
・栃木県教員採用試験の倍率はどれくらいなの?
・栃木県教員採用試験に合格するにはどうすればいい?
こんな悩みを解決します!
- 【最新】令和5年度(2022年実施)の倍率
- 【過去】倍率推移(教科別)
- 【対策】合格するためのポイント
栃木県教員採用試験の倍率は、受験者にとって気になるデータの一つです。
そこで本記事では、最新の令和5年度(2022年実施)の倍率や過去の倍率推移を教科別に紹介するとともに、合格するためのポイントについても解説しています。
栃木県の教員になりたい方は、本記事を参考にして試験対策を始めてください。


【令和5年度(2022年実施)】栃木県教員採用試験の結果
2022年に実施された令和5年度採用試験の結果は、全校種・教科を合わせて4.6倍でした。これは前年度の3.6倍から上がっており、ここ5年間では最も高い結果となっています。
- 志望者数:2,081人
- 受験者数:1,997人
- 合格者数:434人
- 最終倍率:4.6倍
》過去の実施倍率はこちら。
校種・教科ごとの詳細は以下のとおり。
小学校
校種 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
小学校 | 740 | 231 | 3.2 |
》過去の実施倍率はこちら。
中学校
教科 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
国語 | 45 | 15 | 3.0 |
社会 | 102 | 13 | 7.8 |
数学 | 80 | 9 | 8.9 |
理科 | 39 | 15 | 2.6 |
音楽 | 35 | 3 | 11.7 |
美術 | 16 | 2 | 8.0 |
保体 | 179 | 24 | 7.5 |
技術 | 8 | 4 | 2.0 |
家庭 | 10 | 4 | 2.5 |
英語 | 67 | 16 | 4.2 |
合計 | 581 | 105 | 5.5 |
》過去の実施倍率はこちら。
高等学校
教科 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
国語 | 46 | 9 | 5.1 |
地理 | 4 | 0 | – |
歴史 | 37 | 3 | 12.3 |
公民 | 13 | 2 | 6.5 |
数学 | 68 | 9 | 7.6 |
物理 | 17 | 3 | 5.7 |
化学 | 17 | 2 | 8.5 |
生物 | 20 | 1 | 20.0 |
音楽 | 7 | 1 | 7.0 |
保体 | 86 | 3 | 28.7 |
家庭 | 17 | 1 | 17.0 |
福祉 | 2 | 1 | 2.0 |
英語 | 37 | 11 | 3.4 |
情報 | 10 | 4 | 2.5 |
農業 | 21 | 1 | 21.0 |
機械 | 11 | 1 | 11.0 |
商業 | 18 | 1 | 18.0 |
合計 | 431 | 53 | 8.1 |
》過去の実施倍率はこちら。
特別支援学校
校種 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
小学部 | 52 | 20 | 2.6 |
中学部 | 38 | 14 | 2.7 |
高等部 | 22 | 6 | 3.7 |
合計 | 112 | 40 | 2.8 |
》過去の実施倍率はこちら。
養護教諭
校種 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
小中学校 | 112 | 4 | 28.0 |
県立学校 | 21 | 1 | 21.0 |
合計 | 133 | 5 | 26.6 |
》過去の実施倍率はこちら。
【過去】栃木県教員採用試験の倍率推移(教科別)
ここでは栃木県教員採用試験の倍率推移を校種・教科別にまとめています。
全体(全校種の合計)
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 2,272 | 556 | 4.1 |
令和2年度 (2019年) | 2,092 | 641 | 3.3 |
令和3年度 (2020年) | 2,086 | 585 | 3.6 |
令和4年度 (2021年) | 1,926 | 528 | 3.6 |
令和5年度 (2022年) | 1,997 | 434 | 4.6 |
小学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 810 | 281 | 2.9 |
令和2年度 (2019年) | 759 | 292 | 2.6 |
令和3年度 (2020年) | 723 | 279 | 2.6 |
令和4年度 (2021年) | 686 | 271 | 2.5 |
令和5年度 (2022年) | 740 | 231 | 3.2 |
なお、令和5年度の全国平均は2.1倍です。小学校教員採用試験の倍率(全国一覧)はこちらの記事を参考にしてください。
中学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 66 | 18 | 3.7 |
令和2年度 (2019年) | 73 | 31 | 2.4 |
令和3年度 (2020年) | 51 | 22 | 2.3 |
令和4年度 (2021年) | 42 | 22 | 1.9 |
令和5年度 (2022年) | 45 | 15 | 3.0 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
高等学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 46 | 10 | 4.6 |
令和2年度 (2019年) | 45 | 13 | 3.5 |
令和3年度 (2020年) | 42 | 10 | 4.2 |
令和4年度 (2021年) | 42 | 7 | 6.0 |
令和5年度 (2022年) | 46 | 9 | 5.1 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 118 | 11 | 10.7 |
令和2年度 (2019年) | 89 | 15 | 5.9 |
令和3年度 (2020年) | 100 | 9 | 11.1 |
令和4年度 (2021年) | 86 | 5 | 17.2 |
令和5年度 (2022年) | 86 | 3 | 28.7 |
特別支援学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 143 | 32 | 4.5 |
令和2年度 (2019年) | 128 | 40 | 3.2 |
令和3年度 (2020年) | 152 | 40 | 3.8 |
令和4年度 (2021年) | 115 | 40 | 2.9 |
令和5年度 (2022年) | 112 | 40 | 2.8 |
養護教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 114 | 24 | 4.8 |
令和2年度 (2019年) | 103 | 33 | 3.1 |
令和3年度 (2020年) | 124 | 22 | 5.6 |
令和4年度 (2021年) | 105 | 10 | 10.5 |
令和5年度 (2022年) | 112 | 4 | 28.0 |
栃木県教員採用試験に合格するための対策方法
栃木県教員採用試験の倍率は、全国でも高い自治体の一つです。そのため、合格するためにはしっかりとした対策が必要です。
これから対策を始めるためのポイントを3つ紹介します。
試験内容の把握
- 教職・一般教養
- 専門試験
- 作文試験
- 個人面接
- 集団討議
- 実技試験
栃木県教員採用試験は、筆記の他に、面接や実技試験など幅広い試験が課せられています。
とくに、一次試験にある教職・一般教養は始めて勉強する科目が多く・出題範囲も膨大なため、やみくもに勉強するのではなく、出題傾向を理解して効率よく対策することがポイントです。
勉強方法などについては【科目が多すぎて無理】栃木県教採の教職・一般教養は何から勉強するかで解説しています。
学習スケジュールを組む
教員採用試験で落ちる理由として「ノープランで対策していた」という人は多いです。
先ほど紹介したように、試験内容は筆記試験だけではありません。そのため、計画を立てずに対策することはNGです。
まずは試験日程を把握しましょう。そうすれば、試験日から逆算して計画を組むことができるので効率よく勉強を進めることができますよ。
詳しい試験日程は【令和6年度】栃木県教員採用試験の日程は?併願や対策方法も紹介でまとめています。
面接対策に時間を使う
あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。しかし、栃木県教員採用試験に最終合格するには個人面接で好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。
面接では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。面接試験の過去問などは栃木県教員採用試験の面接対策!過去の質問と模範回答で解説しています。
以上のように、栃木県教員採用試験に合格するためには、効率的な勉強方法を取り入れると同時に、面接対策にも時間をかけて取り組むことが大切です。
まとめ|栃木県教員採用試験の倍率は上昇傾向
今回は、栃木県教員採用試験の倍率と合格への近道を紹介しました。再度まとめると、栃木県教員採用試験の倍率は高い傾向にあります。
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 2,272 | 556 | 4.1 |
令和2年度 (2019年) | 2,092 | 641 | 3.3 |
令和3年度 (2020年) | 2,086 | 585 | 3.6 |
令和4年度 (2021年) | 1,926 | 528 | 3.6 |
令和5年度 (2022年) | 1,997 | 434 | 4.6 |
倍率=難易度とはなりませんが、一昔前に比べると合格しにくくなっていると言えるでしょう。試験内容は幅広く、面接試験の結果が重要視されるため、何も対策せずに合格することはできません。
試験に向けて効率的に対策するには、試験内容をしっかり理解し、過去の出題傾向を把握することが大切です。
以上を参考に、栃木県教員採用試験の合格に向けて対策を始めましょう。



