
長野県教員採用試験の小論文はどんな出題テーマが出ているの?文字数や試験時間なども知りたいです!
このような悩みを解決します。
小論文対策を始めるときに一番知りたい情報が「過去問」ですよね。
本記事では、長野県教員採用試験の小論文について過去問5年分をまとめました。
試験概要(文字数や評価基準)や対策方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
▼この記事を書いている人▼
【長野県教員採用試験】小論文試験の概要
小論文は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(一般教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることができます。
小論文の概要は以下のとおり。
実施 | 一次試験 |
試験時間 | 義務教育:60分 高等学校:45分 |
文字数 | 義務教育:800字 高等学校:600字 |
出題形式 | 【義務教育:テーマ提示型】 テーマにそって自分の考えを論述する形式 【高等学校:抽象型】 題から自分でテーマを設定して論述する形式 |
配点 | 36点満点(A~Eの5段階で総評) |
評価観点 | 題意把握の的確さ(根拠の妥当性) 文章構成の工夫(適切な構成等) 論理的思考力(論旨の展開等) 表記(誤字・脱字・字数) |
【長野県教員採用試験】小論文試験の過去問(平成31年度~令和5年度)
ここでは長野県教員採用試験の小論文の過去問をまとめています。
過去の出題テーマを参考に特徴や傾向をつかんでみましょう。
平成31年度採用(=2018年実施)
「子どもと共に歩む教師」について、自分の体験を踏まえて考えを述べなさい。
令和2年度採用(=2019年実施)
「子どもの多様性を生かす教師」について、自分の体験を踏まえて考えを述べなさい。
令和3年度採用(=2020年実施)
「子どもと向き合う教師」について、自らの体験をもとに考えを述べなさい。
令和4年度採用(=2021年実施)
子ども中心の学びについて、自分の体験をふまえて、あなたの考えを700字~800字で書きなさい。
令和5年度採用(=2022年実施)
「子どもをまるごと受け止める教師」について、自分の体験をふまえて、あなたの考えを書きなさい。
【長野県教員採用試験】独学での小論文対策は難しい
「独学で小論文対策は難しい」というのが僕の意見です。
なぜなら、知識のない人が適当に文章を書いても、書けているのかどうか判断できないからです。
小論文にはいくつかの文章型というものがあり、それを守って書くことで、はじめて論理的で説得力のある文章を書くことができます。
- 頭括式
-
結論→説明①→説明②→説明③の型
- 双括式
-
概要→説明①→説明②→説明③→結論の型
- 尾括式
-
説明①→説明②→説明③→結論の型
普段あなたが書く小論文は、どの型で書いているのか把握できていますか。それぞれの特徴を理解して書けているでしょうか。
自分の主張や内容が良くても、文章型からズレていれば評価は上がりません。小論文を書いたつもりなのに、作文だと言われたことがある人は要注意です。
他にも、
- テーマの読み取り
- 原稿用紙の使い方
- 誤字・脱字
なども、独学では判断しづらいです。
なお、詳しい対策方法(書き方)は以下の「【模範解答例あり】教員採用試験の論文が書けない理由と対策法を解説」で解説しています。
【長野県教員採用試験】小論文対策は添削が必須
効率よく小論文対策をするなら「添削でフィードバックをもらう」ことが大事です。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。小論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。
正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。



予備校を使うのもありだし、大学生なら教職課や教職センター、講師なら校長先生を頼ってみてください。
なお、オススメの添削サービスを以下の「教員採用試験の論文で高評価を取るには?オススメの添削方法を紹介」でまとめています。
周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。
【長野県教員採用試験】小論文対策はいつから始めるべきか
結論をいえば、人によります。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思うかもしれませんが、事実なので…。
というのも、あなたが文章を書くのが得意と思いこんでいるなら本番1カ月前でもよいかもしれませんし、まったく苦手ならもっと早くやるべきだからです。
とはいえ、とりあえず書いてみて評価を受けてから判断することをオススメします。
何度も言うように、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあるからです。
添削を受けてみて、ある程度書けていれば月に1~2枚ぐらい書く、まったくダメなら繰り返し書く。このように判断するといいでしょう。
論文対策は明確な解答がないため、独学では限界があります。そのことを踏まえて練習してください。