教員採用試験を効率よく対策していくには、過去問がとても重要です。
知らない方もいると思いますが、過去問の使い方次第で大きく差がつくんですよね…。
本記事では、名古屋市教員採用試験の過去問をまとめています。
過去問の使い方(活用法)も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
*合格に向けて準備を始めたい方は「対策ガイド2024|名古屋市教員採用試験とは?内容と傾向を解説」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
名古屋市教員採用試験の過去問
名古屋市教員採用試験の過去問をまとめています。
過去問の使い方(活用法)も後述しているので、ぜひ参考にしてください。
総合教養(教職・一般教養)
令和6年度 | 問題・解答(PDF) |
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令和5年度 | 問題・解答(PDF) |
令和4年度 | 問題・解答(PDF) |
名古屋市教員採用試験の総合教養について、出題傾向や勉強方法を次の記事で解説しています。

専門教科
専門教科の過去問は、名古屋市役所西庁舎1階「市民情報センター」で閲覧・コピーできます。また、教科によっては協同出版の過去問シリーズを使うのもオススメです。
小学校 | 名古屋市の小学校教諭過去問 |
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中学校・高校 国語 | 名古屋市の国語科過去問 |
中学校・高校 社会 | 名古屋市の社会科過去問 |
中学校・高校 数学 | 名古屋市の数学科過去問 |
中学校・高校 理科 | 名古屋市の理科過去問 |
中学校・高校 音楽 | 名古屋市の音楽科過去問 |
中学校・高校 保健体育 | 名古屋市の保健体育科過去問 |
中学校・高校 家庭 | 名古屋市の家庭科過去問 |
中学校・高校 英語 | 名古屋市の英語科過去問 |
特別支援学校 | 名古屋市の特別支援学校教諭過去問 |
養護教諭 | 名古屋市の養護教諭過去問 |
専門教科の勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。

小論文
「バランス」という言葉から想起されるテーマを設定し、あなた自身の具体的な体験と教育観を関わらせて論述しなさい。
名古屋市教員採用試験の小論文について、詳しくは次の記事で解説しています。

集団面接
- これまでの経験の中で「一生懸命に取り組んだこと」について思い出してください。それは、どんな場面でしたか。また、そのときに感じた気持ちはどうでしたか。一人ずつ30秒で発表してください。
- 話し合いや模擬指導を通して新たに気付いた視点は何ですか。
- 模擬指導であと少し時間があったら、どんなことを付け加えますか。
- 教師として指導を行った結果、逆効果となった場合はどうしますか。
- 保護者が「教師の指導に不満がある」と連絡してきた場合はどうしますか。
名古屋市教員採用試験の集団面接について、詳しくは次の記事で解説しています。

個人面接
- いじめの定義を述べてください。また、いじめの認知件数が低い原因は何だと考えますか。
- 「キャリア教育」について、学習指導要領の総則では、どのように定めてありますか。
- 主体的・対話的で深い学びとは、どのような学習ですか。
- 学習指導案を作成する上で、どのような点に留意しますか。
- 「ナゴヤ子ども応援大網」には、どのようなことが触れられていますか。
名古屋市教員採用試験の個人面接について、詳しくは次の記事で解説しています。

名古屋市教員採用試験 過去問の使い方(活用法)
『過去問は腕試しとして最後に使う』と思っていませんか?
結論をいうと、過去問は勉強をはじめる前に使いましょう。
ここでは、過去問の使い方(活用法)を解説します。
分析して出題傾向を把握する
これが1番の使い道です。
先日、こんなポスト(ツイート)をしました。
最近思うけど、どんなに頑張っても「正しい勉強」をしないと点数は取れないですよね。
わかりやすい例だと参考書の使い方。未だに「1ページ目」から勉強している人を見かけるけど、そこ出るの?と問いたい。一方である単元だけボロボロの人はちゃんと意味を持って勉強しているんだなって思う←重要!
— 福永 真@教職コンサルタント (@kyosai365) April 25, 2020
最近思うけど、どんなに頑張っても「正しい勉強」をしないと点数は取れないですよね。
わかりやすい例だと参考書の使い方。未だに「1ページ目」から勉強している人を見かけるけど、そこ出るの?と問いたい。一方である単元だけボロボロの人はちゃんと意味を持って勉強しているんだなって思う←重要!
もっと簡単にいえば、「どの科目・分野から勉強するのか」知りましょう!ってことです。
たとえば、自然科学の生物を勉強するなら、植物分野(細胞や遺伝)よりも動物分野(血液や人体)に時間をかけた方が効率的。

このように、直近5年間で4回も出題がありますね。一方で、植物の世界からはたった2回しか出ていません。
無駄な時間や労力を使わないためにも、過去問から出題傾向を汲み取り効率よく勉強を始めましょう。
名古屋市教員採用試験の総合教養について、次の記事で10年分の出題傾向をまとめています。ぜひ、参考にしてください。

合格点まで勉強計画を練れる
最初に過去問を解けば、現時点での実力(どのくらい頑張れば合格できるのか)を把握できます。
その点数によって、次のような合格点を取るまでの勉強計画を練ってみましょう。
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服
基礎学力がないのに難しい参考書や問題集を使ったり、合格できる学力はあるのに簡単なテキストを使ったりといったミスマッチは時間の無駄です。
学習計画を立てるためにも、過去問が使えるのです。
教員採用試験の勉強スケジュールについて、次の記事で詳しく解説しています。

戦略を立てる
戦略といえば大袈裟に聞こえますが、要は「どの科目から解き始めるか?」ということ。
たとえば一般教養の問題が、
- 国語(文章読解)
- 英語(文章読解)
- 日本史(江戸時代)
- 数学(図形の計量)
- 地学(地震)
という順番で毎年出ていたら、1→2→3→4→5の順番で解いていくでしょうか?
そういう人もいるかもですが、時間配分を考えれば3→5→1→4→2といった解きやすい順番(科目)でやるべきです。
問題の順番が大きく入れ替わることは稀なので、過去問を解いて「どの順番(科目)から手をつけるか」戦略を立てておきましょう。

特に総合教養は40分で36問なので、時間配分がかなり重要です!
教員採用試験の過去問について、次の記事でも詳しく解説しています。


名古屋市教員採用試験の過去問は上手に使おう!
過去問は最後の仕上げとして使う人は一定数いますが、過去問は最後ではなく最初に使うことが重要です。
最初に過去問を使うことで、出題傾向がわかります。
これらの出題傾向がわからないことには、何を、どこを勉強すればいいかわかりませんよね。
闇雲に勉強することは、無駄な時間を使っているだけなので注意してください。
その他、名古屋市教員採用試験の試験情報はこちら。