- 栄養教諭の倍率は高いの?
- 栄養教諭の倍率が低い県を知りたい。
- 栄養教諭の倍率一覧(全国)を見たい
倍率って気になりますよね!
倍率が低ければ受かるかも!と舞い上がり、逆に高いと絶望する。気になったことを検索しただけなのに、数字を見て一喜一憂してしまう。
このような悩みを抱えている受験者は、あなただけではありません。
恐らく受験者の90%が思う、倍率あるあるです。
というわけで、本記事の内容がコレ!
- 栄養教諭の倍率は高い!
- 栄養教諭の倍率が低い県はどこ?ランキング形式で発表!
- 栄養教諭の倍率一覧(都道府県別)
結論からいうと、栄養教諭の倍率は全国的に高めです!
現実を受け入れて合格を目指しましょう。
なお、栄養教諭の過去問に関するお問い合わせはこちら。
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【前提知識】栄養教諭とは?なる方法を解説!
栄養教諭とは小学校や中学校などで食に関する指導をする先生のことです。
栄養教諭になるまでの道のり
栄養教諭の教育免許が取れる大学や短大に行き、一定の単位を取ることで付与されます。
※免許は資格ですが試験ではありません。あくまでも大学の授業(講義や教育実習など)をクリアできれば取得できます。
栄養教諭の教員免許を取得すれば、各自治体が実施する教員採用試験を受験することができます。
教員採用試験に合格すれば、晴れて学校の栄養教諭としての勤務がスタートします。
この流れが最も一般的であり、簡単なルートと言えるでしょう。
続いて、栄養教諭の実施状況を解説していきます。
教員採用試験 栄養教諭の倍率は高い!
結論から言えば、栄養教諭の倍率は高いです。
令和4年度(2022年度)倍率の全国平均は9.2倍で、昨年度7.2倍から2.0ポイント上昇しました。
文部科学省のデータによると、過去10年間で3番目に高い結果となっています。

過去10年間で1番高かったのは、平成24年度の10.1倍、次いで平成26年度の9.6倍です!
他の校種(中学校や高校など)に比べても栄養教諭の倍率は高いことがわかります。
小学校 | 2.7 |
中学校 | 5.0 |
高等学校 | 6.1 |
特別支援学校 | 3.1 |
養護教諭 | 6.5 |
栄養教諭 | 8.1 |
決して簡単な試験ではありません。
少しでも早めに準備を始めることが合格に必要です。
教員採用試験 栄養教諭の倍率が低い県はどこ?ランキング形式で発表!
栄養教諭の倍率はどの校種よりも高い傾向にあります。
何としてでも栄養教諭の先生になりたいという人は、なるべく低倍率の自治体を選んで受験することも考えているかもしれません。
とくに栄養教諭は専門性が求められるため、少しでも経験をしていることが何よりもアピールになります。
そこで令和2年度から令和4年度の倍率結果を参考に全国の自治体を比較して、より低倍率の都道府県ベスト3を紹介します。
令和4年度(2022年度)
- 宮城県:4.0倍
- 新潟県:4.4倍
- 岐阜県:4.4倍
令和3年度(2021年度)
- 富山県:1.0倍
- 福井県:3.3倍
- 岐阜県:3.9倍
令和2年度(2020年度)
- 福岡市:3.6倍
- 北海道:4.9倍
- 広島県:5.2倍
倍率が低い=簡単ではない
倍率が低いからといって簡単に合格できるわけではないので注意が必要です。
例えば、採用数5人に対して受験者層が次の2パターンだったらどっちが簡単でしょうか?
- A:東大生10人
- B:偏差値50の大学生:50人
倍率を見ると、A:2倍、B:10倍ですが、恐らくBの方がレベルは低いと思います。
倍率が低いからといってレベルがさがるわけではないので、対策はしっかりしてから受験しましょう。
>>【うかりやすい自治体は?】教員採用試験の倍率が低い県ランキング2022
【全国】教員採用試験 栄養教諭の倍率一覧
平成30年度(2018年度)から令和4年度(2022年度)までの倍率を全国一覧にしてまとめています。
自分の志望自治体の倍率はもちろん、併願先や興味のある自治体の倍率を確認してみましょう。
※例年、3月頃に文部科学省が『前年度』の統計データを発表します。
自治体 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 9.4 | 3.9 | 4.9 | 4.5 | 6.7 |
青森県 | 12.0 | 12.5 | – | – | – |
岩手県 | – | 10.0 | 7.0 | 5.7 | 25.0 |
宮城県 | 4.0 | 4.5 | 8.7 | 5.2 | 2.9 |
仙台市 | 7.0 | 7.5 | 7.3 | 7.3 | 7.3 |
秋田県 | 12.0 | 17.0 | 16.0 | 13.0 | 4.3 |
山形県 | 13.0 | 15.0 | 18.0 | 9.5 | 8.5 |
茨城県 | 10.0 | 5.7 | 6.6 | 5.4 | 4.6 |
埼玉県 | 7.7 | 6.8 | 7.3 | 7.3 | 6.6 |
さいたま市 | 6.0 | 6.5 | 8.7 | 6.7 | 5.3 |
千葉県 | 9.5 | 15.0 | – | – | – |
相模原市 | 11.5 | – | – | – | – |
新潟県 | 5.5 | 10.0 | – | 2.6 | 22.0 |
新潟市 | – | 13.0 | 6.0 | – | – |
富山県 | 5.3 | 1.0 | – | – | – |
石川県 | 6.0 | – | 13.0 | 1.4 | – |
福井県 | 12.0 | 3.3 | 6.5 | 14.0 | 3.3 |
山梨県 | 16.0 | – | 20.0 | 10.5 | 20.0 |
長野県 | 6.8 | 16.0 | 11.5 | 4.8 | 5.1 |
岐阜県 | 4.4 | 3.7 | 14.3 | 19.5 | 15.5 |
静岡県 | 10.5 | – | – | – | – |
静岡市 | 9.0 | – | – | – | – |
愛知県 | 9.6 | 9.9 | 12.6 | 18.0 | 5.7 |
名古屋市 | 9.6 | 3.9 | 11.8 | 16.7 | 7.0 |
三重県 | 10.0 | 7.2 | 7.2 | 15.0 | 10.4 |
滋賀県 | 5.0 | 16.0 | 23.0 | 28.0 | 26.0 |
京都府 | 8.3 | 6.0 | 6.6 | 8.0 | 4.7 |
京都市 | 9.2 | 7.0 | 5.3 | 11.4 | 8.6 |
大阪府 | 10.6 | 8.4 | 10.4 | 9.5 | 6.8 |
豊能地区 | 12.0 | 6.0 | 15.0 | 4.0 | – |
大阪市 | 16.7 | 10.0 | 6.4 | 8.8 | 4.1 |
堺市 | 13.0 | 16.0 | 9.0 | 14.0 | 9.5 |
兵庫県 | 13.6 | 8.4 | 5.8 | 8.5 | 9.2 |
神戸市 | 32.0 | 13.5 | 12.0 | 23.0 | 26.0 |
奈良県 | 6.7 | 4.7 | 5.5 | 4.8 | 5.0 |
島根県 | 16.0 | 11.0 | 16.0 | 20.0 | 16.0 |
岡山県 | – | 22.0 | 24.0 | 44.0 | 43.0 |
岡山市 | 22.0 | 15.0 | – | – | – |
広島県 | 9.9 | 5.4 | 5.2 | 10.3 | 6.9 |
山口県 | – | – | – | 10.5 | 11.0 |
徳島県 | 17.0 | 16.0 | 8.5 | 4.7 | 11.0 |
香川県 | 23.0 | 4.1 | 13.0 | 6.5 | 6.8 |
愛媛県 | 36.0 | 12.3 | 8.8 | 14.3 | 11.7 |
高知県 | 13.0 | 19.7 | 14.3 | 9.8 | 6.4 |
福岡県 | 6.2 | 18.7 | 5.9 | 3.8 | 6.3 |
福岡市 | 24.0 | 14.0 | 3.6 | 4.8 | 6.6 |
北九州市 | 9.8 | 14.7 | 10.0 | 5.6 | 12.5 |
佐賀県 | 11.0 | 9.0 | 6.0 | 8.0 | 14.0 |
熊本県 | 6.0 | 8.7 | 8.0 | 9.3 | 7.8 |
熊本市 | 11.0 | 5.7 | 7.3 | 6.3 | 14.5 |
大分県 | 4.4 | 4.8 | 6.0 | 11.5 | 6.6 |
宮崎県 | 29.0 | 9.7 | 6.8 | 11.7 | – |
鹿児島県 | 5.9 | 8.9 | 17.0 | 11.8 | 22.3 |
受験者数や合格者数、試験ごとの倍率は自治体別のページ(下記記事)でまとめています。
>>【全国結果一覧】教員採用試験の倍率を都道府県・教科別に徹底解説!
まとめ:栄養教諭の倍率は高いけど対策方法は同じ!
栄養教諭の倍率は高いです!
そのため諦めモードになっている人も多いかもしれません。
しかし、実際に見える数値ほど倍率は高くありません。
記念受験の人やまともに対策をしていない人も含まれているからです。
なので、やることをしっかりやっていれば合格できます。
確実に合格するには、試験傾向をしっかり把握して準備することが重要です。
ある程度、実施状況がわかったらさっそく行動に移しましょう!