さいたま市教員採用試験の論文試験について、
- 過去の出題テーマ
- 解答時間
- 文字数
- 評価基準
論文対策に必要不可欠な情報を集約!
今回は、さいたま市教員採用試験の論文をテーマにしています。
どんな課題(テーマ)がでるのか、どうやって対策すればいいのか悩んでいる方は参考にしてくださいね。
なお、さいたま市教員採用試験の内容を知らない方はこちらの記事も併せて確認しましょう!
さいたま市教員採用試験 論文の過去問
ここでは、さいたま市教員採用試験の論文課題(過去問)をまとめています。
令和元年度(2018年実施)
学習指導要領が改訂され、さいたま市でも「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進しています。あなたは、このことをどのようにとらえ、授業づくりに取り組んでいきますか。800字以内で具体的に述べてください
令和2年度(2019年実施)
さいたま市では、「世界と向き合い未来の創り手として輝き続ける人」という目指す人間像を掲げています。あなたは、このことを踏まえ、どのような教師を目指していきますか。800字以内で具体的に述べなさい。
令和3年度(2020年実施)
さいたま市では、「人生100年時代を豊かに生きる『未来を拓くさいたま教育』の推進」を掲げ、やり抜く力で「真の学力」を育成することを進めています。あなたは、このことを踏まえ、教師としてどのように取り組んでいきますか。具体的に述べなさい。
令和4年度(2021年実施)
中教審答申(令和3年1月)では、全ての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現を求めています。あなたは、このことを踏まえ、教師としてどのように取り組んでいきますか。具体的に述べなさい。
令和5年度(2022年実施)
さいたま市では、「GIGAスクール構想」により、整備されたICT環境を積極的に活用し、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの授業改善」を推進しています。あなたは、このことを踏まえ、教師としてどのように取り組んでいきますか。具体的に述べなさい。

これより過去の課題テーマはこちらの記事でまとめています。
さいたま市教員採用試験 論文の解答時間は45分
論文の試験時間は45分です。
論文を書くときには、時間配分を意識する必要があります。
時間配分の目安は以下のとおり。
- 課題の把握、文章構成:5分
- 執筆:35分
- 推敲(見直し):5分



時間配分の感覚をつかむためには、実際に時間を図りながら練習することが必須です。
さいたま市教員採用試験 論文の文字数は800字
論文の文字数は800字程度です。



何文字くらい書けばいいんだろう…?
文字数に悩む受験者は多いですが、書くときは9割前後(700字~)を目安に書くといいでしょう。
なぜなら、文字数は採点に大きく関わってくるため、少なすぎる(500字以下)と点数がつかずに即落ちの可能性もあるからです。
文字数が多ければいいというわけではありませんが、一定の評価を得るには少なくとも7割(560字)以上は書く必要があります。
練習の段階から時間を計り、しっかり文字数を埋められるように準備してください。
さいたま市教員採用試験 論文の評価基準
- 論題を正しく捉えているか。
- 具体的な記述がなされているか。
- 勤務経験を踏まえた記述がなされているか。
- 求められる職務内容を踏まえた記述がなされているか。
- 正しい表記や論文としてのまとまりがあるか。
参考元:令和5年度選考方針について(さいたま市)
これらの観点に沿って評価します。
配点は100点満点。
さいたま市教員採用試験 論文でよくある質問FAQ
ここでは、さいたま市教員採用試験の論文についてよくある質問を紹介します。
Q1 論文で落ちること(足切り)はありますか?
はい、あります。論文には基準点が設定されており、基準点を下回ると他の試験が満点でも不合格になる(=足切り)ので注意が必要です。
※基準点は公表されていませんが、不合格者や他自治体のデータから2~3割だと推測できます。
Q2 論文の書き方や模範解答が知りたいです。
論文は「三段型」を使って書くことをオススメします。 文章の構成がしっかりでき、論旨に一貫性を持たせることが簡単にできる型だからです。
さいたま市は模範解答を公表していませんが、論文の一般的な問題・解答例を下記記事で紹介しているので参考にしてください。


Q3 論文添削でオススメのサービスはありませんか?
「ココナラ」というサービスがおすすめです。
- 料金が安い
- 質が高い
- Webで完結できる
詳しくは以下の記事で解説しています。


以上が、さいたま市教員採用試験の論文についてよくある質問です。
さいたま市教員採用試験 論文対策はいつから始める?
結論をいえば、人によります。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思うかもしれませんが、事実なので…。
というのも、あなたが文章を書くのが得意と思いこんでいるなら本番1カ月前でもよいかもしれませんし、まったく苦手ならもっと早くやるべきだからです。
とはいえ、とりあえず書いてみて評価を受けてから判断することをオススメします。
》教員採用試験の論文で高評価を取るには?オススメの添削方法を紹介
何度も言うように、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあるからです。
添削を受けてみて、ある程度書けていれば月に1~2枚ぐらい書く、まったくダメなら繰り返し書く。このように判断するといいでしょう。
論文対策は明確な解答がないため、独学では限界があります。そのことを踏まえて練習してくださいね。
》【模範解答例あり】教員採用試験の論文が書けない理由と対策法を解説
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!