新潟市教員採用試験の倍率は、受験者にとって気になるデータの一つです。
そこで本記事では、それぞれの校種・教科別に、過去から現在までの倍率をまとめています。最新の試験概要や合格に向けた対策ポイントについても解説しているので、ぜひ役立ててくださいね。
【令和6年度(2023年実施)】新潟市教員採用試験の概要
新潟市教員採用試験は、新潟市内の公立学校で働く正規教員を決める公務員試験のひとつです。
まずは、どんな試験なのか概要を紹介します。
主な変更点
- 栄養教諭を採用します。
- 二次試験の模擬授業を実施しません。
- 二次試験で集団面接を実施します。
- 特別支援学校教諭の免許取得者(見込み)への加点を増加。
- 高等学校「情報」の免許取得者(見込み)への加点を増加。
受験資格
以下の3つを満たしていることが条件となります。
関連記事:【都道府県一覧】教員採用試験の年齢制限は何歳まで?【40代でもOK】
採用人数
令和6年度(2023年実施)に採用を予定している校種・教科と人数は以下のとおりです。
小学校 | – | 95人 |
---|---|---|
中高共通 | 国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語 | 60人 |
特別支援学校 | – | 10人 |
養護教諭 | – | 6人 |
栄養教諭 | – | 1人 |
試験日程
一次試験日 | 令和5年7月2日(日) |
---|---|
二次試験日 | 令和5年8月19日(土)、20日(日) |
詳しい流れや併願などについては【令和6年度】新潟市教員採用試験の日程は?併願や対策方法も紹介でまとめています。
試験内容
新潟市教員採用試験は、筆記の他に、面接や実技試験など幅広い試験が課せられています。
一次試験 | 筆記検査Ⅰ (一般教養・教職に関するもの) |
---|---|
筆記検査Ⅱ (教科に関する専門試験) | |
実技試験 (音楽、美術、保体、技術、家庭) | |
二次試験 | 個人面接 (場面指導を含む) |
集団面接 |
【教科別】新潟市教員採用試験の倍率推移
ここでは新潟市教員採用試験の倍率推移を校種・教科別にまとめています。
全体結果
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 345 | 141 | 2.4 |
令和2年度 (2019年) | 494 | 146 | 3.4 |
令和3年度 (2020年) | 489 | 140 | 3.5 |
令和4年度 (2021年) | 399 | 181 | 2.2 |
令和5年度 (2022年) | 380 | 190 | 2.0 |
関連記事:全自治体の倍率を【全国一覧】教員採用試験の倍率推移を都道府県別・教科別でまとめています。
小学校
採用年度 (受験年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 155 | 86 | 1.8 |
令和2年度 (2019年) | 210 | 86 | 2.4 |
令和3年度 (2020年) | 196 | 83 | 2.4 |
令和4年度 (2021年) | 166 | 104 | 1.6 |
令和5年度 (2022年) | 168 | 110 | 1.5 |
関連記事:全自治体の倍率を【最低倍率を更新】教員採用試験(小学校教諭)の結果一覧でまとめています。
中学校
採用年度 (受験年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 9 | 7 | 1.3 |
令和2年度 (2019年) | 18 | 7 | 2.6 |
令和3年度 (2020年) | 23 | 11 | 2.1 |
令和4年度 (2021年) | 17 | 8 | 2.1 |
令和5年度 (2022年) | 18 | 9 | 2.0 |
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特別支援学校
採用年度 (受験年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 13 | 5 | 2.6 |
令和2年度 (2019年) | 12 | 6 | 2.0 |
令和3年度 (2020年) | 12 | 6 | 2.0 |
令和4年度 (2021年) | 21 | 8 | 2.6 |
令和5年度 (2022年) | 16 | 7 | 2.3 |
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養護教諭
採用年度 (受験年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 43 | 13 | 3.3 |
令和2年度 (2019年) | 59 | 10 | 5.9 |
令和3年度 (2020年) | 62 | 8 | 7.8 |
令和4年度 (2021年) | 52 | 15 | 3.5 |
令和5年度 (2022年) | 42 | 8 | 5.3 |
関連記事:全自治体の倍率を【2023年】教員採用試験「養護教諭」の倍率一覧【都道府県別】でまとめています。
栄養教諭
採用年度 (受験年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | – | – | – |
令和2年度 (2019年) | 12 | 2 | 6.0 |
令和3年度 (2020年) | 13 | 1 | 13.0 |
令和4年度 (2021年) | – | – | – |
令和5年度 (2022年) | – | – | – |
関連記事:全自治体の倍率を【栄養の先生になるのは難しい?】教員採用試験「栄養教諭」の倍率一覧でまとめています。
【対策】新潟市教員採用試験に合格するには?
新潟市教員採用試験の倍率がわかったら、合格に向けて対策を始めましょう。これから対策を始めるためのポイントを3つ紹介します。
一般教養・教職を効率よく勉強する
一次試験にある筆記検査Ⅰ(一般教養・教職に関するもの)は試験科目・範囲が膨大です。そのため、攻略するのに多くの時間がかかってしまいます。
やみくもに勉強するのではなく、出題傾向を理解して効率よく対策することがポイントです。
詳しい試験科目や出題傾向を【新潟市教員採用試験の勉強法】教職・一般教養の試験科目と出題傾向で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
面接対策に時間を使う
あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。
しかし、新潟市教員採用試験に最終合格するには個人面接で好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。
面接では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。面接試験の傾向や対策方法は【過去問あり】教員採用試験の面接対策はいつから?頻出質問や内容を解説を参考にしてください。
以上のように、新潟市教員採用試験に合格するためには、効率的な勉強方法を取り入れると同時に、面接対策にも時間をかけて取り組むことが大切です。
まとめ|新潟市教員採用試験の倍率は低下傾向
今回は、新潟市教員採用試験の倍率と合格への近道を紹介しました。再度まとめると、新潟市教員採用試験の倍率は低下傾向にあります。
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 345 | 141 | 2.4 |
令和2年度 (2019年) | 494 | 146 | 3.4 |
令和3年度 (2020年) | 489 | 140 | 3.5 |
令和4年度 (2021年) | 399 | 181 | 2.2 |
令和5年度 (2022年) | 380 | 190 | 2.0 |
倍率=難易度とはなりませんが、一昔前に比べると合格しやすくなっていると言えるでしょう。しかし、試験内容は幅広く、面接試験の結果が重要視されるため、何も対策せずに合格することはできません。
試験に向けて効率的に対策するには、試験内容をしっかり理解し、過去の出題傾向を把握することが大切です。
以上を参考に、新潟市教員採用試験の合格に向けて対策を始めましょう。