
・福岡市教員採用試験の倍率はどれくらいなの?
・福岡市教員採用試験に合格するにはどうすればいい?
こんな悩みを解決します!
- 【最新】令和5年度(2022年実施)の倍率
- 【過去】倍率推移(教科別)
- 【対策】合格するためのポイント
福岡市教員採用試験の倍率は、受験者にとって気になるデータの一つです。
そこで本記事では、最新の令和5年度(2022年実施)の倍率や過去の倍率推移を教科別に紹介するとともに、合格するためのポイントについても解説しています。
福岡市の教員になりたい方は、本記事を参考にして試験対策を始めてください。


福岡市教員採用試験の倍率
福岡市教員採用試験は、福岡市教育委員会が実施する公務員試験の一つで、福岡市内の公立学校で働く教員を募集するために行われます。
最新の倍率(令和5年度)
2022年に実施された令和5年度の採用試験の倍率は、全校種・教科を合わせて2.0倍でした。これは前年度の2.2倍から少し下がり、過去最低を記録しています。
校種 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
小学校 | 502 | 320 | 1.6 |
中学校 | 471 | 201 | 2.3 |
高等学校 | 44 | 8 | 5.5 |
特別支援 | 78 | 50 | 1.6 |
養護教諭 | 93 | 12 | 7.8 |
栄養教諭 | 24 | 1 | 24.0 |
合計 | 1,212 | 592 | 2.0 |



【うかりやすい自治体は?】教員採用試験の倍率ランキング!低い(高い)県まとめによれば、66自治体のうち3番目の低さでした!
過去の倍率推移(校種・教科別)
ここでは福岡市教員採用試験の倍率推移を校種・教科別にまとめています。
全体(全校種の合計)
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 1,818 | 293 | 6.2 |
令和2年度 (2019年) | 1,434 | 381 | 3.8 |
令和3年度 (2020年) | 1,358 | 591 | 2.3 |
令和4年度 (2021年) | 1,331 | 610 | 2.2 |
令和5年度 (2022年) | 1,212 | 592 | 2.0 |
小学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 693 | 152 | 4.6 |
令和2年度 (2019年) | 595 | 185 | 3.2 |
令和3年度 (2020年) | 591 | 319 | 1.9 |
令和4年度 (2021年) | 526 | 320 | 1.6 |
令和5年度 (2022年) | 502 | 320 | 1.6 |
なお、令和5年度の全国平均は2.1倍です。小学校教員採用試験の倍率(全国一覧)はこちらの記事を参考にしてください。
中学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 62 | 4 | 15.5 |
令和2年度 (2019年) | 57 | 15 | 3.8 |
令和3年度 (2020年) | 62 | 34 | 1.8 |
令和4年度 (2021年) | 50 | 31 | 1.6 |
令和5年度 (2022年) | 40 | 23 | 1.7 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
高等学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 8 | 1 | 8.0 |
令和2年度 (2019年) | – | – | – |
令和3年度 (2020年) | 6 | 3 | 2.0 |
令和4年度 (2021年) | 15 | 2 | 7.5 |
令和5年度 (2022年) | 7 | 1 | 7.0 |
なお、令和5年度の全国平均は2.6倍です。詳しくは【国語の先生になるのは難しい?】中学校・高校「国語」の倍率一覧|教員採用試験でまとめています。
特別支援学校
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 93 | 31 | 3.0 |
令和2年度 (2019年) | 57 | 23 | 2.5 |
令和3年度 (2020年) | 49 | 33 | 1.5 |
令和4年度 (2021年) | 47 | 28 | 1.7 |
令和5年度 (2022年) | 42 | 26 | 1.6 |
日本語教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 19 | 2 | 9.5 |
令和2年度 (2019年) | 11 | 1 | 11.0 |
令和3年度 (2020年) | – | – | – |
令和4年度 (2021年) | – | – | – |
令和5年度 (2022年) | – | – | – |
養護教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 102 | 3 | 34.0 |
令和2年度 (2019年) | 82 | 6 | 13.7 |
令和3年度 (2020年) | 89 | 14 | 6.4 |
令和4年度 (2021年) | 88 | 18 | 4.9 |
令和5年度 (2022年) | 93 | 12 | 7.8 |
栄養教諭
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 43 | 9 | 4.8 |
令和2年度 (2019年) | 47 | 13 | 3.6 |
令和3年度 (2020年) | 28 | 2 | 14.0 |
令和4年度 (2021年) | 24 | 1 | 24.0 |
令和5年度 (2022年) | 24 | 1 | 24.0 |
福岡市教員採用試験に合格するための対策方法
福岡市教員採用試験の倍率は、全国でもワースト3に入るくらい低いですが、合格するためにはしっかりとした対策が必要です。
これから対策を始めるためのポイントを3つ紹介します。
試験内容の把握
- 筆記試験(教職・一般教養、教科専門)
- 個人面接
- 模擬授業
- 実技試験
福岡市教員採用試験は、筆記の他に、面接や実技試験など幅広い試験が課せられています。
とくに、一次試験にある教職・一般教養は試験科目が10以上と多く・出題範囲も膨大なため、やみくもに勉強するのではなく、出題傾向を理解して効率よく対策することがポイントです。
詳しい内容は【勉強法】福岡市教員採用試験の教職・一般教養とは?出題傾向や試験科目で解説しています。
学習スケジュールを組む
教員採用試験で落ちる理由として「ノープランで対策していた」という人は多いです。
先ほど紹介したように、試験内容は筆記試験だけではありません。そのため、計画を立てずに対策することはNGです。
まずは試験日程を把握しましょう。そうすれば、試験日から逆算して計画を組むことができるので効率よく勉強を進めることができますよ。
詳しい試験日程は【令和6年度】福岡市教員採用試験の日程は?併願や対策方法を解説でまとめています。
面接対策に時間を使う
あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。
しかし、福岡市教員採用試験に最終合格するには個人面接で好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。
面接では、自分自身の強みや魅力を的確にアピールできるように面接練習を行い、自分自身を客観的に見つめ直すことが大切です。
面接試験の傾向や対策方法は福岡市教員採用試験の面接対策は何から始める?過去の質問と傾向で解説しています。
まとめ|福岡市教員採用試験の倍率は低下傾向
今回は、福岡市教員採用試験の倍率と合格への近道を紹介しました。再度まとめると、福岡市教員採用試験の倍率は低下傾向にあります。
採用年度 (実施年) | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
平成31年度 (2018年) | 1,818 | 293 | 6.2 |
令和2年度 (2019年) | 1,434 | 381 | 3.8 |
令和3年度 (2020年) | 1,358 | 591 | 2.3 |
令和4年度 (2021年) | 1,331 | 610 | 2.2 |
令和5年度 (2022年) | 1,212 | 592 | 2.0 |
倍率=難易度とはなりませんが、一昔前に比べると合格しやすくなっていると言えるでしょう。しかし、試験内容は幅広く、面接試験の結果が重要視されるため、何も対策せずに合格することはできません。
試験に向けて効率的に対策するには、試験内容をしっかり理解し、過去の出題傾向を把握することが大切です。
以上を参考に、福岡市教員採用試験の合格に向けて対策を始めましょう。
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