受験者にとって気になるデータの一つ「受験倍率」。
低ければ、『受かるかも!』と舞い上がり、逆に高いと『絶望』する。気になったから検索しただけなのに、その数字を見て一喜一憂してしまう…。恐らく受験者の90%が思うことです。
はたして、鹿児島県教員採用試験の倍率は高いのか?低いのか? どちらでしょうか。
結論をいうと、校種や教科によって高低差はありますが鹿児島県教員採用試験の倍率は低いです。
そこで本記事では、令和2年度から令和5年度までの倍率を校種・教科別にまとめています。実施状況を把握して、合格に向けた準備を始めましょう。
鹿児島県教員採用試験の倍率は高い?低い?
鹿児島県教員採用試験の倍率は低いです。
2022年に実施された令和5年度採用試験の結果は、全校種・教科を合わせて2.4倍で、全国平均3.1倍を大きく下回っています。
校種 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
小学校 | 403 | 303 | 1.3 |
中学校 | 398 | 153 | 2.6 |
高等学校 | 319 | 44 | 7.3 |
特別支援 | 133 | 45 | 3.0 |
養護教諭 | 84 | 25 | 3.4 |
栄養教諭 | 63 | 2 | 31.5 |
合計 | 1,400 | 574 | 2.4 |
また、この結果は【うかりやすい自治体は?】教員採用試験の倍率ランキングによると、全66自治体のうち12番の低さでした。
このことから、比較的倍率の低い自治体といえるでしょう。なお、全国の教員採用試験の倍率一覧をこちらの記事でまとめています。他自治体の結果も知りたい人は参考にしてください。
鹿児島県教員採用試験の倍率|教科別
ここでは、令和2年度から令和5年度までの鹿児島県教員採用試験の倍率を教科別にまとめています。
小学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 698 | 165 | 4.2 |
令和2年度 (2019年) | 650 | 254 | 2.6 |
令和3年度 (2020年) | 581 | 274 | 2.1 |
令和4年度 (2021年) | 495 | 284 | 1.7 |
令和5年度 (2022年) | 403 | 303 | 1.3 |
なお、令和5年度の全国平均は2.1倍です。小学校教員採用試験の倍率(全国一覧)はこちらの記事を参考にしてください。
中学校
※令和5年度の受験者数は非公開
国語 社会 数学 理科 英語
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 62 | 6 | 10.3 |
令和2年度 (2019年) | 49 | 9 | 5.4 |
令和3年度 (2020年) | 55 | 15 | 3.7 |
令和4年度 (2021年) | 64 | 11 | 5.8 |
令和5年度 (2022年) | 24 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
音楽 美術 保健体育 技術 家庭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 30 | 3 | 10.0 |
令和2年度 (2019年) | 29 | 5 | 5.8 |
令和3年度 (2020年) | 24 | 6 | 4.0 |
令和4年度 (2021年) | 26 | 6 | 4.3 |
令和5年度 (2022年) | 9 |
なお、令和5年度の全国平均は3.6倍です。詳しくは【音楽の先生になるのは難しい?】中学校・高校「音楽」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
高等学校
※令和5年度の受験者数は非公開
国語 地理歴史 公民 数学 理科 保健体育
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 52 | 4 | 13.0 |
令和2年度 (2019年) | 36 | 4 | 9.0 |
令和3年度 (2020年) | 38 | 4 | 9.5 |
令和4年度 (2021年) | 34 | 3 | 11.3 |
令和5年度 (2022年) | 2 |
なお、令和5年度の全国平均は4.2倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
家庭 英語 音楽 美術 商業 情報
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 23 | 3 | 7.7 |
令和2年度 (2019年) | 20 | 4 | 5.0 |
令和3年度 (2020年) | 20 | 4 | 5.0 |
令和4年度 (2021年) | 18 | 4 | 4.5 |
令和5年度 (2022年) | 5 |
なお、令和5年度の全国平均は3.9倍です。詳しくは【家庭科の先生になるのは難しい?】中学校・高校「家庭」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
書道 農業 工業 福祉 看護 水産
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | – | – | – |
令和2年度 (2019年) | – | – | – |
令和3年度 (2020年) | – | – | – |
令和4年度 (2021年) | – | – | – |
令和5年度 (2022年) | 1 |
特別支援学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 59 | 16 | 3.7 |
令和2年度 (2019年) | 54 | 13 | 4.2 |
令和3年度 (2020年) | 61 | 13 | 4.7 |
令和4年度 (2021年) | 48 | 20 | 2.4 |
令和5年度 (2022年) | 133 | 45 | 3.0 |
なお、令和5年度の全国平均は2.4倍です。詳しくは【特支の先生になるのは難しい?】特別支援学校教諭の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
養護教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 97 | 26 | 3.7 |
令和2年度 (2019年) | 70 | 25 | 2.8 |
令和3年度 (2020年) | 76 | 25 | 3.0 |
令和4年度 (2021年) | 87 | 24 | 3.6 |
令和5年度 (2022年) | 84 | 25 | 3.4 |
なお、令和5年度の全国平均は6.9倍です。詳しくは【2023年】教員採用試験「養護教諭」の倍率一覧【都道府県別】でまとめています。
栄養教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 59 | 5 | 11.8 |
令和2年度 (2019年) | 68 | 4 | 17.0 |
令和3年度 (2020年) | 62 | 7 | 8.9 |
令和4年度 (2021年) | 47 | 8 | 5.9 |
令和5年度 (2022年) | 63 | 2 | 31.5 |
なお、令和5年度の全国平均は8.0倍です。詳しくは【栄養の先生になるのは難しい?】教員採用試験「栄養教諭」の倍率一覧でまとめています。
まとめ|鹿児島県教員採用試験の倍率は低下傾向
今回は、鹿児島県教員採用試験の倍率を紹介しました。再度まとめると、鹿児島県教員採用試験の倍率は低い傾向にあります。
倍率=難易度とはなりませんが、一昔前に比べると合格しやすくなっていると言えるでしょう。とはいえ、何も対策せずに合格することはできません。
試験に向けて効率的に対策するには、試験内容をしっかり理解し、過去の出題傾向を把握することが大切です。
以上を参考に、鹿児島県教員採用試験の合格に向けて対策を始めましょう。