これから面接対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と悩んでいる人も多いことでしょう。実際に僕も面接対策には頭を抱えましたからね……。
結論からいうと、面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を用意する」ことです。
実際の面接試験で質問に対して即答できる受験者は、ほとんどいません。どの合格者も時間をかけて回答を練っています。
そこで本記事では、茨城県教員採用試験の面接試験で聞かれた過去問(質問)を紹介!面接試験の傾向や面接で受かる人の特徴など徹底解説していきます。
本記事を参考にして、面接で落ちないように準備をはじめましょう。
- 過去に問われた質問143個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。
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茨城県教員採用試験 面接試験の過去問(質問)
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
あらかじめ質問内容がわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
ここでは、実際に茨城県教員採用試験を受験してきた方々から集めた質問内容をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
- あなたのこれだけは他の教員に負けないと思う強みをいってください。
- いじめの原因は何だと思いますか。
- 茨城県を志望する理由を言ってください。
- 今ままでの経験から伝えられることはありますか。
- インクルーシブ教育とは何ですか。
- 自己PRをしてください。
- 自己申告書の4段階評価で、なぜ2なのですか、理由を教えてください。
- 指導できる部活動はありますか。
- 志望する教科の魅力は何ですか。
- 志望する校種を選んだ理由は何ですか。
- 「対人関係の力」の自己評価が4 ですが、理由を言ってください。
- 「勉強しなくても社会に出られるよ。」と生徒から言われたらどうしますか。
- あなたの経験から子どもたちに何を伝えたいですか。
- アルバイトで大変だったことは何ですか。
なお、ここには掲載できなかった質問内容などを以下のnoteでも公開しています。
たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。


茨城県教員採用試験 面接試験の傾向
実施 | 二次試験 |
試験時間 | 25分 |
面接官 | 3人 |
形式 | 個人面接・場面指導 (コンピテンシー評価型) |
配点 | 240点満点 |
面接試験(個人面接)では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
自己申告書にそって進行
自己申告書とは、二次試験の個人面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
自己申告書の役割は、採用者が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料なので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。



一次試験の合格通知に同封されていて、試験日に提出します。
内容
- 評価項目ごとに4段階で自己評価してください。
- 教員としての使命感をもち、その役割と職務内容を理解している。
- 人権を尊重しながら、児童生徒とかかわることができる。
- 学校生活の決まりや勤務規制、法令順守などを意識して行動している。
- 自らのストレスと身体の健康を自己管理することができる。
- 言葉遣い、挨拶、礼儀、マナーなどの社会人としての常識を身につけている。
- 相手に合わせた効果的なコミュニケーションをとることができる。
- 自らの取り組みを振り返り、課題を見つけて改善しようとしている。
- 自らの専門性の向上を図ろうと努力している
- ICT活用能力について問う内容
- 授業に必要な資料、学級経営等に必要な文章や資料作成のために、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトが活用できる。
- 学習状況を把握するために児童生徒の作品・ワークシートなどをコンピュータなどを活用して記録・整理し、評価に活用できる。
- 児童生徒がグループで話し合って考えをまとめたり協働してレポート等を作成したりするなどの学習の際に、コンピュータやソフトウェアなどを効果的に活用することができる。
- プログラミング教育のねらいと内容を理解している。
- コンピュータやインターネットを安全に利用できるように指導するために、情報セキュリティの基本的な知識を身につけている。
- 次の不完全な文章を読み、最初に浮かんだあなたの考えをそのまま書き足して、文章を作ってください。
- 子どものころの私は( )
- 私は( )だけはだれにも負けない
- 家では( )
- 私が悩んでいることは( )
- 私はよく人から( )
- 今まで一番楽しかったのは( )
- 今まで一番努力したことは( )
- 私の夢は( )
- 学校は( )
- 教員は( )


冒頭に自己アピール
最初に2分間の自己アピールがあります。
事前に内容を考えておき、当日口頭で発表します。(メモを見ることはできません。)
場面・模擬指導を実施
面接の中盤で、一人2分間の場面・模擬指導があります。
テーマが発表されるので、1分間で構想、2分間で実演。
形式はコンピテンシー評価型
茨城県では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いでしょう。
結果や成果に着目するのではなく、それらを成し遂げるに至った経緯(行動や考え、問題解決など)を聞き出し、受験者の行動特性を評価する面接のこと。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、
- なぜ家庭教師をしようと思ったの?
- どんな子どもを教えていたの?
- 苦労(工夫)したことはあった?
といった形で、あなたがこれまでに行ってきた体験・経験を深堀していく面接形式のことを指します。
これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。
なお、コンピテンシー評価型面接の特徴やどんな感じに質問を深堀されるのか(質問技法)を以下の記事で解説しています。


茨城県教員採用試験 面接試験の評価基準
面接試験は以下の観点にそって7段階(240点満点)で評価をつけます。
- 使命感
- 堅実性
- 判断力
- 表現力
- 態度
- 内容 など
茨城県教員採用試験の面接で受かる人の特徴
結論からいうと、面接で受かる人は以下に当てはまる人です。
- 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
- 将来性や伸びしろがある
- 教員としての適性が感じられる
面接となれば、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝できるくらいの実績が必要」みたいな内容に拘わりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もしあなたが面接官だとして、言っていることは素晴らしいのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?
僕なら、その受験者が筆記試験で満点でも、留学経験や難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。
それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。
なので、面接で受かりたいなら話す内容ばかりに時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのかにも時間を使ってください。
当然、そういった部分は1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で受かるポイントと言えるでしょう。


茨城県の求める教師像を理解して面接対策をしよう!
茨城県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(茨城県)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
茨城県が求める教師像は以下のとおりです。
- 教育者としての資質能力に優れた、人間性豊かな教師
- 使命感に燃え、やる気と情熱をもって教育にあたることができる活力に満ちた教師
- 広い教養を身に付け、子どもとともに積極的に教育活動のできる指導力のある教師
- 子どもが好きで、子どもとともに考え、子どもの気持ちを理解できる教師
- 心身ともに健康で、明るく積極的な教師



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
なお、教員採用試験の面接対策については以下の記事でも詳しく解説しています。


まとめ|茨城県教員採用試験の面接で落ちないために必要なこと
面接は筆記試験に比べて不透明な部分が多く、努力が直結しない試験です。そのため、対策方法がわからずに後回しにしてしまい、結果として不合格になる人が後を絶ちません。
まずは、面接の軸となる「自己分析(自己PR・志望動機の作成)」をきちんと行いましょう。そのうえで過去質問をもとに自分オリジナルの回答を練っていく。
そして第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方はおかしくないか、表情や態度は大丈夫かなどを確認しながら練習していけば、面接対策は考えているより簡単に行えますよ。
面接試験の対策は筆記試験よりもやることが多く、かなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
- 過去に問われた質問143個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。
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