本記事では、三重県教員採用試験の過去問(問題と解答)をまとめています。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
*合格に向けて準備を始めたい方は「三重県教員採用試験の内容は?傾向と対策方法【一次・二次試験】」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
三重県教員採用試験の過去問
三重県教員採用試験の過去問をまとめています。
過去問の使い方(活用法)も後述しているので、ぜひ参考にしてください。
教職・一般教養
- 午前:小学校、中高(英語、音楽、保体)、特別支援学校
- 午後:その他校種・教科
三重県教員採用試験の一般教養・教職について、詳しくは次の記事で解説しています。

専門教科
専門教科の過去問は、「三重県情報公開・個人情報総合窓口」で閲覧・コピーできます。また、教科によっては協同出版の過去問シリーズを使うのもオススメです。
小学校 | 三重県の小学校教諭過去問 |
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中高国語 | 三重県の国語科過去問 |
中高社会 | 三重県の社会科過去問 |
中高数学 | 三重県の数学科過去問 |
中高理科 | 三重県の理科過去問 |
中高音楽 | 三重県の音楽科過去問 |
中高保健体育 | 三重県の保健体育科過去問 |
中高家庭 | 三重県の家庭科過去問 |
中高英語 | 三重県の英語科過去問 |
養護教諭 | 三重県の養護教諭過去問 |
専門教科の勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。

論述
令和6年度 | 三重県教育委員会では、 「公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針」の改正(令和4年8月文部科学省告示)に伴い、「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」 を令和5年3月に 改定しました。 これは、 養成・採用・研修を通した一体的な教員育成を推進するため、教員等 が経験や職種に応じて身につけるべき資質・能力を 各ライフステージで求められる指標として示し たもので す。「指標」に掲載されている「教育課題への対応力」における4つの「資質・能力にかかる項目」について、あなたが特に大切だと考える項目を1つ選び、選んだ理由とその項目の教育活動について具体的に述べ、あわせて300字以内でまとめなさい。 |
令和5年度 | 「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)」 平成31年1月 中央教育審議会)において、これまで学校・教師が担ってきた代表的な業務の在り方に関する考え方について、以下のとおりに整理されました。これらのことを踏まえて、あなたが学校における働き方改革として取り組みたい業務を2つ選び、選んだ理由についてそれぞれ述べるとともに、そのうち1つの業務についての改善に向けた取組を具体的に述べ、300字以内でまとめなさい。 |
令和4年度 | 三重県では、令和3年4月1日から「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」が施行されています。この条例の基本理念を踏まえ、あなたが児童生徒から性同一性障害であることを伝えられたとき、どのようなことに留意したうえで児童生徒に支援を行うか、具体的に述べ 250字以内でまとめなさい。 |
三重県教員採用試験の論述について、詳しくは次の記事で解説しています。

個人面接
- 緊張していますか。
- 教師になろうと思ったのはいつですか。
- 教師になりたい志望動機を言ってください。
- タブレットなどのデジタル教材の利点はどこだと思いますか。
- コンプライアンスについて、具体的にどのような行動を行いますか。
- 併願はしていますか。
- タブレットを家庭学習をどのように活かしていけると思いますか。
三重県教員採用試験の面接について、詳しくは次の記事で解説しています。

三重県教員採用試験 過去問の使い方(活用法)
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
結論をいうと、過去問は勉強をはじめる前に使いましょう。
ここでは、過去問の使い方(活用法)を解説します。
分析して出題傾向を把握する
これが1番の使い道です。
先日、こんなポスト(ツイート)をしました。
もっと簡単にいえば、「どの科目・分野から勉強するのか」知りましょう!ってことです。
たとえば、教育史は日本よりも西洋の方に時間をかけて勉強するべきです(午前問題の場合)。
なぜなら、出題率が高いから。
次の表は、過去10年間の出題内容をまとめた表です。

このように、西洋教育史が頻出ですね。過去10年で6回、そのうち3年連続で出ていることがわかります。
無駄な時間や労力を使わないためにも、過去問から出題傾向を汲み取り効率よく勉強を始めましょう。
なお、手っ取り早く出題傾向を把握して勉強を始めたい方は次の記事を参考にしてください。過去10年間の出題範囲をまとめています。

合格点まで勉強計画を練れる
最初に過去問を解けば、現時点での実力(どのくらい頑張れば合格できるのか)を把握できます。
その点数によって、次のような合格点を取るまでの勉強計画を練ってみましょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服
基礎学力がないのに難しい参考書や問題集を使ったり、合格できる学力はあるのに簡単なテキストを使ったりといったミスマッチは時間の無駄です。
学習計画を立てるためにも、過去問が使えるのです。
教員採用試験の勉強スケジュールについて、次の記事で詳しく解説しています。

戦略を立てる
戦略といえば大袈裟に聞こえますが、要は「どの科目から解き始めるか?」ということ。
たとえば一般教養の問題が、
- 国語(文章読解)
- 英語(文章読解)
- 日本史(江戸時代)
- 数学(図形の計量)
- 地学(地震)
という順番で毎年出ていたら、1→2→3→4→5の順番で解いていくでしょうか?
そういう人もいるかもですが、時間配分を考えれば3→5→1→4→2といった解きやすい順番(科目)でやるべきです。
問題の順番が大きく入れ替わることは稀なので、過去問を解いて「どの順番(科目)から手をつけるか」戦略を立てておきましょう。

特に一般教養は40分で20問程度なので、時間配分がかなり重要です!
教員採用試験の過去問について、次の記事でも詳しく解説しています。


三重県教員採用試験 過去問まとめ
過去問は最後の仕上げとして使う人は一定数いますが、過去問は最後ではなく最初に使うことが重要です。
最初に過去問を使うことで、出題傾向がわかります。
これらの出題傾向がわからないことには、何を、どこを勉強すればいいかわかりませんよね。
闇雲に勉強することは、無駄な時間を使っているだけなので注意してください。





