新潟市教員採用試験の面接対策に取り組むにあたり、「何から始めたら良いのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。そこで本記事では、新潟市教員採用試験の面接試験(個人面接)で、過去に聞かれた質問内容を紹介します。
面接試験の傾向や対策方法についても解説しているので、早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。
新潟市教員採用試験の面接対策は何から?
結論、面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
あらかじめ聞かれることがわかっていれば、事前に回答を練ることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
過去の質問を使い回答を練ること
そこでここでは、実際に新潟市教員採用試験を受験してきた方々(様々な校種・教科)から集めた質問内容を抜粋してまとめています。自分なりの回答を準備しつつ対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
- 志望動機は何ですか。
- 長所を踏まえて自己アピールしてください。
- どのような教員になりたいですか。
- どんな学級経営をしたいですか。
- 理想の教師像を教えてください。
- 教員の不祥事はなぜ起こると思いますか。
- 担任を持つなら何年生がいいですか。
- ICTは得意ですか。また、授業にどうやって取り入れますか。
- これまでの経験で最もつらかったことは何ですか。
- 新潟市の好きなところはどこですか。
- 勉強が苦手な子どもにはどのような対応をしますか。
こういった質問に自信、根拠をもって回答できるように自己分析を進めてくださいね。
なお、ここには掲載できなかった質問はこちらでもまとめています。


新潟市教員採用試験 面接試験の傾向
試験時間 | 20分 |
---|---|
面接官 | 3人 |
形式 | 口頭試問+場面指導+ |
配点 | 60点満点 |
新潟市教員採用試験では、二次選考に個人面接が行われます。
個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
場面指導がある
個人面接の最初に場面指導とそれに関する質問があります。
コンピテンシー評価型
新潟市では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いと思いますが、この面接形式は、結果や成果にとどまらず、その達成までのプロセスに着目し、受験者の行動特性を評価することを目的としています。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、以下のような追質問がされることがあります。
- なぜ家庭教師をしようと思ったのですか?
- どんな子どもたちを教えていたのですか?
- 苦労(工夫)した点はありましたか?
このように、これまでの経験や体験について掘り下げる面接形式であるため、しっかりと準備しておく必要があるのです。これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。
詳しい質問技法などは、こちらの『note』で解説しています。
新潟市教員採用試験 面接の攻略法3ステップ
新潟市教員採用試験の個人面接を攻略する方法を3ステップで紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析を進める
- 模擬面接で実践練習
求める教師像を把握する
新潟市教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(新潟市)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
新潟市が求める教師像は以下のとおりです。
次代の新潟を支え,世界にはばたく心豊かな子どもを育むことのできる「授業力」・「組織マネジメント力」・「人間力」を備えた,市民感覚に富んだ教師



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
自己分析をする
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。
多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。
そうすれば、自分の芯と新潟市が求める人物像とがマッチングしてくるので、話に厚みが出てきますよ。過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。
模擬面接で実践練習
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。
教員採用試験の面接対策は以下の記事で詳しく解説しています。
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まとめ|新潟市教員採用試験の面接で落ちないために
今回は、新潟市教員採用試験の個人面接を徹底解説しました。
個人面接は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。
不合格にならないためには、面接で必要とされる「自己分析」をしっかりと行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。
面接試験は筆記試験よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
面接の過去問は『【これで面接対策は大丈夫!】新潟市教員採用試験の面接質問』で公開しています。
今回は以上です。
その他、新潟市教員採用試験の内容はこちらの記事を参考にしてください。

