● 教員採用試験の勉強でノートは必要なの?
● 教員採用試験の勉強でノートを上手に使うコツが知りたい。
● 教員採用試験でノートを使った勉強法が知りたい。
結論、教員採用試験の勉強でノート作りは必要ありません。
高校・大学受験などでノートをきれいに作って勉強してきた方は注意が必要。
本記事では、勉強するときのノートづくりが必要ない理由や効果的な使い方を解説しています。
教員採用試験の勉強にノートは必要ない3つの理由
結論からいうと、教員採用試験の勉強ではノートを作る必要はありません。
勉強でノート作りが不要な理由は以下の3つ。
- 参考書のコピーを作っているだけ
- 目的が綺麗に作ることになる
- 勉強した気になる
①参考書のコピーを作っている
一つ目の理由は、参考書のコピーを作っているだけだからです。
勉強ができない人は参考書の内容を一言一句ノートに書き写して勉強する傾向にあります。
手を動かして覚えることができるので一定の効果はありますが、労力がかかりすぎるんですよね。
結果的に劣化版参考書ができあがるだけで、知識はあまり定着していないことが多いです。

どうしても書いて覚えたい人は、裏紙とかに殴り書きすればOK。
②ノート作りが目的になる
二つ目の理由は、ノートを書く(作る)ことが目的になってしまうこと。
- 蛍光ペンで色を塗る
- 付箋を貼る
- 見出しを作る
すごく工夫して勉強している人もいますが、ただの自己満足になりがちなので注意が必要です。
いくらノート作成に時間をかけても、参考書の方が綺麗ですよね。
見直さないノートを作っても意味はないので、ノートは綺麗に作らず、メモ書きくらいにしましょう。

高校や大学の授業でノートを使って勉強や見直しをしましたか?してないって人が多いはず。
③勉強した気になる
三つ目の理由は、勉強した気になること。
ノートを作れば、時間がたくさんかかりますよね。
なので、「今日は3時間かけて、10ページもノートに書いたぜ!」みたいに勉強した気になるんですよ。
でも、それだと書くことが目的になっているので、知識はたいして頭にはいっていません。
なので、どれだけ時間を使って勉強していても点数は取れないのです。
せっかく3時間も使ったわりに、内容の多くを覚えられていないので効率が悪いですよね。
ノートを作れば、勉強した気になりがちなので注意しましょう!
なお、「どうやって勉強すればいいの?」って方は以下の記事を参考にしてみてください。
以上が勉強でノート作成が不要な理由です。

次は、ノートを有効的に活用する方法を解説します。
教員採用試験でノートを作るときのルール
上記でノート作りが不要な理由を解説しましたが、使い方を間違えなければプラスになります。
ノートを効率よく作るポイントは次の3つ。
- 部分的に特化して作る
- 装飾は不要
- ジャンル分けしない
①覚えられない部分のみまとめる
一つ目のポイントは、どうしても覚えられない内容だけをまとめること。
理由は1つ。試験直前に総復習できるからです。
勉強した内容すべてをノートにまとめると必要のない部分も見なくてはいけませんよね。
- どうしても覚えられない
- 直前期に簡単に見直せる
これを意識すればOK。

問題集を3回やっても、覚えることができない単語が目安ですね。
②色は使わない
二つ目のポイントは、きれいに作らないこと。
とくに蛍光マーカーや色付けは不要です。
なぜなら、ポイント①でいったようにノートは覚えるべき内容だけをまとめるから。
ノートに書きこむ内容の多くは重要事項なので、装飾する必要はありません。
③ジャンル分けしない
三つ目のポイントはジャンル分けしないこと。
科目ごとにノートやルーズリーフを使って分けている人もいるかもしれませんが、書いてある場所が違うと、探すのに時間が掛かるのでやめましょう。
繰り返しになりますが、ノートは勉強するために使うのではなく、知識を整理するために使います。
なので、簡単に知識が整理できればいいのでわざわざ科目ごとに分ける必要はありません。
どのみち、ノートに書いてある内容はすべて覚えるわけですから、無駄な時間はなくしてください。
以上がノートを使うときのルールでした。

次は、どうしても書いて覚えたい人向けに解決策を紹介します。
【解決策】教員採用試験でノートを使った勉強法
どうしても書かないと勉強できないって人は以下の「書き込み式の参考書」をオススメします。
- 教職教養ランナー
- セサミノート
教職(一般)教養ランナー
一つ目のオススメは「新教職(一般)教養ランナー 」です。
- 重要ワードの穴埋め(書き込み式)
- メモ欄
- 知識量が豊富
こういったメリットがあります。
余白を使って様々な知識を書き込んでいけば、完璧な参考書が出来上がるので繰り返し読んで覚えていきましょう!
セサミノート
東京アカデミーが出している「セサミノート」です。
- 重要ワードの穴埋め(書き込み式)
- 余白のメモ欄が大きい
- 知識量は少ない
ランナーシリーズに比べると、少し内容が薄い印象を受けます。
このセサミノートは、参考書「オープンセサミシリーズ」の補助教材みたいな立ち位置なので、初学者向け!
ランナーシリーズかセサミノートのどちらか1冊を購入し、補足知識なんかも書き込んで使ってみてください。
使い方
最初から解答を見て、空欄を埋めていきましょう。
このときオレンジペンなどを使ってください。後から復習するときに赤シートで隠せるので楽です。
空欄を埋めたら章ごとに赤シートを使って、暗記していきましょう。
この作業を毎章行うことで記憶の定着力が変わります。
復習をメインに勉強したら、総仕上げとして一気に読んでいきましょう。
教養試験は暗記科目ばかりなので、だらだら勉強しても効率が悪いからです。
オススメの参考書や問題集を「【2023年版】教員採用試験でオススメの参考書・問題集は?選び方のコツ」でまとめています。
まとめ:教員採用試験の勉強にノートは不要!
本記事では、教員採用試験のノートを使った勉強をまとめていました。
再度、結論ですが、勉強でノートは不要です。
理由は次の3つ。
- 劣化版参考書を作っているだけ
- ノート作りが目的になる
- 勉強した気になる
時間をかけたのに、点数が取れない大きな理由ですよ。
ノートを作るなら、「復習」を意識したものを作りましょう。
ポイントは、次の3つ。
- 必要な部分を簡潔に
- シンプルな体裁
- ジャンル分けはしない
試験直前期に見られるように作ればOK。
ノート作りに時間をかけないようにしましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
