間に合わない?
1年ぐらいの勉強期間を設定しようと言いましたが、3ヶ月ほどの短期間で合格はできるのでしょうか。
結論からいえば、勉強期間3カ月でも合格できる人はいます。でも、現実的ではありません。
僕が知っている短期合格者の多くは小学校志望者だったり、一次試験より二次試験を重視している自治体だったりと限定的。
少しでも合格率を上げるには、出題傾向を理解して、必要な科目・範囲を絞り勉強することです。
また、スキマ時間や通勤・通学時間も効果的に使うことができれば不可能なことではないでしょう。
教員採用試験の勉強の始め方
教員採用試験は「勉強以前」の下準備が重要です!
どの試験でもそうですが合格しやすいのは、もともと頭がいいというより、効率的な勉強法を知っているからという要因の方が大きいのです。
これから勉強をスタートするときは、以下のステップに従ってはじめましょう。
- 受験先を決める
- 優先順位をつける
- 問題数の多い科目から勉強する
- アウトプットを意識して知識を覚える
- 解けない問題を解けるようにする
- 復習に重点を置く
①受験先を決める
まずは受験する自治体を決めましょう!
なぜなら、自治体ごとに出題傾向が異なるからです。
たとえば、東京都と神奈川県の教養科目を比べてみると、以下のような傾向があります。
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
- 教育原理
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
- 人文科学(国語や英語)
- 社会科学(日本史や政治)
- 自然科学(数学や理科)
このように、東京都は教職教養のみ、神奈川県は教職教養と一般教養から構成されています。
受験先の傾向に合わせた勉強をしなければ、必要のない勉強もしてしまうことになるので時間や労力の無駄ですよね。
そのため、勉強を始める前に受験先を決めておくようにしましょう。
②優先順位をつける
受験先が決まったら、優先順位つけて勉強をはじめましょう。
最初に紹介したように、教員採用試験の筆記試験は、「教養試験(教職・一般教養)」と「教科専門試験」があり、範囲が膨大です。
そのため、やみくもに勉強しても効率が悪く、本試験までに終わらせることができません。
なので、試験ごとに優先順位を決めて効率よく勉強を進めていき、優先度(配点)が高い試験を抑えれば他試験で得点が取れなかったとしても、カバーすることができますね。
優先順位は自治体によって異なりますが、基本的には専門科目>教職科目>一般科目の順で優先度(配点)が高いです。
合格ラインの目安は6~7割なので、効率よく点数を取るためにも勉強期間の前半は配点が高い専門科目に重点を置き、知識をインプットしていきましょう。



専門科目はどの受験者も点を取ってくるので落とすと詰みます。専門はガッツリ勉強し、教養科目は傾向に沿って効率よく対策できるとGoodです!
③問題数の多い科目から勉強する
筆記試験の中でも教養試験は、出題範囲がとても広いため、問題数の多い科目を優先して勉強しましょう。
教職教養では「教育原理」「教育法規」の問題数が多く、一般教養では「国語」「数学」「英語」の問題数が多めです。
筆記試験は「教養+専門=6~7割」が合格ラインなので、専門で8割取れれば教養6割で十分に合格圏内です。
ところが実際の勉強となると、9~10割を目指して勉強しようとしてしまう人ばかりです。
これを間違えると悲惨なことになります。
こんな最悪のパターンを防ぐためにも、問題数をきちんと把握してから勉強しましょう。



なんとなく勉強を始めている人ほど、試験傾向とはかけはなれたことをやっているため、時間をたくさん使っているわりに点数が伸びないんですよね…。
④アウトプットを意識して知識を覚える
「参考書で知識をインプット⇒問題集でアウトプット」
このように勉強してきた方は多いと思いますが、教員採用試験では、最初に問題集を使ってアウトプットした方が効率的な勉強ができます。
主な理由は以下のとおり。
- 覚える(狙われる)キーワードが分かる
- 思い出す作業をするので記憶に残りやすい
- 参考書(活字)は覚えにくい
アウトプットを意識しながら勉強を行うことで、ただ漫然と参考書を読むよりもメリハリが出て理解も深まります。
また、試験で狙われる箇所はだいたい同じなので、より重点を絞った効率的な勉強ができることもメリットです。
オススメの教材を以下の記事で紹介しているので確認してくださいね。



ちなみに僕のオススメは「セサミシリーズ」です。情報量が多く、大手予備校が監修しているので、安心して勉強できますよ!
⑤解けない問題を解けるようにする
購入したテキストの使い方を紹介します。
まずは勉強できない人がやりがちな使い方からです。
「問題を読む⇒自力で解く⇒答え合わせをする⇒解説を読んで次の問題へ・・・」
このような勉強をしていませんか?
このような勉強では、問題を見たときに、なんとなく見たことはあるけど、何だったのか思い出せないということになります。
多くの人が勘違いしているのですが、勉強は問題を解くことではなく「解けない問題を解けるようにする」ことです。
よって、正しくは「問題を読む⇒解答・解説を読んで正解を出すために必要な知識を確認する⇒再度、問題を読んで自力で解く」という方法をオススメします。
正解できなかったら、正解できるまで繰り返してください。その場で解けない問題はその後も絶対に解けるようになりません。
どれだけ勉強時間を使っても、覚え方が間違っていれば無駄な労力となってしまうので気をつけてくださいね。



次へ次へ進みたくなる気持ちはわかりますが、目の前の1問を解けるようにしてから次の問題へ行きましょう。
⑥復習を中心に進める
「エビングハウスの忘却曲線」というものを知っていますか?
簡単に説明すると、人間の記憶は何か覚えて20分後には50%を忘れ、1日が終わるころには20%ほどしか記憶に残っていないというもの。
つまり、勉強した翌日には覚えた知識のほとんどが抜け落ちるため、そこで手を打たないとどれだけ勉強時間を費やしても覚えられないのです。
なので、必ず勉強した翌日には見直す(復習する)ことが大事。
僕がやってみて、おすすめだった復習方法がこちら。
1日目 | 今日の勉強 |
2日目 | 1日目にやった内容を少しやって、2日目の勉強 |
3日目 | 1~2日目にやった内容を少しやって、3日目の勉強 |
4日目 | 2~3日目にやった内容を少しやって、4日目の勉強 |
このように一度やった問題は最低3日連続で見直す(反復学習)ことで忘れない知識になっていきます。
同じことを繰り返すのは飽きてしまうかもですが、「まったく覚えられない!」という方は復習不足である場合が多いので注意しましょう。



あくまで3回は目安ですので、4回でも5回でも自分のペースに合わせて調整してください。
以上が、効率よく勉強する手順です。
【諦めるな!】短期間で教員採用試験に受かる勉強のコツ
勉強する時間・期間がなくても諦める必要はありません。
もちろん短期間(1ヶ月〜3ヶ月)で合格ラインに乗ることは簡単なことではありませんが、きちんとコツを理解して勉強すれば充分に闘うことは可能です。
効率よく勉強を進めるコツは以下の5つ。
- ゴールを明確にする
- 頻出分野を理解する
- 捨て科目を上手に使う
- 文章を書いて覚えない
- 復習の回数を意識する
①ゴールを明確にする
一つ目のコツは、あらかじめゴールを決めておくこと。
ここでいうゴールとは合格点、すなわち目標とする点数を指します。このゴールが決まっていないと、まず間違いなく勉強が進みません。
では、何点をゴールにするのかといえば、6割〜7割の点数を取ることがゴール目標になります。



一部の科目(高校社会や保健体育や養護教諭)を除けば6割ぐらいで合格することができています!
自動車免許のように9割必要な試験ならほとんどの問題を正解しなければいけませんが、6割なら、解けない問題があっても問題ないですし、苦手科目があっても大丈夫です。
最初から6割の点数を取るには何をすればいいのかを考えると、勉強時間を大きく短縮できます。
②頻出分野を勉強する
2つ目のコツは頻出分野に沿って勉強すること。
教員採用試験の出題範囲はとても広いですが、 頻出分野は全体の2~3割しかありません。
たとえば、全国的に教育原理は「学習指導要領」からの出題が高いです。予備校や他サイトでも口をそろえて言ています。
なので、そのまま何も考えずに学習指導要領から勉強する受験者は多いです。
確かに、東京都や神奈川県、愛知県のように100%出題される自治体であれば優先して勉強すべきです。
しかし、茨城県や名古屋市のように10~20%しか出ていない自治体もあるんですね。
四の五の言わずに全部やればいいじゃないか!と思うかもしれませんが、まったく出ない分野に時間をかけて勉強しても時間と労力のムダだと思いませんか?
なんとなく勉強を始めている人ほど、試験傾向とはかけはなれたことをやっているため、時間をたくさん使っているわりに点数が伸びないことはよくあります。
こんな最悪のパターンを防ぐためにも頻出分野をきちんと理解してから勉強しましょう。
③捨てるスキルをみにつける
3つ目のコツは、捨てるスキルを身につけること。
勉強初心者にありがちなのが、何もかも網羅しようとして一通り勉強してしまったり、理解できないところがあると徹底的に調べたりするケースです。
教員採用試験は科目も範囲も膨大なので、逆に嫌気が差して挫折する可能性が高くなってしまいます。
コツ①、②でも解説したように目標は6割ですし、全科目・全範囲から出ないので、いる・いらないをハッキリさせることが重要!



東大に合格するような人でも、苦手な科目や分野は必ずあります。自分なりに取捨選択をして総合点でカバーしているわけです。試験に出ないところはためらいなく捨てることがきわめて大切!
④書いて覚えることは避ける
4つ目のコツは、書いて覚える勉強は避けること。
僕自身、書きまくって覚えるスタイルでしたが、様々な勉強法を学んできた結果、とても効率が悪いことだとわかりました。
確かに、五感をフル活用して覚えることは科学的にも実証されています。
しかし、何回も書いて覚えようとする勉強法は、ただ書くことが目的になってしまい、時間を使ったわりに成果が見えにくいんですよね。
ボールペンやノートもどんどん消費していくため、勉強している気にはなりますが、読んで覚えるよりも多くの時間を要するため、多くの科目を捌かなければいけない教採向きではありません。



出題形式はほとんど択一式なので、何となく覚えておくくらいでOK。
ノートは使うべき?
覚えた知識をまとめることで、頭の中を整理できるメリットがあるため誰もが一度はやったことのある勉強法だと思います。
しかし、ノートにまとめる勉強法は知識の整理には役立ちますが、覚えることには適していません。
まとめノートといっても、ほとんどの場合、参考書の丸写しをして汚い参考書を量産しているだけなので効果はあまりないです。
繰り返し勉強して、どうしても覚えられない部分だけを集めたノートを作るくらいにしておくといいでしょう。
⑤大切なことは5回繰り返す
最後のコツは、繰り返し覚えること。
どんなことでも繰り返しやっていれば無意識のうちに覚えてしまいます。
最もわかりやすいのが、電話番号や自宅の住所です。何度も書いているので忘れませんよね。
これは勉強でも同じことが言えるのですが、多くの人は反復することを拒絶しがちです。
これではどれだけ勉強時間を積んでも記憶が定着しません。勉強できる人とできない人を分ける境界線と言っていいでしょう。
勉強できる人ほど復習(繰り返し)に時間をかける習慣を作っています。
点数が低い人ほど、同じことを繰り返すことを嫌います。「次は何をすればいいですか?」という人ばかり。
それなのに、実際に問題を出してみても正答率は低いんですよね…。心理的に新しいことをしたい気持ちはわかりますが、合格したいなら1冊を繰り返し読むことが重要と言えます。
忘れることを恐れてはいけない
何度も忘れて、覚えてを繰り返すことで記憶が定着していくからです。
- 一度も覚えていない
- 一度覚えたのに忘れてしまった
この2つはまったく意味が違いますからね。
圧倒的に後者のほうが再記憶にかかる時間も減少するし、頭のなかで記憶が整理されるため復習した段階で確実に知識が定着しやすくなりますよ。
記憶が薄れていくスピードを遅らせるためには、「復習&復習&復習」が大切なのです。



知識がインプットできるまで、最低でも5回は反復することを自分の習慣として取り入れてしまいましょう。
以上が、短期間で合格ラインを越えるために必要な思考法です。
まとめ:教員採用試験の勉強は工夫が大切
教員採用試験は科目も範囲も膨大なので、まともに勉強していては試験までに終わることができません。
結局、中途半端な状態で試験を受けることになるので落ちてしまいます。
勉強期間は短くても、出題傾向に沿って効率よく勉強すれば十分に得点を重ねることは可能です。
やみくもに勉強するのではなく、出題範囲を把握して効率よく勉強することを心がけてみましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

