- 大分県教員採用試験の倍率が高いか、低いか
- 大分県教員採用試験の「校種・教科別」倍率推移
受験者にとって気になるデータの一つ「受験倍率」。
低ければ、『受かるかも!』と舞い上がり、逆に高いと『絶望』する。気になったから検索しただけなのに、その数字を見て一喜一憂してしまう…。恐らく受験者の90%が思うことです。
はたして、大分県教員採用試験の倍率は高いのか?低いのか? どちらでしょうか。
結論をいうと、校種や教科によって高低差はありますが、大分県教員採用試験の倍率は低いです。
本記事では、令和2年度から令和5年度までの倍率を校種・教科別にまとめています。実施状況を把握して、合格に向けた準備を始めましょう。
大分県教員採用試験の倍率は低い(高い)のか
結論、大分県教員採用試験の倍率は低いです。
2022年に実施された令和5年度採用試験の結果は、全校種・教科を合わせて2.8倍で、全国平均3.1倍を下回っています。

この結果は全66自治体のうち25番目の低さでした。
このことから、比較的倍率の低い自治体といえるでしょう。
とはいえ、全体的に倍率が低いといっても、すべての校種・教科で高いとは限りません。次の章では、校種・教科それぞれの倍率をまとめています、確認してみましょう。
大分県教員採用試験の倍率|教科別
ここでは、令和2年度から令和5年度までの大分県教員採用試験の倍率を教科別にまとめています。
小学校(小中共通)
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 366 | 173 | 2.1 |
令和2年度 (2019年) | 332 | 200 | 1.7 |
令和3年度 (2020年) | 271 | 199 | 1.4 |
令和4年度 (2021年) | 254 | 193 | 1.3 |
令和5年度 (2022年) | 198 | 159 | 1.2 |
なお、令和5年度の全国平均は2.1倍です。詳しくは【最低倍率を更新】教員採用試験(小学校教諭)の結果一覧でまとめています。
中学校
国語 社会 数学 理科 英語
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 41 | 22 | 1.9 |
令和2年度 (2019年) | 37 | 12 | 3.1 |
令和3年度 (2020年) | 37 | 13 | 2.8 |
令和4年度 (2021年) | 37 | 15 | 2.5 |
令和5年度 (2022年) | 36 | 16 | 2.3 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
音楽 美術 保健体育 技術 家庭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 24 | 3 | 8.0 |
令和2年度 (2019年) | 39 | 6 | 6.5 |
令和3年度 (2020年) | 39 | 8 | 4.9 |
令和4年度 (2021年) | 35 | 8 | 4.4 |
令和5年度 (2022年) | 37 | 8 | 4.6 |
なお、令和5年度の全国平均は3.6倍です。詳しくは【音楽の先生になるのは難しい?】中学校・高校「音楽」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
高等学校
国語 地理歴史 公民 数学 理科 保健体育
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 36 | 6 | 6.0 |
令和2年度 (2019年) | 44 | 7 | 6.3 |
令和3年度 (2020年) | 43 | 6 | 7.2 |
令和4年度 (2021年) | 36 | 2 | 18.0 |
令和5年度 (2022年) | 28 | 3 | 9.3 |
なお、令和5年度の全国平均は4.2倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
家庭 英語 音楽 美術 商業 情報
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 15 | 4 | 3.8 |
令和2年度 (2019年) | 6 | 2 | 3.0 |
令和3年度 (2020年) | 8 | 2 | 4.0 |
令和4年度 (2021年) | 5 | 1 | 5.0 |
令和5年度 (2022年) | 9 | 1 | 9.0 |
なお、令和5年度の全国平均は3.9倍です。詳しくは【家庭科の先生になるのは難しい?】中学校・高校「家庭」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
書道 農業 工業 福祉 水産
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 21 | 1 | 21.0 |
令和2年度 (2019年) | 16 | 1 | 16.0 |
令和3年度 (2020年) | 11 | 1 | 11.0 |
令和4年度 (2021年) | 8 | 1 | 8.0 |
令和5年度 (2022年) | 12 | 1 | 12.0 |
特別支援学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 39 | 10 | 3.9 |
令和2年度 (2019年) | 42 | 16 | 2.6 |
令和3年度 (2020年) | 36 | 14 | 2.6 |
令和4年度 (2021年) | 31 | 23 | 1.3 |
令和5年度 (2022年) | 27 | 23 | 1.2 |
なお、令和5年度の全国平均は2.4倍です。詳しくは【特支の先生になるのは難しい?】特別支援学校教諭の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
養護教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 94 | 17 | 5.5 |
令和2年度 (2019年) | 98 | 16 | 6.1 |
令和3年度 (2020年) | 114 | 27 | 4.2 |
令和4年度 (2021年) | 103 | 17 | 6.1 |
令和5年度 (2022年) | 91 | 17 | 5.4 |
なお、令和5年度の全国平均は6.9倍です。詳しくは【2023年】教員採用試験「養護教諭」の倍率一覧【都道府県別】でまとめています。
栄養教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 23 | 2 | 11.5 |
令和2年度 (2019年) | 18 | 3 | 6.0 |
令和3年度 (2020年) | 29 | 6 | 4.8 |
令和4年度 (2021年) | 22 | 5 | 4.4 |
令和5年度 (2022年) | 31 | 5 | 6.2 |
なお、令和5年度の全国平均は8.0倍です。詳しくは【栄養の先生になるのは難しい?】教員採用試験「栄養教諭」の倍率一覧でまとめています。
まとめ|大分県教員採用試験の倍率は低下傾向
今回は、大分県教員採用試験の倍率を紹介しました。再度まとめると、大分県教員採用試験の倍率は低い傾向にあります。
倍率=難易度とはなりませんが、一昔前に比べると合格しやすくなっていると言えるでしょう。とはいえ、何も対策せずに合格することはできません。
試験に向けて効率的に対策するには、試験内容をしっかり理解し、過去の出題傾向を把握することが大切です。
以上を参考に、大分県教員採用試験の合格に向けて対策を始めましょう。
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