- 一次試験と二次試験の配点
- 合格ラインを気にしても意味がない理由
- 過去のデータに基づく合格最低点に関する考察
「何割(点)くらい取れれば合格できるんだろうか?」
これから対策を始めるうえで、絶対に押さえておきたいポイントだと思います。
結論からいうと、兵庫県教員採用試験の合格最低点は公開されていません。
そこで本記事は、兵庫県教員採用試験の合格ラインについて実際の受験生から集めたデータをもとに情報を配信していきます。
本試験までに使える時間は限られているので、何も知らないまま対策することはNGです。配点や合格点を知っておけば、どの試験を攻略すれば合格に近づけるのかわかるので、必ず確認しましょう!
兵庫県教員採用試験の配点は?
本試験までに使える時間は限られているので、配点を知らないまま対策することはNGです。配点を知っておけば、どの試験を攻略すれば合格に近づけるのかわかるので必ず確認してください。
兵庫県教員採用試験の配点は以下のとおり。
一次試験の配点
一般教養 | 100点満点 |
専門試験 | 200点満点 |
集団面接 | 100点 |
二次試験の配点
個人面接 | 180点 |
模擬授業 | 120点 |
実技試験 | 100点〜150点 |
兵庫県教員採用試験の合格ラインは気にしても意味がない理由
勉強するうえで合格ラインは知りたいデータの一つだと思います。しかし…、合格ラインは気にしても意味がないんですよね。
理由は以下のとおり。
- 公開されていない
- 点数化できない
- 相対評価
合格ラインは非公表
兵庫県教育委員会が公式に合格最低点を公表していないので、正確な合格ラインを知ることはできません。ぶっちゃけ、教採対策をしている大手予備校でも合格ラインは正確に把握できていません。実際に質問しても濁されます。
予備校でも把握できない(存在しない)ような情報を、一個人が収集できると思いますか?僕は難しいと思いますよ。
点数化できない
一次試験の合格者は「一般教養+教科専門+集団面接」の合計点で決定します。
一般教養や教科専門は自己採点できますが、集団面接の点数を正確に出すことは…無理ですよね。点数化できない試験があるのに、合格ライン7割とか8割とか言っても、あまり意味がないです。
相対評価
たとえば英検や漢検のような資格試験であれば、基準点以上(たとえば6割とか)の点数を取れば全員合格できます。これを絶対評価の試験といいます。一方で、教員採用試験は合格人数が決まっていて、成績順に合格者を決める相対評価なんですよね。
なので、賢い人が多ければ合格ラインは上がりますし、その逆もあるというわけです。採用人数によっても変動しますね。
例えば、5人の受験者がいて上位3人が受かる場合で考えてみましょう。
実施年 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|
2022年 | 100点 | 100点 | 80点 | 50点 | 30点 |
2021年 | 80点 | 70点 | 55点 | 40点 | 40点 |
2020年 | 100点 | 60点 | 45点 | 42点 | 40点 |
2020年の合格ラインは45点、2021年は55点、2022年は80点です。

これで合格ラインを知る(予測する)のって無理ゲーじゃないですか?仮に2021年までの受験者に合格ラインは6割あれば余裕と助言しても、2022年の合格ラインは80点ですから受かりません。
昨年の合格ラインが6割だと思って7割ぐらいの勉強をしていても、その年の合格ラインが8割だったら意味がないですよね。9割かもしれない。
なので、合格ラインを気にしても意味がないのです。
兵庫県教員採用試験の合格ラインや最低点を徹底考察
残念ながら合格ラインは公開されていません。なので、「何点以上で合格!」と断言はできないです。
とはいえ、平均点や倍率から考察すると…。
校種 | 一般教養+教科専門 |
---|---|
小学校 | 180~185 / 300点 |
中学校 | 180~240 / 300点 |
高等学校 | 180~260 / 300点 |
特別支援 | 180~220 / 300点 |
養護教諭 | 200~245 / 300点 |
栄養教諭 | 220~240 / 300点 |
一般教養と教科専門でそれぞれ6~8割ほど取れれば合格できる、というのが実際の平均点や合格者から話を聞いている僕の見解です。
これは少し高いなと思っていて、点数を公開している同規模自治体である神奈川県や大阪府などは5割~6割あれば合格なんですよね。
もちろん、8割あってもギリギリという教科もあります。あくまでも参考程度に覚えておいてもらえればと思います。逆に高倍率になりやすい保体や養教であれば7割あってギリギリという場合もありますが…。
とはいえ、どちらにせよ集団面接で評価がないと一次試験は合格できません。そこを意識して対策してくださいね。
まとめ|兵庫県教員採用試験の合格点は7割を目安にしよう
今回は、兵庫県教員採用試験の合格ラインを気にしても意味がない理由を解説しました。
これが過去の合格者データからわかる合格ラインです。どれだけネットを探しても時間の無駄です。あなたが望むような正確なデータは転がっていません。
ぶっちゃけ、教採対策をしている大手予備校でも合格ラインは正確に把握できていません。実際に質問しても濁されます。予備校でも把握できない(存在しない)ような情報を一個人のあなたが収集できると思いますか?僕は難しいと思いますよ。
そんなことに時間をかけずに、一問でも多くの問題を解く、志望動機を考える、などに時間をかけてみてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!