神奈川県教員採用試験の小論文はどんな出題テーマが出ているの?文字数や試験時間なども知りたいです!
このような悩みを解決します。
- 小論文試験の概要
- 小論文試験の過去問テーマ
- 小論文試験対策のコツ
小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、神奈川県教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
※その他、神奈川県教員採用試験の内容や対策はコチラの記事でまとめています。
本記事のコンテンツ
神奈川県教員祭用試験 小論文の過去問テーマ
ここでは、神奈川県教員採用試験の論文課題(過去問)を5年分まとめています。問題は校種によってわかれているので、該当するテーマを見て内容を確認しましょう。
平成31年度(2018年実施)
小学校学習指導要領(平成29年3月告示)では、児童の資質・能力の育成を目指すために「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進するよう求められています。このことを踏まえ、あなたはどのように授業実践に取り組みますか。学習指導要領改訂の主旨とともに、あなたの考えを600字以上、825字以下で具体的に述べなさい。
中学校学習指導要領(平成29年3月告示)では、生徒の資質・能力の育成を目指すために、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進するよう求められています。このことを踏まえ、あなたはどのように授業実践に取り組みますか。学習指導要領改訂の主旨とともに、あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)では、「確かな学力」を育成するため、生徒の「主体的・対話的で深い学び」の実現が求められています。このことについて、あなたの教科ではどのような授業の工夫が考えられますか。学習指導要領改訂の主旨を踏まえて、あなたの考えを具体的に述べなさい。
神奈川県では、共生社会の実現に向け、支援教育の理念のもと、インクルーシブ教育を推進しています。このことを踏まえ、特別支援学校の教員として、児童・生徒が将来自立し、社会参加するために必要な力を育むためにどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
養護教諭は、児童生徒の身体的不調の背景にある問題に、いち早く気付くことができる立場にあることから、健康相談において重要な役割を担っています。このことを踏まえ、あなたは児童生徒が抱える現代的健康課題に対して組織の一員としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。的に述べなさい。
令和2年度(2019年実施)
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。そのことを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。そのことを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。そのことを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600 字以上、825 字以下で具体的に述べなさい
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。また「社会に開かれた教育課程」の理念に基づき、「地域とともにある学校づくり」を進めることが求められています。これらのことを踏まえ、地域社会と連携し、教育活動を展開することにより、どのような教育的効果が期待できると考えますか。また、特別支援学校の教員としてどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、共生社会の実現へ向けて、これまでの支援教育をより一層充実させていく中で、すべての子どもができるだけ共に学び、共に育つインクルーシブ教育を推進しています。そのことを踏まえ、養護教諭としてあなたはどのように取り組みますか。あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
令和3年度(2020年実施)
新型コロナウイルスの影響で中止
令和4年度(2021年実施)
神奈川県では、児童や学校等の実態に応じ、教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用し、必要な資質・能力を育成する主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいます。
このことを踏まえ、あなたは、ICT活用の利点を生かした授業実践にどのように取り組みますか。ICTを活用する意義やねらいとともに、あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、生徒や学校等の実態に応じ、教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用し、必要な資質・能力を育成する主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいます。
このことを踏まえ、あなたは、ICT活用の利点を生かした授業実践にどのように取り組みますか。ICTを活用する意義やねらいとともに、あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、生徒や学校等の実態に応じ、教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用し、必要な資質・能力を育成する主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組んでいます。
このことを踏まえ、あなたの教科では、ICT活用の利点を生かした授業実践にどのように取り組みますか。ICTを活用する意義やねらいとともに、あなたの考えを600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、障害のある子どもへの指導に関する専門性をさらに高めるため、自立活動教諭(専門職)を特別支援学校に配置しています。子どもたちの多様な教育的ニーズに対応し、支援の効果を最大限にするために、チームアプローチの視点から担任等とどのように連携しようと考えますか。
校内における取組と特別支援学校のセンター的機能の発揮における取組について、あなたの考えを 600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
養護教諭は、専門性に基づき、児童生徒等の心身の健康を守り、安全・安心を確保する大きな役割を担っています。このことを踏まえ、学校全体としての取組を進めるためのコーディネーターとして、あなたはどのように取り組みますか。あなたの考えを 600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
令和5年度(2022年実施)
神奈川県では、児童の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。
このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、生徒の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。
このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、生徒の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。
このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、児童・生徒等の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。
このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県では、児童・生徒等の発達段階に応じて、人権に関する理解を深め、人権尊重の意識を高め、一人ひとりを大切にする教育を推進しています。
このような教育を推進するために、あなたはどのような姿勢や意識を持つことが大切だと思いますか。また、そのことを踏まえ、養護教諭として、どのような教育活動に取り組みますか。600字以上825字以下で具体的に述べなさい。
神奈川県教員採用試験 小論文の概要
小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(一般教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることができます。
小論文の傾向は以下のとおり。
実施 | 一次試験 ※採点は二次試験 |
試験時間 | 60分 |
文字数 | 625字以上800字以内 |
配点 | 40点満点 |
評価基準 | ・文字数 ・文章の構成 ・分かりやすさ ・表記の正確さ(誤字、脱字) ・着想 ・論旨、結論 ・自分の考え |
※令和5年度の試験情報をもとに作成
神奈川県教員採用試験 小論文対策のコツ
ここでは、神奈川県教員採用試験の小論文対策を始めるときのコツを紹介します。
今の実力を確認する
自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答になっていなかったりすることはよくあります。
なので、とりあえず予備校の模試などを受けてみて、今の論文力を把握してから、対策する時期の判断をしてみましょう。
そこできちんと書けているようであれば、月に1枚~2枚の論文を書くだけでも対策になります。逆にまったく書けないなら基礎からやる必要がありますよね。
本番3ヵ月前には対策を始める
小論文対策はやることが多いです。
- 課題把握力(読解力)
- 文章構成力
- 表現力
- 語彙力
- 教職関連の知識
これらの力は短期間で身につくものではありません。語彙力や教職の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
詳しい対策方法は【模範解答例あり】教員採用試験の小論文とは?書けない理由や対策方法でも解説しています。
客観的な評価をもらう
正解不正解がわからないまま小論文対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。
予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
周りに頼れる人がない方は【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由も解説でオススメの添削サービスを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
神奈川県教員採用試験 小論文で落ちないように準備しよう
今回は、神奈川県教員採用試験の小論文について、過去の出題テーマをまとめていました。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので気をつけてください。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに準備を始めていきましょう。