東京都教員採用試験の内容は?一次・二次別に傾向と勉強方法を解説

東京都教員採用試験の勉強方法

こんなお悩みを解決できます!

●東京都教員採用試験の内容は何があるの?

●東京都教員採用試験の傾向は?

●東京都教員採用試験の筆記や面接の対策方法は?

今回は、東京都教員採用試験の内容や傾向に関する情報を発信しています。

本記事の内容

  • 東京都教員採用試験の内容
  • 東京都教員採用試験の傾向と対策方法(筆記試験編)
  • 東京都教員採用試験の傾向と対策方法(面接試験編)

「東京都教員採用試験の対策をはじめよう!」と思うものの、何からはじめていいかわかりませんよね。

そもそも、どんな試験があるのかどうかもよくわかっていない…。

教員採用試験は、自治体ごとに試験内容や問題が違います。そのため、内容を知らないまま対策することはNGです。

そこで本記事では、東京都教員採用試験の具体的な内容と、試験ごとの傾向から対策方法まで解説します。

これから対策をはじめる初心者はもちろん、思ったように対策が進んでいない中・上級者まで参考になる内容なので確認してくださいね。

※一般選考の内容をまとめています。

▼この記事を書いている人▼

東京都教員採用試験の内容は?

東京都教員採用試験の内容は、大きく「筆記試験」と「人物試験」に分類できます。

筆記試験

  • 教職教養
  • 専門教養

人物試験

  • 個人面接
  • 集団面接
  • 小論文
  • 実技試験

試験は段階式で行われ、まず一次選考で受験者をふるいにかけ人数を絞ります。その後、一次選考の合格者を対象に二次選考を行い最終合格者を決定するという流れです。

一次試験の内容

※試験名をタップ(クリック)すると、傾向と対策方法の箇所までジャンプします。

試験内容
教職教養教職教養、教育関連の法規等についての択一式試験
専門教養出願した校種等・教科(科目)についての択一式試験
小論文課題を読み捉え方、思考力、文章力等についての記述式試験
令和5年度受験案内より作成

二次試験の内容

※試験名をタップ(クリック)すると、傾向と対策方法の箇所までジャンプします。

試験内容
集団面接テーマに沿って受験者間で話し合う集団形式の面接試験
個人面接人物及び学習指導案に関連する知識等についての個別面接
実技試験出願した校種等・教科(科目)についての専門技能を図る試験
令和5年度受験案内より作成
合格者の決定方法は?

一次試験:教職教養、専門教養、小論文において基準点以上を取得した者のうち高得点の者から決定

二次試験:合格基準を満たした者のうちで、第二次選考で実施した試験の総得点が高い者から決定

出典:東京都公立学校教員採用候補者選考における選考内容と判定基準より抜粋

東京都教員採用試験 教職教養の試験科目は?傾向と対策方法を解説

ここでは、東京都教員採用試験の「教職教養試験」について、試験科目や傾向、具体的な勉強方法を解説していきます。

教職教養の試験科目

科目主な内容
教育原理学習指導要領や生徒指導など、教育の基礎知識、
教育法規教育基本法や学校教育法など、教育関連の法令知識。
教育心理学習に関する心理過程や成長発達、教育評価などの知識。
教育史教育制度や観念、思想など、教育の歴史に関する知識。
ローカル東京都の教育や施策、取組みなどに関する知識。
出典:令和4年度本試験より作成

具体的な問題(過去問)が見たい方は、以下の記事で公開しています。

教職教養の傾向

科目 / 年度202020212022
教育原理10109
教育法規899
教育心理434
教育史111
ローカル222
(2020〜2022年度本試験より作成)

試験時間は60分です。

解答数は25問なので、単純計算すると1問にかけられる時間は3分もありません。

マークシートへの記入や見直しの時間も考えると、テンポよく解答していくことが必要になってきます。普段の勉強から時間配分を意識しておくなど、十分な対策をしましょう。

教職教養の対策方法

教職教養の勉強を始めるにあたって、最初にすべきことは土台作りです。つまり、「過去問」の徹底的な理解です。

「いきなり過去問は無理じゃない?知識ないし…」と思うかもしれませんが、いきなり過去問を解けと言っているわけではありません。分析するのです。

過去問分析がきちんとできていれば、どの科目・単元から勉強すればいいのかわかるので、「何から勉強すればいいんだろう…。」と悩まなくてよくなるんですよね。

最初は時間がかかるかもしれませんが、過去問と参考書を行き来しながら分析してみてください。分析する年数は多ければ多いほど正確になるので、最低5年分、できれば10年分は見ておくことをオススメします。

この土台がきちんとできていないと無駄な努力を続けることになるかもしれません。対策することは他にもいっぱいあるので効率性を重視して勉強しましょう。

なお、下記記事では実際に過去問分析をしたデータを公開しています。正しい方法で勉強を始めたいと思う方は参考にしてみてください。

やり方を間違えずに正しい道筋(出題傾向)を知り、それに沿って問題を解く。

そうすれば、科目・範囲ともに膨大な教職教養の勉強は、これまでよりずっとラクに合格点を超えるようになると僕は考えます。

東京都教員採用試験 専門教養の傾向と対策方法

東京都教員採用試験の専門教養は、教員として授業等を行う上で必要な専門的知識を問う筆記試験です。

専門教養の試験科目

教科ごとに出題される科目が違うので、過去問などをみて傾向を把握することが必要。

小学校国語分野、社会分野、算数分野、理科分野、英語分野など
中高国語現代文、古典分野など
中高社会地理、歴史、公民など
中高理科物理、化学、生物など
中高保体体育分野、保健分野など
(主な教科と試験科目)

具体的な問題(過去問)が見たい方は、以下の記事で公開しています。

専門教養の傾向

専門教養は、中学〜高校までに習う部分が中心に出題されますが、大学の専門課程で学習するレベルの問題も出ています。

試験時間は60分ですが、問題数は教科によって異なります(小学校53問、公民36問など)。

出題方式は教職教養と同じく択一式で、正答番号をマークシートに記入。

専門教養は足切り(基準点)に注意

教科によっては、分野別基準点(足切り)が設定されています。

東京都教員採用試験 専門教養の分野別基準点
(令和4年度の内容)

1分野でも基準点(2割)を下回ると総合点がボーダーに達していても落ちます。

バランス良く対策しましょう。

東京都教員採用試験 小論文の傾向と対策方法

東京都教員採用試験の小論文は、筆記試験では判断できない「課題把握力」、「実践的指導力」、「論理的表現力」などの能力を評価する試験です。

文章を使って「自分」を表現することができる唯一の筆記試験なので、合否の重要な判断材料となることを覚えておきましょう。

論文の傾向

傾向は「課題(事例)読解タイプ」で、教育現場で起こりうる事例を読んだ上で自分の考えをまとめるというものです。

小学校小学校の教育に関するテーマ
その他教育に関するテーマ2題から1題を選択

どんな場面なのか、問題は何かといったポイントを押さえる読解力にくわえて、文章力が必要になります。

普段からどのような教育、指導をするのか考えておくことが大切です。

具体的な問題(過去問)が見たい方は、以下の記事で公開しています。

論文の文字数

論文の文字数は決まっており、910~1050字が設定されています。

文字数は下回っても、超えても減点になります。1,000字ぐらいを目安に練習するといいでしょう。

また、試験時間は70分です。

書き始めるとわかりますが、意外と時間は短いので、時間配分に注意してください。

論文の書き方(対策法)

東京都教員採用試験 集団面接(討論)の傾向

東京都教員採用試験の集団面接(討議)は、テーマに沿って受験者同士で議論させることで、集団組織のなかでどのような行動を取るのか判断する試験です。

はじめに、面接官が提示する課題について、受験者が順番に各自の考えや、それを実現するための具体的な取組を発表します。

その後、各自が提示した課題に関連することについて、「受験者間の話合い」を行い評価。

集団面接(討論)の傾向

  • 形式:集団討論
  • 試験時間:40分程度
  • 受験者数:5人
  • 面接官:3人

集団面接(討論)の評価基準

  • 「教職への理解」
  • 「教科等の指導力」
  • 「対応力」
  • 「将来性」
  • 「心身の健康と人間的な魅力等

これらの観点に沿ってA~Eの5段階で評価され、最終的に600点満点(個人面接と合計)に換算して総合点を決めます。

集団面接(討論)の流れ

テーマの発表

事前に発表(東京都教委HP)されたテーマから当日1つを指定され、グループとしての具体策を出すように指示されます。

※メンバーは「各学校の初任者」という状況設定あり。

構想&発表

テーマ発表後、2分間の構想時間が与えられます。

その後、一人90秒以内で考えた意見を発表(挙手制)。

※時間を過ぎると強制終了となります。

討論

全員が意見を発表し終えたら、討論を行います。(24分)

※時間を過ぎると強制終了となります。
※テーマに沿ってグループでの意見をまとめる必要があります(発表はなし)。
※司会などの指示はなし。

福永
福永

同じようなテーマが繰り返し出ているんですよね。

Point!
  • 集団面接の内容は討論
  • テーマは事前に発表、高レベルが求められる
  • 意見を言うだけでなく協力する姿勢、態度も重要

東京都教員採用試験 個人面接の傾向

東京都教員採用試験の個人面接は、筆記では判断できない受験者の人間性や教員への資質・適性、志望意欲などを評価する人物試験です。

試験時間は30分で、面接官3人から質問される形式。

個人面接の流れ

入室

集団討論が終わると、順番に面接室に入ります。

※その他メンバーは控室で待機。

「面接票」に関する質問

まず事前に提出した面接票について質問されます。(10分)

「単元指導計画」に関する質問

続いて事前に提出した単元指導計画について質問されます。(10分)

「場面指導」を実施

最後にテーマに沿って場面指導を行い、簡単な質問に回答して終了。(10分)

場面指導とは

日常の教育現場で想定されるワンシーンを実際に演じることを指します。

より詳しい傾向や対策方法を下記記事で解説しています。

東京都教員採用試験 面接対策 (1) 【2023年度】東京都教員採用試験の面接対策!面接票の書き方と過去質問を完全解説

東京都教員採用試験 実技試験の傾向と対策法

東京都教員採用試験の実技試験は、教科・科目に関する実践力を備えているのか評価する試験です。

音楽や美術など、知識よりも技能を専門に教える教科を中心に行われています。

実技試験のある校種・教科

小学校(英語コース)、音楽、美術、保健体育、英語の受験者が対象です。

実技試験の対策法

結論をいえば、十分に練習することです。

上記で示した内容をもとに、何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。

そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

なお、内容に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象。

そのため、実際の試験では面接と同じように楽しくできるように練習してください。

Point!
  • 内容を把握して早めに練習する
  • 実技試験は最低限のスキルチェックなのでできて当然
  • 子供たちの手本になることを意識する

東京都教員採用試験に合格する方法まとめ

東京都教員採用試験の内容は幅広いため、「難しそうだな…。」と感じたかもしれませんが、この内容をしっかりと理解して対策していかなければ合格できません。

しっかりと試験の本質を理解して正しい努力をすればある程度の結果は見えてきます。

もちろん、何も傾向を理解せず適当に勉強するだけでは時間のムダになってしまいますが、この記事を見ているような勉強熱心なあなたなら大丈夫です!

確かに試験内容は多いですが、あなたはしっかり勉強したいという意思が強いので、適当に勉強しているその他大勢の人に負けるわけありません。

勤勉なあなたは結果を出すことができるので安心してノウハウを学んで、まずは対策に時間のかかる筆記試験から勉強をはじめていきましょう。

Point!
  • 筆記試験:「教職教養」「専門教養」「小論文」
  • 人物試験:「個人面接」「集団面接」「実技試験」
  • 出題傾向を理解して効率よく対策することが最重要