福岡市教員採用試験の個人面接対策に取り組むにあたり、「何から始めたら良いのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、福岡市教員採用試験の面接で過去に出題された質問を紹介。また、面接の傾向や評価を上げるためのコツについても解説します。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。過去問を早いうちに確認して自己分析や志望動機の整理を行い、自分オリジナルの回答を練っていきましょう。
- 過去に問われた質問139個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。

福岡市教員採用試験の面接試験ではどんな質問がされるのか?
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
あらかじめ質問内容がわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
ここでは、実際に福岡市教員採用試験を受験してきた方々(様々な校種・教科)から集めた質問内容を抜粋してまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
個人面接の質問
- 福岡市を志望する理由は何ですか。
- 関心のある教育問題は何ですか。
- 困りごとがあったときはどうやって解決していますか。
- 教員を目指したのはいつからですか。
- 理想の教師像を教えてください。
- 体罰についてどう思いますか。
- 自分のアピールポイントは何ですか。
- どのような学級経営を行いたいですか。
- 苦手なタイプはどんな人ですか。
- 不登校の学生にはどのように対応しますか。
- 子供に最も伝えたいことは何ですか。
- 人権問題で気になることはありますか。
- 人権感覚を磨くためにしていることはありますか。
- 最近失敗したことはありますか。
- ストレス解消法はありますか。
なお、ここには掲載できなかった個人面接の質問は福岡市教員採用試験の面接対策!過去の質問内容と模範解答でも公開しています。たくさん練習したい方は、ぜひ参考にしてください。
福岡市教員採用試験の面接試験はどんな傾向?
試験時間 | 20分 |
面接官 | 3人 |
形式 | 個人面接 (コンピテンシー評価型) |
面接試験(個人面接)では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中しやすく、自分をアピールしやすいという利点があります。
求める教師像
福岡市教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(福岡市)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
福岡市が求める教師像は以下のとおりです。
- 向上心を持ち、子どもの学ぶ意欲と学力を高める学習指導ができる教員
- 人権感覚にあふれ、子ども理解に基づいたあたたかい生徒指導ができる教員
- 危機管理意識を持ち、子どもの生命や身体の安全を確保できる教員
- 協調性を持ち、同僚や保護者・地域等と協働しながら教育活動を推進できる教員
- 社会性を備え、法令を遵守しながら体罰や飲酒運転等の不祥事を根絶できる教員



「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
事前提出する自己PRシートが大事
自己PRシート(面接カード)とは、面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。


- 教員を志した動機
- 福岡市を志願した理由
- 教員にとって一番大切だと思うもの及びその理由
- 学校で活かせると思う得意分野やPRしたいこれまでの経験
- これまでの経験で苦労したことや失敗したこと。また、その経験を踏まえて学んだことや心がけていること
自己PRシートは面接官があらかじめ受験者の情報を把握しておくためのものであり、面接での質問や評価の基準にも影響します。
そのため、自己PRシートを作成する際には、今までの経歴や志望動機を明確にし、自己PRも具体的でわかりやすいものにすることが大切。また、文面だけでなく、フォントやレイアウトなども整え、清潔感のあるものに仕上げることも重要です。
なお、作成時のポイントや書き方を教員採用試験の面接カードはどう書く?自己PRと志望動機の作り方で解説しています。
形式はコンピテンシー評価型
自己PRシートに書いてあること以外からも当然質問がくるため、面接練習は必要です。
福岡市では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いと思いますが、この面接形式は、結果や成果にとどまらず、その達成までのプロセスに着目し、受験者の行動特性を評価することを目的としています。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、以下のような追質問がされることがあります。
- なぜ家庭教師をしようと思ったのですか?
- どんな子どもたちを教えていたのですか?
- 苦労(工夫)した点はありましたか?
このように、これまでの経験や体験について掘り下げる面接形式であるため、しっかりと準備しておく必要があるのです。これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。
なお、コンピテンシー評価型面接の特徴やどんな感じに質問を深堀されるのか(質問技法)は福岡市教員採用試験の面接対策!過去の質問内容と模範解答で解説しています。
福岡市教員採用試験の面接で受かる人の特徴は?
結論からいうと、面接で受かる人は以下の特徴を持った人です。
- 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
- 将来性や伸びしろがある
- 教員としての適性が感じられる
面接において、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝した実績が必要だ」というような内容に拘わりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もし面接官として、受験者が素晴らしいことを言っているのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりしていたらどう感じますか?そのような受験者を採用したいと思います?
僕なら、その受験者が筆記試験で満点を取っていたとしても、留学経験や難関資格をたくさん持っていたとしても、そんな人を採用したいとは思いません。それよりも、一生懸命に取り組みながらも明るく大きな声で自分の言葉で話している人を採用したいと思います。
なので、面接で受かりたいのであれば、話す内容だけに時間をかけるのではなく、どのように振る舞い、話し方をすることで受け入れられるかにも時間を費やすことが必要です。
当然、これらの要素を1人で判断することはできません。必ず第三者に協力してもらい、面接で受かるためのポイントを学ぶよう努めましょう。なお、面接でのNGポイントなどを教員採用試験の面接で落ちる人・受かる人の特徴は?合格・不合格サインを徹底解説で解説しています。あわせて確認してみてください。
まとめ|福岡市教員採用試験の面接で落ちないために必要なこと
今回は、福岡市教員採用試験の面接試験における過去の質問内容や傾向を解説しました。
面接試験は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。
不合格にならないためには、面接で必要とされる「自己分析」をしっかりと行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。
面接試験は筆記試験よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
- 過去に問われた質問139個
- コンピテンシー評価型面接の特徴と質問技法
- 受験者の9割が回答に困る質問と模範回答
これらを集約したnoteを公開しています!大手予備校や塾が書きたがらないようなリアルな情報もふんだんに盛り込んでいるので、効率よく面接対策を進めたい方はぜひ役立ててください。