どんなに頑張って筆記試験で高得点を取っても、面接試験で一定の評価をとらないことには最終合格できません。
これから面接対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と悩んでいる人も多いことでしょう。実際に僕も面接対策には頭を抱えましたからね……。
結論からいうと、面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を用意する」ことです。
実際の面接試験で質問に対して即答できる受験者は、ほとんどいません。どの合格者も時間をかけて回答を練っています。
そこで本記事では、新潟県教員採用試験の面接試験で聞かれた過去問(質問)を紹介!面接試験の傾向や自己申告カード、面接で受かる人の特徴まで徹底解説していきます。
本記事を参考にして、面接で落ちないように準備をはじめましょう。
- 過去に問われた質問134個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。
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新潟県教員採用試験 面接試験の過去問
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
あらかじめ質問内容がわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
ここでは、実際に新潟県教員採用試験を受験してきた方々から集めた質問内容をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
個人面接Ⅰ|1回目の質問内容
- 緊張していますか。
- 会場までの交通手段は何ですか。
- 大学では何を勉強していますか。
- どんな授業をしたいですか。
- 教師として大切にしたいことは何ですか。
- 学力向上させるには何が必要ですか。
- 主体的に学ばせるにはどうすればいいですか。
- ICTを授業でどのように活用しますか。
- 担任になったらどんな学級にしたいですか。
- 理想の教師像を教えてください。
個人面接Ⅱ|2回目の質問内容
- 志望動機を教えてください。
- 教師を目指したきっかけは何ですか。
- 教師に必要な能力は何だと思いますか。
- 併願状況を教えてください。
- 配属先はどこでも大丈夫ですか。
- 恩師と呼べる先生はいますか。
- アルバイトは何かしていますか。
- あなたが新潟県の教師になるメリットは何ですか。
- 地域と学校の連携を深めるために何をすべきですか。
- コロナ禍で制限のある中、どのように授業を進めていきますか。
- 意見の合わない先輩教員、管理職がいたらどうしますか。
- 理想と現実で苦しんでいることはありますか。
なお、ここには掲載できなかった質問内容などを以下のnoteでも公開しています。
たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。
新潟県教員採用試験 面接試験の傾向
実施 | 二次試験 |
回数 | 1人2回 |
試験時間 | 各20分 |
面接官 | 2人 |
形式 | 個人面接 (コンピテンシー評価型) |
配点 | 90点満点 |
面接試験(個人面接)では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
1人2回の面接を実施
- 1回目:学習指導や生徒指導等に関する事項
- 2回目:教員としての資質・能力等に関する事項
自己分析に時間をかけることは当然ですが、教職や教育時事に関する知識も必要です。
より人物面を評価するという方針なので、はやめに準備を始めましょう。
面接の試験時間
各20分です(令和5年度の場合)。
一般的な面接時間の平均は15分なので、少し長い傾向にあります。
早く終わったら落ちる?
面接時間が短かった場合でも、不合格だと決めつける必要はありません。
短すぎるから不合格とは限らず、採用側の事情で短い時間しかとれないときや、すでに結果が見えているときは、短い時間でも合格の場合があります。
限られた時間であってもしっかりと自己アピールができていれば、採用されることも十分考えられるので安心して臨みましょう。



逆に長くて落ちることもあるからね・・・。面接時間はあまり気にしなくてOK!
形式はコンピテンシー評価型
新潟県では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いでしょう。
結果や成果に着目するのではなく、それらを成し遂げるに至った経緯(行動や考え、問題解決など)を聞き出し、受験者の行動特性を評価する面接のこと。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、
- なぜ家庭教師をしようと思ったの?
- どんな子どもを教えていたの?
- 苦労(工夫)したことはあった?
といった形で、あなたがこれまでに行ってきた体験・経験を深堀していく面接形式のことを指します。
これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。
なお、コンピテンシー評価型面接の特徴やどんな感じに質問を深堀されるのか(質問技法)を以下の記事で解説しています。
新潟県教員採用試験の面接|自己申告カード(用紙)とは


- あなたが、新潟県の教員を志望した理由を記入してください。
- あなたが、中学校入学以降、部活動、ボランティア活動等において、長期にわたり継続して取り組んできたことについて、具体的に記入してください。なお、コンクールや大会等での実績も併せて記入してください。
- あなたが、技術面も含めて指導できる部活動等
- あなたの運動や音楽の技能の程度について具体的にアピールしてください。
- あなたの職歴や刑罰・処分歴、教員免許状の所有状況等について記入してください
このような、二次試験の個人面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
自己申告カードの役割は、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料なので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
基本的には、この「自己申告カード」に沿って質問されるので時間をかけて内容を考えてくださいね。



面接のときではなく、一次試験のときに提出するので注意してください!
なお、自己申告カードの書き方は以下の記事で解説しています。


新潟県教員採用試験の面接で受かる人の特徴
結論からいうと、面接で受かる人は以下に当てはまる人です。
- 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
- 将来性や伸びしろがある
- 教員としての適性が感じられる
面接となれば、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝できるくらいの実績が必要」みたいな内容に拘わりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もしあなたが面接官だとして、言っていることは素晴らしいのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?
僕なら、その受験者が筆記試験で満点でも、留学経験や難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。
それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。
なので、面接で受かりたいなら話す内容ばかりに時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのかにも時間を使ってください。
当然、そういった部分は1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で受かるポイントと言えるでしょう。


新潟県の求める教師像を理解して面接対策をしよう!
新潟県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(新潟県)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
新潟県が求める教師像は以下のとおりです。
- コミュニケーションを大切にしながら、周囲との信頼関係を構築する人
- 学び続けることの重要性について理解し、理想の教師像や目指す授業像の実現に向けて努力する人
- 教職への誇りと情熱、児童生徒への愛情をもつ人
- 豊かな人権感覚をもち、法令や服務規律を遵守し、責任をもって自らの職務を果たす人



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
なお、教員採用試験の面接対策については以下の記事でも詳しく解説しています。


まとめ|新潟県教員採用試験の面接で落ちないために必要なこと
面接は筆記試験に比べて不透明な部分が多く、努力が直結しない試験です。そのため、対策方法がわからずに後回しにしてしまい、結果として不合格になる人が後を絶ちません。
まずは、面接の軸となる「自己分析(自己PR・志望動機の作成)」をきちんと行いましょう。そのうえで過去質問をもとに自分オリジナルの回答を練っていく。
そして第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方はおかしくないか、表情や態度は大丈夫かなどを確認しながら練習していけば、面接対策は考えているより簡単に行えますよ。
面接試験の対策は筆記試験よりもやることが多く、かなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
- 過去に問われた質問134個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。
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