- 埼玉県教員採用試験の流れが知りたい。
- 埼玉県教員採用試験の出願はいつから始まるの?
- 埼玉県教員採用試験の一次試験や二次試験の日程は?
このような疑問を解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、埼玉県教員採用試験の出願から最終合格までの流れを網羅的に把握できます。
試験は長期戦なので、いつ、なにをするのか考えることが重要です。
試験日から逆算して学習計画を立てて、効率よく対策をはじめましょう!
なお、過去の実施結果(倍率)は「埼玉県教員採用試験の倍率は低い?教科別に紹介【過去の推移】」でまとめています。
試験内容と対策法はこちら。
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埼玉県教員採用試験 出願から最終合格までの流れ
教員採用試験の選考は以下の流れで行われています。

2月~4月頃に説明会があります。前年度の結果や変更点、今後の採用スケジュールなどを聞くことができます。
自治体によっては若手教員との対談や相談会をしていることもあるので積極的に情報収集しましょう。
3月~5月頃にその年の日程や採用人数、試験内容などをまとめた募集要項が公表されます。
最近は教育委員会のホームページ上からダウンロードする形式が多いので、気になる自治体をブックマークしておくといいでしょう。
募集要項が配布されたら受験申込受付がスタートします。
提出書類を確認して記入漏れのないように注意しましょう。最近はネット出願が主流となっています。
6月下旬から7月にかけて一次試験が実施されます。
試験内容は筆記試験(教職・一般教養、専門教養)がメイン。一部の自治体では小論文や面接が実施されています。
一次試験合格者を対象に二次試験が実施されます。
試験内容は人物試験がメイン。個人面接は全自治体で実施され、その他、模擬授業や集団討論が実施されることも。二次試験に合格すれば最終合格(採用候補者名簿に登載)となります。
採用候補者名簿の登録者(最終合格者)を対象に採用面談や健康診断などがあります。受験者の意思確認を行う場となっており、勤務地の希望などを聞かれることも。
これらの過程を経て、翌年の4月1日から勤務開始となります。
教員採用試験に最終合格=採用ではなく、まずは採用候補者名簿に記載されます。その後、生徒数や学級数、退職者数などを考慮して内定(正式採用)となります。
【令和5(2023年度)】埼玉県教員採用試験の日程
埼玉県教育委員会は2022年2月22日、令和5年度(2022年実施)埼玉県教員採用試験の日程を発表しました。
詳細は次のとおり。
説明会
4月上旬〜説明会を行なっています。
詳しい日時は埼玉県教委HPで発表されるので随時チェックしましょう。
出願期間
2022年4月4日(月)~5月6日(金)
出願方法は原則インターネットとなっています。
※郵送の場合は、5月6日(金)消印まで有効。
受験資格(年齢制限)
- 昭和38年4月2日以降に生まれた人
- 志望する校種・教科の教員免許を所有している(取得見込みの)人
- 欠格事由に該当しない人
一次試験の日程
2022年7月10日(日)
一次試験の合格発表
2022年7月29日(金)
※一次試験の受験者全員に郵送で通知及び埼玉県教委ホームページに受験番号を掲載(午前10時〜)。
- 筆記(①教職・一般教養、②専門教科)
- 合格率は63.0%(令和4年度)
- 試験科目・範囲の広い教養・一般教養の攻略がポイント!
CHECK! 詳しい試験内容や傾向・対策法を「埼玉県教員採用試験の内容は?傾向と勉強方法を徹底解説!」で解説しています。併せて確認してください。
二次試験の日程
小学校 | 1日目:2022年8月20日、21日 2日目:2022年9月10日、11日 |
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中学校 | |
高等学校 | 1日目:2022年8月7日 2日目:2022年9月17日~23日 3日目:2022年8月21日 |
特別支援学校 | |
養護教諭 | 1日目:2022年8月20日、21日 2日目:2022年9月10日、11日 |
栄養教諭 |
最終合格発表
2022年10月中旬。
郵送及び埼玉県教員採用試験のホームページにアップされます。
出願から最終合格までの道のりは長いので、試験日から逆算して学習計画を立てていきましょう!
- 論文、個人面接、集団討論、適性検査、集団面接(高校・特支のみ)、実技(一部の教科)
- 二次試験の合格率は平均52.1%(令和4年度)
- 合格者の決定方法は論文試験、面接試験、実技試験の成績を総合して評価。
CHECK! 詳しい試験内容や傾向・対策法を「埼玉県教員採用試験の内容は?傾向と勉強方法を徹底解説!」で解説しています。併せて確認してください。
埼玉県教員採用試験の日程 併願受験はしてもいいの?
結論からいえば、試験日が重なっていなければ自由に併願できます!
何としてでも教員になりたいので、出身地以外の採用試験を受験したいという人は多いはず。
同じ試験日になりやすい関東地域や九州地域を受験することはできませんが、試験日が違う地域であれば併願できます。

近畿地域や東海地域などの併願パターンが考えられます。
教員採用試験の併願は基本
近年の教員採用試験の併願率は高くなっています。
そのため併願せずに1つに絞って受験している人の方が少数派です。
過去の受験者たちの例を見ると、埼玉県の受験者は愛知県や宮城県(仙台市)を併願している人が多いようです。
「【2023(令和5年度)】教員採用試験はいつある?全国の日程一覧まとめ」で教員採用試験の一次試験日をまとめましたので、参考にしてください。
また、民間企業(私立学校など)との併願も可能です。しかし、教員採用試験が始まる頃には選考が終わってしまっているところが多いので、「教採に落ちたから私立学校を受けよう」というのは難しいかもしれません。
面接では併願していることは言うべき?
面接では必ずといっていいぐらい「併願状況」を聞かれます。
この場合、正直に話すかどうか迷うと思うのですが、正直に答えて大丈夫です。
面接官も今までのパターンから何となく併願していることは知っていますが、必ず「第一志望です!」ということはアピールしてください。
>>教員採用試験の併願とは?メリットとデメリットを解説【日程を活用!】
埼玉県教員採用試験 日程から逆算してスケジュールを立てよう!
埼玉県教員採用試験の出願から最終合格までの流れを解説してきました。
効率よく勉強するには、試験日から逆算して計画を立てていく必要があります。
また、計画を立てておけば、合格には何が必要かを把握するだけではなく、必要ないものを捨てることもできます。
しっかり日程を把握してスケジュールを考えていきましょう!