この記事では、京都府教員採用試験の小論文について徹底解説しています!
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小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、京都府教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
京都府教員採用試験の小論文とは
小論文とは、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。筆記試験(教職教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることを目的としています。
小論文の傾向
京都府教員採用試験の小論文は、一次試験に行われます。傾向は以下のとおり。
試験時間 | 40分 |
---|---|
文字数 | 制限なし |
形式 | 横書き |
評価方法 | 3段階評価 |
論文用紙は罫線のみなので、文字数は決まっていませんが、600字程度が上限になります(1行20文字×30行)。試験時間は40分と短いため、500字程度を目安に書くといいでしょう。

評価はA~Cの三段階で、C評価がつくと不合格です。
京都府教員採用試験 小論文の過去問テーマ
ここでは、京都府教員採用試験の小論文試験で過去に出題されたテーマをまとめています。
- 令和5年度(2022年実施)
- 令和4年度(2021年実施)
- 令和3年度(2020年実施)
- 令和2年度(2019年実施)
- 平成31年度(2018年実施)
令和5年度(2022年実施)
京都府教育委員会では、子どもたちに目指す人間像として「めまぐるしく変化していく社会において、変化を前向きにとらえて主体的に行動し、よりよい社会と幸福な人生を創り出せる人」と定めています。この「目指す人間像」が示された理由や背景について、あなたの考えを述べなさい。また、この「目指す人間像」の実現に向け、あなたはどのような教育活動に取り組んでいきたいと考えますか、具体的に述べなさい。
令和4年度(2021年実施)
京都府教育委員会では、「認知能力と非認知能力を一体的にはぐくむ教育の展開」を学校教育の重点の中に掲げていますが、その必要性について、昨今の子どもを取り巻く状況や課題を踏まえ、あなたの考えを述べなさい。また、これらの能力を一体的にはぐくむために、あなたはどのような取組をしていきたいと考えますか、具体的に述べなさい。
令和3年度(2020年実施)
京都府教育委員会では、「一人一人を大切にし、個性や能力を最大限に伸ばす」ことを重点目標の一つとして掲げ、教育活動を推進しています。すべての児童生徒が豊かな未来を切り拓いていけるよう、それぞれの個性や能力を最大限に伸ばしていく取組を行う上で、どのような点に留意する必要があると考えますか。昨今の子どもを取り巻く状況や課題に触れながら述べなさい。また、このことを踏まえ、具体的にどのような教育活動を進めていこうと思いますか。あなたの考えを述べなさい。
令和2年度(2019年実施)
京都府教育委員会では、教員が資質能力の向上を図る際の目標となるものとして、「求められる京都府の教員像」において、「教員に必要な5つの力」を掲げています。この5つの力のうち、「気づく力」は、様々な教育課題に対応するためには、アンテナを高く張り、児童生徒の小さな変化に気づくことができる、教員としての感性が大切であるというメッセージを込めて、最初に掲げています。この教員に求められる感性をどのように捉えるか、その必要性に触れながら、あなたの考えを述べなさい。また、その感性をどのように磨いていきますか、具体的に述べなさい。
平成31年度(2018年実施)
京都府教育委員会では、「京都府教育振興プラン」において、重点目標の一つに「学校の教育力の向上」を掲げ、教職員の資質や能力の向上を図る取組を推進しています。「教員に必要な資質や能力」とはどのようなものであるか、あなたの考えを述べなさい。また、それらを向上させるため、あなたは採用後にどのように取り組もうと考えますか。具体的に述べなさい。
論文を書きっぱなしにしていませんか?それだと、問題を解くだけで答え合わせしていないのと同じですよ。論文上達のコツは添削を受けること!
オススメの添削方法を【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
京都府教員採用試験 小論文対策を始めるときのコツ
ここでは、京都府教員採用試験の小論文対策を始めるときのコツを紹介します。
- 今の実力を確認する
- 本番3か月前には対策をスタートする
- 客観的な評価をもらう
今の実力を確認する
自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答になっていなかったりすることはよくあります。
なので、とりあえず予備校の模試などを受けてみて、今の論文力を把握してから、対策する時期の判断をしてみましょう。
そこできちんと書けているようであれば、月に1枚~2枚の論文を書くだけでも対策になります。逆にまったく書けないなら基礎からやる必要がありますよね。
本番3ヵ月前には対策を始める
小論文対策はやることが多いです。
- 課題把握力(読解力)
- 文章構成力
- 表現力
- 語彙力
- 教職関連の知識
これらの力は短期間で身につくものではありません。
語彙力や教職の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
なお、教員採用試験の論文対策はこちらの記事で詳しく解説しています。
客観的な評価をもらう
正解不正解がわからないまま小論文対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。



予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
周りに頼れる人がない方は【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由も解説でオススメの添削サービスを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
京都府教員採用試験 小論文で落ちないように準備しよう
今回は、京都府教員採用試験の小論文について、過去問や対策方法をまとめていました。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので気をつけてください。
小論文が原因で不合格にならにように、早めに準備を始めていきましょう。
今回は以上です。