栃木県教員採用試験の小論文(作文)試験について、
- 過去の出題テーマ
- 解答時間
- 文字数
- 評価基準
論文対策に必要不可欠な情報を集約!
今回は、栃木県教員採用試験の小論文に関する有益情報をまとめています。
どんな課題(テーマ)がでるのか、どうやって対策すればいいのか悩んでいる方は参考にしてくださいね。
【栃木県教員採用試験】小論文の傾向
栃木県教員採用試験の小論文は二次試験に実施されます。
試験時間 | 50分 |
文字数 | 600~1000字 (1000字詰め原稿用紙 |
評価観点 | 【課題把握】 テーマと論述内容の着眼点は、自分自身の体験や教育に関わる課題を適切に踏まえたものになっているか。また、自らの思いや考えを述べるとともに、見通しや豊かな発想が見られるか。 【実践意欲】 文章全体から、教育に対する情熱や使命感、豊かな人間性が感じ取れるか。 【文章構成】 「文章構成」「文脈(内容)の展開」「字句の使い方」等が適切で、読みやすい論述となっているか。 |
総合評価 | ABCの三段階 ※試験官それぞれの採点の結果、C評価が2人つくと不合格。 |
「教育時事」や「生徒(学習)指導」などのテーマをもとに、これまでの体験や教育観を関わらせて論述させることで、教師としての使命感や向上心などを評価します。
栃木県が求める教師像や教育施策(栃木県教育ビジョン)についても問われることもあるので確認しておきましょう。
【栃木県教員採用試験】小論文の過去問(テーマ)
栃木県教員採用試験の論文課題(過去問)を5年分まとめています。
内容の確認や練習などに活用してください。
2019年度(平成30年=2018年実施)
児童生徒にとって「魅力ある教師」とはどのような教師であると考えるか。また、あなたがそのような教師になるために、どのような研鑽を積んでいきたいか、具体的に書きなさい。
2020年度(令和元年=2019年実施)
社会の進歩や変化が急激に進む中、今の子供たちには、予測困難な社会を生き抜いていく力が必要とされている。このような力を子供たちに身に付けさせるために必要な教員の資質能力とは何か、また、その資質能力を身に付けるためにどのような取組をしていくか、具体的に書きなさい。
2021年度(令和2年=2020年実施)
栃木県では、「教え育てる道徳教育」を推進し、道徳教育の充実を図っているが、あなたは、児童の道徳性を養うためにどのような取組をしていきたいか、理由も含めて書きなさい。
2022年度(令和3年=2021年実施)
※2題から1題を選択して解答
ICT機器が身近になり、学校教育においても様々な場面で活用されている。一方で、SNS等の不適切な使用により、児童生徒がトラブルに巻き込まれるケースも後を絶たない。そのような中、児童生徒の「情報活用能力」(情報モラルを含む。)の育成を図ることが重要であると言われている。そこで、あなたが教員として、児童生徒の「情報活用能力」(情報モラルを含む。)を育成するために具体的にどのような取組をしていきたいか、理由を含めて書きなさい。
本県の児童生徒の体力を見ると、運動時間の減少や、運動をする子としない子の二極化等が懸念されている。そこで、小学校において体力向上を推進するにあたり、あなたが大切だと考えることは何か、理由を含めて書きなさい。また、児童の体力向上に向けて、日々の教育活動の中でどのような取組をしていきたいか、具体的に書きなさい。
2023年度(令和4年=2022年実施)
※2題から1題を選択して解答
障害の有無にかかわらず、誰もが互いに人格と個性を尊重し支え合って共生する社会を目指し、インクルーシブ教育システムの更なる推進が求められている。そこで、インクルーシブ教育システムの構築に向けて特別支援教育を充実させるために、あなたが大切だと考えることは何か、理由を含めて書きなさい。また、日々の教育活動の中でどのような取組をしていきたいか、具体的に書きなさい。
令和3年1月の中央教育審議会の答申で「個別最適な学び」という考え方が示され、個に応じた指導の充実がこれまで以上に求められている。そこで、あなたが教員として、個に応じた指導の充実を図っていくために具体的にどのような取組をしていきたいか、理由を含めて書きなさい。
【栃木県教員採用試験】小論文でよくある質問FAQ
ここでは、栃木県教員採用試験の小論文についてよくある質問を紹介します。
小論文で落ちること(足切り)がありますか?
はい、あります。
小論文はA~Cの三段階評価です。このうちC評価を受けると他の試験が満点でも不合格になる(=足切り)ので注意が必要です。
とくに「論旨」がズレてしまえば、大幅に評価をさげてしまいます。
このような観点は独学ではなかなか判断できないので、添削指導を受けて自分の弱点をあぶり出して対策しましょう。
小論文の書き方が知りたいです。
論文は「三段型」を使って書くことをオススメします。
文章の構成がしっかりでき、論旨に一貫性を持たせることが簡単にできる型だからです。
教員採用試験(小論文)の書き方を下記記事で紹介しているので参考にしてください。
論文添削でオススメのサービスはありませんか?
「ココナラ」というサービスがおすすめです。
- 料金が安い
- 質が高い
- Webで完結できる
教員採用試験(小論文)の添削サービスについて以下の記事でくわしく解説しています。
以上が、栃木県教員採用試験の小論文についてよくある質問です。
【栃木県教員採用試験】論文対策はいつから始める?
結論をいえば、人によります。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思うかもしれませんが、事実なので…。
というのも、あなたが文章を書くのが得意と思いこんでいるなら本番1カ月前でもよいかもしれませんし、まったく苦手ならもっと早くやるべきだからです。
とはいえ、とりあえず書いてみて評価を受けてから判断することをオススメします。
何度も言うように、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあるからです。
添削を受けてみて、ある程度書けていれば月に1~2枚ぐらい書く、まったくダメなら繰り返し書く。このように判断するといいでしょう。
論文対策は明確な解答がないため、独学では限界があります。そのことを踏まえて練習してください。

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