結論からいうと、愛知県教員採用試験の過去問はダウンロードできません。なぜなら、Web上に公開(アップロード)されていないからです。
とはいえ、過去問は出題傾向やレベルを知るための必須ツールなんですよね…。
そこで本記事では、愛知県教員採用試験の過去問を入手する方法を3つ紹介します。過去問の使い方や出題傾向を知る方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
愛知県教員採用試験の過去問を入手する3つの方法
愛知県教員採用試験の過去問(PDF)は、HPで公開されていないためダウンロードできません。
ここでは、愛知県教員採用試験の過去問を入手する方法を3つ紹介します。
- 愛知県庁でコピーする
- 過去問シリーズを買う
- 他自治体の過去問を代用する
愛知県庁でコピーする
愛知県県民相談・情報センターでコピーできます。
コピーできる試験種目は以下のとおり。
- 教職・一般教養
- 専門教科
- 小論文
コピーできるのは問題と解答だけで解説はありません。とはいえ、出題内容や形式、問題レベルを測るには十分です。
過去問シリーズを買う
手っ取り早く過去問がほしいなら、協同出版の書籍「愛知県の教員採用試験「過去問」シリーズ」がオススメです。最新年度を含む数年分の問題と解答、解説が収録されています。
手っ取りばやく問題・解答・解説が入手できるのですが、在庫切れになりやすいんですよね。なので、書店で見かけたら即ゲットしましょう。
これから勉強を始めるなら、持っておきたい1冊です。

他自治体の過去問を代用する
問題レベルや練習用として使いたいなら、HP上に公開している自治体の過去問を代用してもいいでしょう。
教職教養は自治体によって大きく傾向が異なりますが、専門教科であれば、どの自治体の問題でも十分に活用できます。
詳しくは教員採用試験の過去問はどこでダウンロードできる?最初に使う理由も解説でまとめています。
愛知県教員採用試験の過去問はいつ使う?目的と使い方を解説します
結論をいうと、一番最初に使うことが大事です。どんなに学力がなくても、学生でも、講師でも、受験する全員が最初に使わないといけません。
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
確かにそういう目的もありますが、勉強の総仕上げとして過去問をどれだけ解いても意味がないんですよね。
ここでは、過去問の目的と使い方を解説します。
- 実力を確認する
- 戦略を立てる
- 出題傾向を知る
実力を確認する
現在の実力(学力)を知ると、どのくらい頑張れば合格できるのか把握できます。
たとえば過去問を解いてみて…。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服
こんな感じで、過去問を使うことで合格できるのかどうか判断ができます。
合格ラインは公表されていませんが、だいたい6割〜8割が目安です。
戦略を立てる
戦略といえば大袈裟に聞こえますが、要は「どの科目から解き始めるか?」ということ。
たとえば一般教養の問題が、
- 国語(文章読解)
- 英語(文章読解)
- 日本史(江戸時代)
- 数学(図形の計量)
- 地学(地震)
という順番で毎年出ていたら、1→2→3→4→5の順番で解いていくでしょうか?
そういう人もいるかもですが、時間配分を考えれば3→5→1→4→2といった解きやすい順番(科目)でやるべきです。
問題の順番が大きく入れ替わることは稀なので、過去問を解いて「どの順番(科目)から手をつけるか」戦略を立てておきましょう。

とくに一般教養・教職教養は60分で30問なので、1問に2分以上かけると時間が足りません…。
出題傾向を知る
これが1番の使い道です。
出題傾向というのは、簡単にいうと「どの科目・分野から勉強するか?」というデータのこと。
たとえば、
- 教育原理:9問
- 教育法規:4問
- 教育心理:1問
- 教育史:1問
という出題傾向があるとしたら、教育史→教育心理→教育法規→教育原理という順番で勉強するでしょうか?
どんなに教育史が苦手でも、教育原理から勉強した方が効果的ですよね。
勉強となれば過去問を求める人は多いです。しかし、多くの人は過去問の目的や使い方を知らずに勉強しようとしています。
間違っても、全科目に手をつける、最初から最後まで勉強する、といった無駄な時間を使わないためにも出題傾向を理解してから勉強しましょう。



過去問は「こういう問題を出すから準備しておいてね♪」という教育委員会からのヒントです。つまり、過去問は解くことが目的ではなく、勉強の方向性を決めるために使うツールなのです。
過去問を制して試験に臨みましょう!
正直、志望先の過去問を何周繰り返したところで意味はありません。なぜなら、過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールだからです。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ません(類似問題はでることもあるけど・・・。)
過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。
今回は以上です。