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大阪豊能地区教員採用試験の面接対策に取り組むにあたり、「何から始めたら良いのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。そこで本記事では、採用試験の二次面接で、過去に聞かれた質問内容を紹介します。
傾向や面接個票、対策方法についても解説しているので、早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。
【過去問】大阪豊能地区教員採用試験 面接で質問されること
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
豊能地区では、面接個票に基づく質問にくわえて、模擬対応も行われています。
あらかじめ質問内容がわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
ここでは、実際に豊能地区教員採用試験を受験してきた方々(様々な校種・教科)から集めた質問内容を抜粋してまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
面接の質問
- 緊張していますか。
- 今朝は何時に起床しましたか。
- 教員を目指したきっかけを答えてください。
- なぜ豊能地区を志望したのですか。
- 大阪府や大阪市と豊能地区の教育の違いは何だと思いますか。
- 人間関係は良好ですか。
- 苦手なタイプの人間を教えてください。
- 苦手な人とはどのような距離感で関わっていますか。
- ヤル気がない子供にはどう対応しますか。
- 併願状況を教えてください。
- どんな教員になりたいですか。
- どんな子どもを育てたいですか。
- ICT教育についてどう思いますか。
- ICTを授業にどう取り入れていますか。 など
模擬対応の課題
- あなたは3年生の担任です。ある日、クラスの子どもから「みんなからいじめを受けている」と相談を受けたため、放課後に話すことになりました。どんな話をしますか、対応してください。
- あなたは2年生の担任です。長期入院で欠席していた子どもが来週から登校できるようになりました。このことについて、クラス全体に話をしてください。
- あなたは小学校の養護教諭です。ここ最近、暑い日が続くことが多くなっています。来週の全校集会で熱中症予防について指導してください。
なお、ここには掲載できなかった質問は大阪豊能地区教員採用試験の面接対策!過去の質問と模範回答でも公開しています。
大阪豊能地区教員採用試験 面接試験の傾向
面接試験とは、志望動機や自己アピール、教科に関する指導力などを問うことで、あなたが教員に相応しいかどうかを評価・判断する試験のことです。
試験時間 | 20分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
配点 | 400点満点 |
個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中しやすく、自分をアピールしやすいという利点があります。
流れ
面接試験の説明を10分程度受けます。その後、教室まで移動。
最初に5分間の模擬対応を行います。
テーマが発表されるので、1分間で構想、その後に実施となります。
形式はコンピテンシー評価型
大阪豊能地区では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いと思いますが、この面接形式は、結果や成果にとどまらず、その達成までのプロセスに着目し、受験者の行動特性を評価することを目的としています。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、以下のような追質問がされることがあります。
- なぜ家庭教師をしようと思ったのですか?
- どんな子どもたちを教えていたのですか?
- 苦労(工夫)した点はありましたか?
このように、これまでの経験や体験について掘り下げる面接形式であるため、しっかりと準備しておく必要があるのです。これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。
コンピテンシー評価型面接の質問手法などは、大阪豊能地区教員採用試験の面接対策!過去の質問と模範回答で解説しています。参考にしてください。
大阪豊能地区教員採用試験 面接試験の資料「面接個票」
面接個票(面接カード)とは、試験で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
面接個票の役割は、採用者が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料なので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
面接個票の提出日
面接試験日に提出(持参)します。
面接個票は、二次試験の受験票に同封(ホームページからもダウンロード可)。
面接個票の内容




面接個票は面接官があらかじめ受験者の情報を把握しておくためのものであり、面接での質問や評価の基準にも影響します。
そのため、作成する際には、今までの経歴や志望動機を明確にし、自己PRも具体的でわかりやすいものにすることが大切です。また、文面だけでなく、フォントやレイアウトなども整え、清潔感のあるものに仕上げることも重要です。
面接個票の書き方
面接個票を作成するときのポイントを紹介します。
まずは、自分自身はどんな人間なのか、なぜ豊能地区の教員を志望するのか、といった自己分析をしましょう。
面接では、自己PRと志望動機を中心に問われるため、自己分析がきちんとできていないと面接官を納得させられないからです。
一番時間のかかる作業なので、早めに準備することが大事です。
文章を書くときは、結論(自分が最も伝えたいこと)から書きしょう。なぜなら、 読み手(面接官)が圧倒的にわかりやすくなるからです。
面接官は短い時間で要点を理解して聞きたいことを精査するので、何が書いてあるのか(言いたいのか)分からないと質問できません。
『何も聞かれない⇒アピールできない⇒評価は上がらない(不合格)』という結果になってしまうため注意が必要です。
書けた面接個票は、必ず第三者に見てもらいましょう。なぜなら、誤字脱字や文章の意味がわかるかどうかなど、客観的な判断をしてもらえるからです。
面接個票に答えはありませんが、だれが見てもわかる内容に仕上げることは可能なはず。面接に入る前の重要資料であることを念頭に置いて、じっくり内容を考えていきましょう。
なお、自己分析(自己PRや志望動機)の方法や詳しい書き方を教員採用試験の面接カードはどう書く?自己PRと志望動機の作り方を解説でまとめています。
大阪豊能地区教員採用試験 面接試験の対策手順
面接試験の対策を始めるときの手順を解説します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析を進める
- 模擬面接で実践練習
求める教師像を把握する
豊能地区教職員人事協議会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(豊能地区)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
豊能地区が求める教師像は以下のとおりです。
- 教育への情熱
-
教育に情熱を持ち、一人ひとりの子どもに愛情を注げる人
- 確かな指導力
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専門的知識・技能をもとに、子どもの個性を尊重し、的確な指導ができる人
- 豊かな人間性
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広く豊かな教養と開かれた社会性を持ち、子どもや保護者、地域の方々と信頼関係が築ける人



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析をする
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。
多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。
模擬面接で実践練習
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。
なお、教員採用試験の面接対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
大阪豊能地区教員採用試験 面接試験で評価の高い人の特徴は?
結論からいうと、面接で評価の高い人は以下の特徴を持った人です。
- 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
- 将来性や伸びしろがある
- 教員としての適性が感じられる
面接において、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝した実績が必要だ」というような内容に拘わりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もし面接官として、受験者が素晴らしいことを言っているのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりしていたらどう感じますか?そのような受験者を採用したいと思います?
僕なら、その受験者が筆記試験で満点を取っていたとしても、留学経験や難関資格をたくさん持っていたとしても、そんな人を採用したいとは思いません。それよりも、一生懸命に取り組みながらも明るく大きな声で自分の言葉で話している人を採用したいと思います。
なので、面接で受かりたいのであれば、話す内容だけに時間をかけるのではなく、どのように振る舞い、話し方をすることで受け入れられるかにも時間を費やすことが必要です。
当然、これらの要素を1人で判断することはできません。必ず第三者に協力してもらい、面接で受かるためのポイントを学ぶよう努めましょう。
なお、面接でのNGポイントなどを教員採用試験の面接で落ちる人・受かる人の特徴は?合格・不合格サインを徹底解説で解説しています。あわせて確認してみてください。
まとめ|大阪豊能地区教員採用試験の面接で落ちないために必要なこと
今回は、大阪豊能地区教員採用試験の面接試験における過去の質問内容や傾向を解説しました。
面接試験は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。
不合格にならないためには、面接で必要とされる「自己分析」をしっかりと行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。
面接試験は筆記試験よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
詳しくは、こちらの『大阪豊能地区教員採用試験の面接対策!過去の質問と模範回答』でまとめています。
今回は以上です。
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