佐賀県教員採用試験の小論文はどんな出題テーマが出ているの?文字数や試験時間なども知りたいです!
このような悩みを解決します。
小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、佐賀県教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。
試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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佐賀県教員採用試験の小論文テーマ|過去問
ここでは佐賀県教員採用試験の小論文の過去問をまとめています。
過去の出題テーマを参考に特徴や傾向をつかんでみましょう。
令和5年度(2022年実施)
通常の学校においても特別な支援を必要とする児童生徒が増加する中、特別支援教育のより一層の充実が求められています。あなたは、このことをどう受け止め、どのような学級経営を行いますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。
多様化、複雑化している社会状況の中、生徒が自己のキャリア形成と関連付けて生涯にわたって学び続けていけるよう、「学びに向かう力」の育成を図ることが求められています。あなたは高等学校の教師として「学びに向かう力」の育成に向けてどのようなことを実践していきたいと考えていますか。あなたの考えを、800字以内で述べなさい。
特別支援学校では、児童生徒一人ひとりの障害特性に応じた適切な指導と支援を行っていくために、教師の専門的な指導力の向上を図っていく必要があります。あなたは高い専門性を身につけるために、どのようなことに取組んでいきたいと考えますか。障害のある児童生徒に対する教育の現状と課題にも触れながら、あなたの考えを800字以内で述べなさい。
児童生徒及び職員の心身の健康の保持増進を図るために、学校保健委員会を機能させることが重要です。あなたは、養護教諭として学校保健委員会にどのように関わりますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。
全ての児童生徒が給食時間を安全に、かつ、楽しく過ごせるように食物アレルギー等について正しく理解し、リスク管理を行うことが重要です。あなたは、栄養教諭として、このことにどのように取り組みますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。
令和4年度(2021年実施)
変化の激しい未来を生きる児童生徒にとって、自己肯定感を育成する教育が必要とされています。あなたは、このことをどう受けとめますか。また、それを踏まえて佐賀県の教員として、児童生徒にどのように向き合いながら教育活動を進めていきますか。具体的に述べなさい。
本県では、各学校がそれぞれの強みを打ち出して、地域の活性化につながるように学校の魅力を磨き上げていこうとしています。このような中で、あなたは高等学校の教師として、どのような実践をしていきたいと考えていますか。あなたの考えを、800字以内で述べなさい。
特別支援学校では、生徒の発達段階及び一人ひとりの障害の程度や特性等に応じた教育の充実を図るために、効果的な校内の支援体制の構築が必要となってきます。あなたは児童生徒の指導・支援のために、どのようなことが必要だと考えていますか。あなたが目指す教師像にも触れながら、あなたの考えを800字以内で述べなさい。
新型コロナウイルス感染症対応が求められる中、児童生徒の心身の健康課題について述べなさい。また、あなたは、養護教諭として、その課題を解決するために、どのように取り組みますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。
佐賀県教育施策実施計画の6つの柱の一つに「健やかな体を育む教育の推進」があります。あなたは、栄養教諭として、この教育を推進するために、どのように取り組みますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。
令和3年度(2020年実施)
佐賀県教育施策の6つの柱の一つに「豊かな心を育む教育の推進」があります。あなたが考える「豊かな心」とはどのような心か述べなさい。また、あなたは教師として児童生徒に「豊かな心」を育むためにどのように取り組みますか。具体的に述べなさい。
本県では、児童生徒たちが佐賀への誇りを胸に、高い志をもって生き生きと活動することを目的として、志を高める教育を推進しています。このことをふまえ、あなたは高等学校の教師として、どのような教育を実践していきたいと考えますか。
佐賀県では特別支援教育を推進していくために、児童生徒の自立と社会参加の一層の促進を目指して、支援の充実を図っています。あなたは教師として、児童生徒の自立と社会参加の一層の促進のためにどのようなことに取り組んでいきたいと考えますか。あなた自身の持つ専門性をふまえながら、あなたの考えを述べなさい。
佐賀県教育施策の6つの柱の一つに「健やかな体を育む教育の推進」があります。あなたが考える「健やかな体を育む教育」とはどのような教育か述べなさい。また、あなたは、養護教諭として、この教育を推進するために、どのように取り組みますか。具体的に述べなさい。
「食に関する指導」は、教職員の理解のもと、学校教育活動全体で計画的に進めることが重要です。あなたは栄養教諭として、「食に関する指導」について、教職員と連携した指導をどのように進めていきますか。具体的に述べなさい。
令和2年度(2019年実施)
いじめは児童生徒の心身に重大な影響を及ぼす深刻な問題です。あなたは、教師として、いじめ防止・根絶のため日頃の教育活動において、どのように取り組んでいきますか。児童生徒に育みたい能力などを踏まえ、具体的に述べなさい。
今日、豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手となることが期待される生徒に対して、「生きる力」を育むことが必要とされています。あなたは、教員として「生きる力」を育むためにどのようなことを実践していきたいと考えますか。あなたの考えを述べなさい。
特別支援学校には、特別支援教育のセンター的機能を充実させ、地域支援の推進を図っていく役割が求められています。その役割を果たすために、学校は具体的にどのような取組を行う必要がありますか。そして、その取組の中であなたはどのように貢献したいと考えますか。あなたの考えを述べなさい。
感染症、アレルギー、性に関する健康問題等、学校だけでは解決できない現代的な健康課題に対応していくためには、学校、家庭、地域が連携した指導が必要となります。あなたは、養護教諭として、どのように連携を進め、対応していきますか。あなたが重要と思う課題を例にして、具体的に述べなさい。
あなたは、学校が取り組むべき児童・生徒の食に関する課題は、どのようなものだと思いますか。また、栄養教諭として、その課題を解決するために、どのように取り組んでいきますか。最も重要と思う課題を挙げて、具体的に述べなさい。
平成31年度(2018年実施)
児童生徒が楽しく充実した学校生活を送るためには、一人一人が大切な存在であることを互いに実感できるような学級づくりが大切です。あなたは、学級担任として、どのように取り組んでいきますか。具体的に述べなさい。
本県では、豊かな心を育む教育の一環として、高等学校を卒業する3年生が、社会に出た後にふるさとの佐賀のよさを誇らしく語ることができるように、3年間を通して佐賀への愛着を育む教育に取り組んでいます。そのために、あなたは教科指導や学級経営の中でどのようなことを行っていこうと考えていますか。あなたの考えを具体的に述べなさい。
特別支援学校では、特別な支援を必要とする児童生徒が増加しており、一人ひとりのニーズに応じたきめ細やかな支援を行っていくために、教員の専門性の向上を図る必要があります。あなたは自身の専門的な指導力を向上させるためにこれまでどのようなことに取り組んできましたか。そして、これからどのようなことに取り組んでいきたいと考えますか。教員として必要な資質・能力にも触れながら述べなさい。
不登校児童生徒への支援については、学級担任だけでなく学校全体で取り組むことが大切です。あなたは養護教諭としてどのように取り組みますか。具体的に述べなさい。
望ましい食習慣を児童生徒に身に付けさせるためには、学校と家庭が連携した食育を実施することが重要です。あなたは栄養教諭として、家庭とどのように連携を図って食育を進めていきますか。具体的に述べなさい。
佐賀県教員採用試験の小論文とは?傾向を解説!
小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(一般教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることができます。
文字数は700字を目安に書く
小論文対策をはじめるときに、意外と知らないのが文字数制限です。
結論からいうと、佐賀県教員採用試験の文字数は800字以内となっています。
小論文を書くときには文字数が重要で、制限いっぱいを埋める必要はありませんが少なすぎると減点になります。
文字数の注意点
- 文字数をオーバーしてはいけない。
- 文字数は少なすぎても減点
- 半分も埋まっていなければ採点されない場合がある
目安として9割前後(700字~)書ければ文字数での減点はありません。
長文をいきなり書くのは難しいので、何度も書く練習をしてくださいね。
時間配分に注意しよう
制限時間60分で書かなければいけません。
実際に時間が足りず、途中で提出してしまい落ちる人はそこそこいるんですよね…。
- 課題の把握、文章構成:5分
- 執筆:50分
- 推敲(見直し):5分
こんな感じで、時間配分に注意して書くようにしてください。
時間配分の感覚をつかむためには、実際に時間を図りながら練習することが必須です。
佐賀県教員採用試験の小論文対策は独学でもできるか
「独学で小論文対策は難しい」というのが僕の意見です。
なぜなら、知識のない人が適当に文章を書いても、書けているのかどうか判断できないからです。
何が良くて悪いのか判断ができない
- 文章の構成
- 分かりやすさ
- 誤字脱字や不適切な表現
- 字数
- テーマを正しく理解している
- テーマに沿って論じている
- 自分の考えを具体的に記述している
小論文は、これらの観点に沿って2人~3人の試験官が「減点法」を用いて採点します。
試験官が独自の感覚で採点すると評価に偏よりが出てしまいます。それを防ぐためには、採点基準をそろえる必要がありますよね。そこで採用されているのが「減点法」なのです。
実際に書いた答案から、
- 文字数が少ない(多い):マイナス10点…
- 論点からずれている:マイナス3点…
- 文章構成がでたらめ:マイナス5点…
- 漢字ミスがある:マイナス1点…
- 熟語の使い方が違う:マイナス2点…
といった感じで点数を引いていき総合点を決定するのです。
何も知らない素人がどれだけ小論文を書いたところで…判断できませんよね。
客観的な評価が大事
正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。小論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。
予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
周りに頼れる人がない方は以下の記事でオススメの添削サービスを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
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佐賀県教員採用試験の小論文対策はいつから始めるべきか
結論をいえば、人によります。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思うかもしれませんが、事実なので…。
というのも、あなたが文章を書くのが得意と思いこんでいるなら本番1カ月前でもよいかもしれませんし、まったく苦手ならもっと早くやるべきだからです。
とはいえ、とりあえず書いてみて評価を受けてから判断することをオススメします。
何度も言うように、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあるからです。
添削を受けてみて、ある程度書けていれば月に1~2枚ぐらい書く、まったくダメなら繰り返し書く。このように判断するといいでしょう。
論文対策は明確な解答がないため、独学では限界があります。そのことを踏まえて練習してください。
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