【全国一覧】教員採用試験の倍率推移を都道府県別・教科別

教員採用試験の倍率推移(全国、教科別まとめ)

教員採用試験の志望者が気になるデータといえば…倍率(実施結果)ですよね!

倍率が低ければ受かるかも!と舞い上がり、逆に高いと絶望する。気になったことを検索サーチしただけなのに、数字を見て一喜一憂いっきいちゆうしてしまう……。

このような悩みを抱えているのは、あなただけではありません。実際にこの記事へのアクセス数がめちゃ多いんですよ。

そこで今回は、教員採用試験の倍率を3パターンに分けて紹介します。

倍率がわかれば、ある程度の合格難易度を測ることが可能ですよ。今後の倍率についても予想しています。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

【教員採用試験】過去〜最新の倍率推移(全国)

ここでは2014年度〜2023年度までの倍率推移(全体)をまとめています。

採用年度受験者数合格者数実質倍率
2014177,82032,9505.4
2015174,97633,9035.2
2016170,45534,1495.0
2017166,06833,8474.9
2018160,66735,0544.6
2019148,46536,7074.0
2020138,04236,9853.7
2021134,26736,8343.6
2022126,39136,2913.5
2023119,37838,5283.1

【出典】
※受験者数:公立学校教員採用選考試験の実施状況(文部科学省)
※合格者数:各教育委員会の公表資料

【補足】
※最終倍率は受験者数÷合格者数の数値(実質倍率)
※2023年度は暫定値(2022年12月15日現在)

『全体』とは小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭の合計(総合)を指します!

【教員採用試験】都道府県別の倍率

ここでは2019年度〜2023年度までの倍率を都道府県別にまとめています。

自治体名をタップ(クリック)すると受験人数や合格人数などの詳細を確認できます。

自治体20192020202120222023
北海道2.22.53.02.82.1
青森県4.94.34.54.53.8
岩手県4.03.73.33.73.2
宮城県5.83.72.93.02.6
秋田県5.14.83.22.73.0
山形県2.92.32.22.42.3
福島県4.73.33.63.73.5
茨城県3.12.82.62.93.6
栃木県4.13.33.63.64.6
群馬県5.04.74.44.53.7
埼玉県4.34.03.73.02.8
千葉県3.42.92.82.82.6
東京都3.13.12.83.42.1
神奈川県4.94.34.13.73.3
新潟県2.13.62.62.62.2
富山県2.92.42.32.12.1
石川県4.03.63.53.43.2
福井県4.13.73.23.02.5
山梨県4.03.13.13.12.8
長野県4.23.93.93.53.7
岐阜県3.73.32.92.82.9
静岡県3.83.84.13.84.0
愛知県4.74.24.13.83.3
三重県7.25.66.14.74.3
滋賀県4.64.44.03.73.3
京都府5.44.34.24.03.7
大阪府5.65.75.04.14.5
兵庫県6.75.85.44.64.6
奈良県5.35.15.05.24.6
和歌山県3.93.63.63.53.7
鳥取県3.24.74.13.33.0
島根県4.43.63.73.03.0
岡山県4.24.65.44.44.2
広島県3.12.52.72.72.8
山口県3.32.92.83.12.6
徳島県4.64.95.25.45.9
香川県4.84.44.54.64.4
愛媛県2.92.83.22.92.5
高知県6.97.47.67.87.6
福岡県3.03.22.92.72.7
佐賀県3.12.72.62.42.1
長崎県3.12.72.62.32.0
熊本県5.14.53.63.22.6
大分県3.73.63.13.02.8
宮崎県3.83.84.03.33.2
鹿児島県5.83.93.43.02.6
沖縄県8.98.18.97.85.7
札幌市3.63.33.74.43.7
仙台市3.04.33.32.73.8
さいたま市4.13.53.43.13.0
横浜市3.82.62.82.92.7
川崎市3.73.24.22.92.4
相模原市5.83.63.53.33.1
新潟市2.43.43.52.22.0
静岡市3.13.03.03.53.8
浜松市3.43.13.83.73.9
名古屋市4.34.54.13.83.5
京都市6.25.04.95.15.7
大阪市3.73.43.43.93.0
堺市5.44.96.85.33.5
神戸市5.86.97.57.13.6
岡山市3.63.54.23.73.3
北九州市2.42.12.93.22.4
福岡市6.23.82.32.22.0
熊本市4.54.13.42.92.3
豊能地区6.44.64.24.83.7

【出典】
公立学校教員採用選考試験の実施状況(文部科学省)
※各教育委員会の公表資料

【補足】
※最終倍率は受験者数÷合格者数の数値(実質倍率)
※2023年度は暫定値(2022年12月15日現在)

【教員採用試験】校種・教科別の倍率

ここでは2019年度〜2023年度までの倍率を校種・教科別にまとめています。

校種・教科名をタップ(クリック)すると受験人数や合格人数などの詳細を確認できます。

校種・教科20192020202120222023
小学校2.72.52.52.42.1
中学校・国語3.73.02.83.02.6
中学校・社会7.25.85.75.55.0
中学校・数学5.14.33.83.83.4
中学校・理科3.93.33.02.62.2
中学校・音楽5.04.34.44.53.6
中学校・美術3.33.12.92.72.1
中学校・保体8.67.67.58.88.0
中学校・技術2.52.22.22.01.7
中学校・家庭3.62.92.52.31.9
中学校・英語3.83.43.23.12.8
高校・国語5.04.84.44.24.2
高校・地歴8.47.48.06.95.7
高校・公民9.08.58.59.26.3
高校・数学8.38.28.46.96.5
高校・理科6.76.96.26.04.9
高校・保体15.214.715.912.511.7
高校・音楽7.58.88.46.56.9
高校・美術9.67.29.16.45.9
高校・英語4.64.24.13.93.4
高校・家庭4.44.24.74.33.9
高校・情報8.67.46.84.54.6
高校・商業8.38.37.26.54.9
特別支援学校3.43.13.12.82.4
養護教諭5.95.76.76.66.9
栄養教諭8.17.97.89.28.0

【出典】
公立学校教員採用選考試験の実施状況(文部科学省)
※各教育委員会の公表資料

【補足】
※最終倍率は受験者数÷合格者数の数値(実質倍率)
※2023年度は暫定値(2022年12月15日現在)
※詳細を公表していない自治体は除く
※中高一括採用は中学校として算出

【今後はどうなる?】教員採用試験の倍率は上昇する可能性あり

「今後の倍率はどうなるんだろう・・・。」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

結論をいえば、今後の教員採用試験の倍率は上がることが予測されています

というのも、

  • 教員の大量退職が終わりかけている
  • 学校数・児童数が減少している

といった要因があるからです。

今後の教員退職者数の推移(文部科学省)
出典:文部科学省

このように現在の退職者数よりも半減することが既に予測されているのです。

とはいえ、いきなり2倍から5倍になるということはなく、2倍⇒2.2倍⇒2.4倍・・・みたいにジワジワ上昇するのではないでしょうか。

さらに、今後は小学校の教科担任制などもあります。そのため教員の需要は間違いなく増えてきます。忙しいイメージのある教員ですが、中高生がなりたい職業ランキングでは上位にいることも事実です(ニフティ株式会社によるリサーチ結果)。

低倍率なこの時代に合格を目指して精進していきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福永真のアバター 福永真 編集長

公立学校教員採用試験の情報メディア「教採ギルド(KYOSAI GUILD)」を運営しています。横国大を卒業→中高社会科教員→退職→教育出版社→独立→大学等で教示。教採指導をして13年目(2022年4月現在)。ツイッターやnoteでも情報発信中です!

目次