
山梨県教員採用試験の小論文はどんな出題テーマが出ているの?文字数や試験時間なども知りたいです!
このような悩みを解決します。
- 小論文試験の概要
- 小論文試験の過去問テーマ
- 小論文試験対策のコツ
小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、山梨県教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
山梨県教員採用試験 小論文の概要
小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(一般教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることができます。
小論文の傾向は以下のとおり。
実施 | 二次試験 |
試験時間 | 50分 |
文字数 | 800字 |
記述様式 | 縦書き(原稿用紙) |
配点 | 100点満点 |
評価基準 | ①内容 ②構成 ③表記 |
山梨県教員採用試験 小論文の過去問テーマ
ここでは、山梨県教員採用試験の論文で出題された過去問をまとめています。問題は校種によってわかれているので、該当する問題を見て内容を確認しましょう。
令和5年度(2022年実施)
山梨県教育委員会では、「やまなし教員等育成指標 ~学び続ける教員のために~」(令和2年3月改訂)を作成し、キャリアステージに応じて必要となる教員の資質・能力を示しています。本指標の中では、教育課題の一つとして「人権教育」を挙げ、「多様な価値観や考え方等を互いに尊重し合い、その個性と能力を十分に発揮できる児童生徒を育成する力が必要である」と述べています。あなたは、児童生徒が多様な価値観や考え方等を尊重し合うために、具体的にどのような取り組みが必要だと考えますか。「人権教育」が注目されている社会的背景を含めて800字以内で述べなさい。
令和4年度(2021年実施)
山梨県では、求められる教師像の一つに「生涯にわたって主体的に学び続ける教師」を掲げています。その理由にはどのようなことが考えられますか。また、「生涯にわたって主体的に学び続ける教師」であるために、あなたは教員としてどのような取り組みを行いますか。児童、生徒を取り巻く社会の実態を踏まえながら800字以内で述べなさい。
令和3年度(2020年実施)
新学習指導要領では、これからの学校において、子どもたちに「多様な他者と協働する力」を育むことが求められています。その理由には、どのようなことが考えられますか。また、「多様な他者と協働する力」を育むために、勤務を希望する学校種において、あなたは教員としてどのような取り組みを行いますか。800字程度で具体的に述べなさい。
令和2年度(2019年実施)
日本の子どもたちの自己肯定感は諸外国と比べて低い、ということが言われています。自己肯定感が低い理由にはどのようなことが考えられますか。また、自己肯定感を高めるために、あなたは教員としてどのような取り組みを行いますか。
平成31年度(2018年実施)
平成29年11月に山梨県教育委員会が策定した「やまなし教員等育成指標」では、採用時における教員としての素養、及びステージのあるべき姿の指標において、「使命感」ということばが用いられています。あなたは教員としての使命は何であると考えますか。また、その実現に向けて、具体的にどのように取り組んでいきますか。800字程度で具体的に述べなさい。
論文を書きっぱなしにしていませんか?それだと、問題を解くだけで答え合わせしていないのと同じですよ。論文上達のコツは添削を受けること!
オススメの添削方法を【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
山梨県教員採用試験 小論文対策のコツ
ここでは、山梨県教員採用試験の小論文対策を始めるときのコツを紹介します。
今の実力を確認する
自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答になっていなかったりすることはよくあります。
なので、とりあえず予備校の模試などを受けてみて、今の論文力を把握してから、対策する時期の判断をしてみましょう。
そこできちんと書けているようであれば、月に1枚~2枚の論文を書くだけでも対策になります。逆にまったく書けないなら基礎からやる必要がありますよね。
なお、模擬試験については【比較】教員採用試験のオススメ模試は?日程や金額、受けるべき理由でまとめています。
本番3ヵ月前には対策を始める
小論文対策はやることが多いです。
- 課題把握力(読解力)
- 文章構成力
- 表現力
- 語彙力
- 教職関連の知識
これらの力は短期間で身につくものではありません。語彙力や教職の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
詳しい対策方法は【模範解答例あり】教員採用試験の小論文とは?書けない理由や対策方法でも解説しています。
客観的な評価をもらう
正解不正解がわからないまま小論文対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。



予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
周りに頼れる人がない方は【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由も解説でオススメの添削サービスを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
山梨県教員採用試験 小論文で落ちないように準備しよう
今回は、山梨県教員採用試験の小論文について、過去の出題テーマをまとめていました。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので気をつけてください。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに準備を始めていきましょう。