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【不合格サイン】教員採用試験の面接で落ちる6つの理由と受かるコツ

本記事では、教員採用試験の面接で落ちる人・受かる人の特徴を紹介します。

教員採用試験の面接で落ちてしまう人には、いくつかの理由があります。

落ちる人の特徴を知らないで、試験に臨んでも結果は変わりません。

少なくとも、この記事で取り上げる項目に該当しないようにしましょう。

こんなお悩みを解決できます

■ 教員採用試験の面接はどんな人が落ちるの?

■ 教員採用試験の面接で受かる人と落ちる人の差は?

■ 教員採用試験の面接で受かるには何をすればいいの?

ぜひ、参考にしてくださいね。

なお、面接対策はこちらの「【遅いとダメ】教員採用試験の面接練習はいつから?やり方とコツを解説」でまとめています。併せて確認してください。

目次

【不合格サイン】教員採用試験の面接で落ちる6つの理由

面接では、ちょっとしたことが原因で減点となることがあります。

とくに以下の6点は評価に直結しやすいため、意識して対策するようにしましょう。

  1. 目を見て話さない
  2. 質問に沈黙する
  3. 丸暗記した内容をそのまま話す
  4. 話が長い
  5. 無表情で面接を受ける
  6. 感情的になる

目を見て話さない

前提として、面接中は面接官と目線を合わせるのが基本です。

うつむきがちで話していたり、どこを見ているんだろうという所を見つめて話したりする人が多くいます。

ときどき目線を外すくないなら問題ありませんが、目を合わせないまま延々と話し続けるのはNG。

面接は人と人とのコミュニケーションですから、きちんと目を見て話せないと大きな減点対象となります。

面接官が複数人いる場合は誰をみて話せばいいの?

面接官が複数いる場合は、全員に万遍まんべんなく目線を送ることが大切です。

アピールをする際には、全員に話しかけるように目線を動かし、面接官が話しているときは、その人に集中して目線を合わせるといいでしょう。

質問に沈黙する

面接試験で絶対にやってはいけないのが「沈黙」です。

面接官に「都合が悪くなると黙る人」という印象を与えてしまい、教員に相応ふさわしくないと判断されてしまうからです。また、受験者の中には、話す前に「え、えーっと」や「あーあのー」などを繰り替えす人もいますが、話すたびにこれらの言葉を文頭に置くと、どうしても気になってしまいます。

言葉に自信がないようにも聞こえてしまうので、「そうですね」や「はい」などに置き換えるなどで対処しましょう。

どんな質問が来ても、すぐに回答できるように模範回答を練って準備することが大切です。

すぐに回答できない場合は、「申し訳ありません。勉強不足でした」と詫びるようにしましょう。連発はNGです。

丸暗記した内容をそのまま話す

過去問を使って回答を準備することは良いことですが、その回答を丸暗記し話すことはNGです。

面接官は、あなた自身の考え方や人柄を知りたがっているため、単に暗記した答えを返すだけではなく、自分自身の考えや経験、感情を交えながら話すことが求められます。

また、丸暗記した答えを返すことによって、面接官に「この人は本当に理解しているのか?」という疑問を持たれる可能性も…。

そのため、事前に用意した答えをある程度の枠組みとして持っていくことは構わないですが、実際に面接の場でその答えを適切にアレンジし、自分の言葉で表現することが重要です。

たいていの場合、丸暗記した回答は棒読み口調になることが多く、聞いていて違和感しかありません。面接官から「ロボットのような人だな・・・」と思われてしまいかねないので注意しましょう。

模擬面接を重ねて、自分の言葉で自然に話せるまで繰り返し練習しましょう!

話が長い

普段のおしゃべりと同じように、一方的に話し続ける人は好かれません。

長くダラダラ話しても、「結局、何が言いたいんだろう?」と相手を疲れさせてしまいます。

要点を押さえずに話が長くなると、面接官にとっては聞きづらいものとなります。ですので、適切なトーンとペースで要点をまとめ、明確かつ簡潔に意思を表現することが大事。

簡潔に話すコツは、結論を先に言うこと。たとえば、「理由は3つあります」と言ってから話始めれば、面接官は「何だろう?」と興味をもって聞いてくれるという算段です。

無表情で面接を受ける

聞かれたことに回答するだけが面接ではありません。

面接では、自分自身をアピールするために表情やしぐさも含めたコミュニケーションが重要になります。

無表情であれば、相手にアピールすることができず、印象も悪くなってしまう可能性があります。また、面接官との良好なコミュニケーションを取るためにも、表情やしぐさを意識して話すことが大切です。

面接官もあなたに質問を通してコミュニケーションを図ろうとしているのです。面接官に好印象を与えるためにも、話しているときは適度に頷くことが重要です。

まったく難しいことではありません。友人や家族との会話で心掛けておきましょう!

感情的になる

最近は少なくなりましたが、意地悪な質問をしてくる面接官もいます。否定されるようなことがあっても、感情的になって回答することはNGです。

間違っても面接官を論破してやろう!などと思ってはいけませんよ。

感情が爆発しそうになったときは、試されていると思って冷静さをアピールできるように考えましょう。

教員採用試験で圧迫面接はあるのか?

結論から言うと、教員採用試験で圧迫面接は、ほぼありません。

なぜなら、面接官マニュアルで「受験者の心理を揺さぶること」が禁止されているからです。

たまに回答に困るような質問をされることもありますが、落とすために聞いているわけではありません。

  • ストレス
  • コミュニケーション
  • 柔軟な対応

こういった項目をチェックしています。

繰り返しになりますが、教員採用試験の面接で、圧迫されることは滅多にありません。

仮に圧迫気味の対応をされても、「割り切ること」で対処可能!

すべては、あなたを試すためにやっているからです。まんまと乗せられないよう冷静に対応しましょう。

熱くなりそうだなと思ったら、「一旦、話をまとめます・・・」といって、落ちついて整理しましょう。

【合格サイン】教員採用試験の面接で受かるコツ

面接試験に受かる(合格基準の評価を得る)には、「コミュニケーション能力」と「態度」を鍛えることがポイントです。

最初から良い印象を与える

面接では、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要であることが多いです。

たとえ素晴らしい経験や実績があっても、表情や身だしなみ、話し方などの印象が悪ければ評価は低くなってしまうんですよね。

実際に、アメリカにあるスタンフォード大学が実験したデータによると、プロの面接官が数時間かけて面接した人物の印象(好感度)と、一般人が同じ人物を15秒ほど面接したときの印象(好感度)はほとんど同じだったそうです。

つまり、第一印象が重要であることを示しています。

あなたが面接官だったら、素晴らしい内容なのに、うつむきながらボソボソ話したり、カンペ通りに棒読みした受験者を採用したいとは思いませんよね。それよりも、誇れるような経験はしていないけれど、一生懸命に明るく、自分の言葉で話している人を採用したいと思うでしょう。

ですが、印象が良くても必ずしも合格につながるわけではありません。

面接で評価されるのは印象だけではなく、スキルや経験、知識、志望動機など、様々な要素があるからです。

全体的なバランスを考えた上で、印象を良くするために心がけることが大切です。具体的には、表情や身だしなみ、話し方などの印象を重視しつつ、自分自身のアピールポイントや強みをしっかり伝えることが求められます。

きちんとコミュニケーションをとる

たとえば、面接官に「好きなスポーツを教えてください」と聞かれたとき。

  • 「はい、好きなスポーツはバレーボールです。中学校1年生から続けています」
  • 「私は、運動が苦手なので好きなスポーツはありません」

この違いがわかりますか?

面接官が聞きたいことは、「好きなスポーツ」です。「好きなスポーツはありません」だと、明確な回答になっていないんですよ。

面接官も「あ・・・そうですか・・・。」となってしまいます。

聞かれたことに対してうまく返答できたはずなのに、なぜ評価が悪いの・・・

確かにうまく返答できていたとしても、聞かれたことに対して見当違いのことを話していれば評価はあがりません。あくまで面接試験は、「話した内容が相手に伝わるか、どうか」が重要であることを意識して対策しましょう。

機械的な返答になっていませんか?

簡単にいうと、聞かれたことしか答えない人のことです。

たとえば、「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問。

この質問では、「学生時代に頑張ったことを通して、教員としてどのような活躍・貢献ができるのか」という将来性を知りたいのですが…。

面接で落ちる人は「部活動です!」とか「アルバイトを4年間やったことです!」みたいな、一言だけで終わる人が圧倒的に多いんですよね。

別に頑張ったことはどうでもいいんですよ。大事なのは、その活動を通してどうなったのか、今後どうしていきたいのか、ってこと。

結論を述べたら、そこに至るまでの経緯や自分の考えも補足できるようにしてみましょう。

自分なりの回答を準備している

どんなに印象やコミュニケーション能力が重要といっても、そもそも話すネタが準備できていないと意味がありません。

面接で評価の高い人は、大抵の質問に自信を持って回答できるまで準備をして面接に臨んでいます。

面接に苦手意識が強い人ほど「答えられなかったらどうしよう・・・」って悩んでいますからね。それを払拭するには、自分なりの回答を多く準備するしかありません。

面接で受かる人はこの準備を怠りません。なので、きちんと過去問を使いながら回答を準備してください。

自治体ごとの面接質問(過去問)はこちらの記事でまとめています。

教員採用試験の面接で落ちないためには事前準備が大事

面接に「受かる人」と「落ちる人」の違いは、どれだけ事前準備に時間をかけているかどうかです。

面接に受かる人は、

  • 学歴が良いから
  • 容姿がいいから
  • 講師経験があるから

だと思っていませんか?

確かにそれらも個人の努力の賜物たまものといえる大切な要素ではありますが、絶対的条件ではありません。逆にいうと、それら全てを持ってる人の中で合格する人もいればしないひとも山ほどいるのです。

繰り返しになりますが、面接に「受かる人」になるには、面接への「事前準備」が必要不可欠。

なぜ、その自治体でないとダメなのか、自分はどんな人であるのか、思いを伝えアピールできるのは面接の短い時間の中だけです。

「準備」とは具体的に、「自己分析を行い自己PRや志望動機を練る」こと。

その場の考えや思いつきで質問に答えるのではなく、自治体の方針や自分の強みと紐付けて意見を述べることができればより説得力がある話になります。

以下の記事で自己PRや志望動機の作り方を解説しているので確認してみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

教員採用試験の指導をして15年目(2024年4月現在)。

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