相模原市教員採用試験の二次試験で行われる個人面接。
「自己PRや志望動機を聞かれる試験でしょ?」となんとなく内容をイメージできるけど、実際に”何を質問されるのか“気になるのではないでしょうか。
結論からお話すると、相模原市教員採用試験の個人面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『相模原市の教育方針を3つ言ってください。』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
本記事では、相模原市教員採用試験の個人面接に関する下記の内容を紹介します。
※青字をクリックすると、読みたい項目まで移動できます。
「個人面接で聞かれる質問が知りたい」「個人面接の内容が知りたい」「個人面接の対策を始めたい」という方は必見です!
早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、個人面接を攻略できるように準備を始めましょう。
なお、教採ギルドでは、他にも全自治体の面接質問を集約・配信しています。気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

相模原市教員採用試験 面接の質問
ここでは、実際に相模原市教員採用試験を受験してきた方々から集めた面接試験の質問を抜粋してまとめています。

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
- 模擬授業はよくできましたか。
- 模擬授業は誰に指導してもらいましたか。
- 教員を目指した理由は何ですか。
- 学生時代の部活動は何をやっていましたか。
- ボランティア活動歴を教えてください。
- 相模原市の教育方針を3つ言ってください。
- 相模原市の教員になったら一番やってみたいことは何ですか。
- あなたは2年生の担任です。授業中に居眠りをしていたAさんを放課後に呼びだして話をしました。どのような声掛けをしますか。
- 近年片親の子どもが増えています。ある子が睡眠不足で、親と連絡が取れない場合、どのようにすればいいですか。
- 「SNSに悪口を書かれた」とBさんが相談してきました。面接官をBさんだと思って対応してください。
→今の対応について,どのようなことに気をつけましたか。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
なお、ここには掲載しきれなかった問題や返答に困る質問への回答例はこちらでも公開しています。


相模原市教員採用試験 面接の傾向
相模原市教員採用試験の面接は、二次選考で行われます。
試験日 | 令和5年8月10日(木)~8月16日(水)のうち指定した1日 |
---|---|
試験時間 | 30分 |
面接官 | 4人 |
配点 | 400点 / 500点満点 |
評価の観点 | ○ 姿勢・態度 ○ 社会性・協調性・コミュニケーション能力 ○ 向上心・使命感 ○ 知識 |
面接は、模擬授業の終了後すぐに始まります。
(状況によっては一度控室に戻り、順番になったら声がかかることも)。
試験時間は約30分もあり、他の教員採用試験よりも圧倒的に長いです。



平均は15分ほど!
また、配点は500点満点のうち400点もあり、
個人面接の配点が極めて高いのが相模原市の特徴です。
模擬授業 | 個人面接 |
---|---|
100点 | 400点 |
面接は、二次試験日に提出する自己PR書をベースに進行します。
しかし、試験時間が長いため、自己PR書に書いた内容以外からも聞かれるほか、1つ1つの回答に対して細かい深堀りをするコンピテンシー評価型で行われる点にも注意が必要です。
コンピテンシー評価型面接とは?
知識として知っている方も多いと思いますが、この面接形式は、結果や成果にとどまらず、その達成までのプロセスに着目し、受験者の行動特性を評価することを目的としています。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、以下のような追質問がされることがあります。
- なぜ家庭教師をしようと思ったのですか?
- どんな子どもたちを教えていたのですか?
- 苦労(工夫)した点はありましたか?
このように、これまでの経験や体験について掘り下げる面接形式であるため、しっかりと準備しておく必要があるのです。
しかし、コンピテンシー評価型面接はタネさえわかっていれば恐れることはありません。
時間をかけて対策すべきパターンは3つしかないので、早めにポイントを押さえて準備を始めましょう。
詳しいパターンは以下の記事を参考にしてください。


相模原市教員採用試験 面接の攻略法
相模原市教員採用試験の面接を攻略する方法を3ステップで紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析を進める
- 模擬面接で実践練習
求める教師像を把握する
相模原市教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(相模原市)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
相模原市が求める教師像は以下のとおりです。
- 信頼される教員
-
子どもの願いや悩みに真剣に向き合い、家庭・地域・仲間と共に、その実現・解決に努める教員
- 人間性豊かな教員
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子どもと共に感動を分かち合い、情熱をもって夢を語れる教員
- 指導力向上に努める教員
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子ども一人ひとりが「もっと学びたい」「もっと知りたい」と感じる授業を目指し、その実現のため自己研鑽に努める教員



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析をする
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。
多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。
そうすれば、自分の芯と相模原市が求める人物像とがマッチングしてくるので、話に厚みが出てきますよ。
過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。
模擬面接で実践練習
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できないですよね。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
なお、面接対策を始める時期やコツは以下の記事で詳しく解説しています。
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相模原市教員採用試験 面接対策まとめ
今回は、相模原市教員採用試験の面接試験(個人面接)を徹底解説しました。
面接試験は筆記と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。
そのため、対策を後回しにしてしまい不合格になる人が後を絶ちません。
不合格にならないためには、「自己分析」に時間をかけて「模擬練習」をしっかり行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。
面接試験は筆記よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
過去の質問は「【これで面接対策は大丈夫!】相模原市教員採用試験の面接質問集」で88個紹介しています。ぜひ活用にしてください。
今回は以上です。